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京本side
北斗と樹が楽屋を出て行った後、俺はまだ痛む頬を抑えた。
こち「痛む?ほっぺ」
大「大丈夫。別になんとも」
ジェ「なんともって…赤くなってるよ」
慎「そうだよ。冷やす?」
大「いや、いい。樹が戻ってきた時俺が頬を冷やしてたら罪悪感えぐいだろうから」
慎「すでにえぐそうだけどね笑」
笑いながら、みんなの顔を伺う。みんな、どこかそっけない。きっと北斗と樹のことを心配しているんだ。
頬の痛みすぐ治るといいな、と思っていたら楽屋に北斗と樹が帰ってきた。
樹は泣いていた。
慎「…!」
こち「樹…」
みんなが樹に注目している。
北「樹、話したいことがあるんだよね?」
北斗にそう言われ、樹は顔を上げた。
樹「これから話すことは、誰にも言わないで。スタッフさんにも、マネージャーにも。」
ジェ「わかった」
ジェシーが応答した後みんなも頷いた。俺も頷いた。樹は拳を握り締めながら、ポツリポツリと話し出した。
樹「俺、3ヶ月前からレギュラーの番組があったじゃん。そのプロデューサーさんとディレクターさんがなかなか酷くて笑笑
危険な企画をやらせるわ、セクハラパワハラとなる発言を男女問わずずっとするわ、挙げ句の果てには収録中にディレクターが気に入らないと感じたら、即カットからの説教タイム。説教の間はずっと正座をして聞かなきゃいけない。反論したら切られる。その人結構位高いから嫌われたらやばいんだよねー笑
だからずっと耐えようと思ってたんだけど。耐えられなかったんだ。家に帰るたびに北斗は俺のことを温かく迎えてくれる。それが怖かった。もし、北斗の優しさに甘えて俺のストレスを全部北斗にぶつけてしまったら。北斗のことを傷つけてしまったら。…手を出してしまったら。そんなことを考えるようになって、俺は北斗を避けるようになった。でも、結果的に北斗を傷つけてた。本当にごめん。みんなにも、迷惑をかけた。ごめん。」
樹は俺らに向けて深々と頭を下げた。
まさか、樹がこんな思いをしているとは思っていなかった。そんな中、俺は樹に嫉妬なんかさせて..
キス、なんかして。
申し訳ないな。
そう思った矢先、北斗の口が開いた。
北「バカじゃねーの?!」
北斗side
樹の話を聞いて、俺は心底イラついた。
樹を追い詰めた番組に、そして樹に。
北「なんで言ってくれなかったんだよ。俺ら仲間だろ⁈なんでもかんでも自分で抱えるなよ…」
こち「そうだよ。SixTONESを舐めてんのか?」
ジェ「俺らがお前のストレス受け止めるからさ」
慎「SixTONESが干されるよりも俺は樹が辛くなるほうが嫌だな」
大「俺も、樹が辛くなるのはやだ。」
樹「みんな、、。本当にごめん。北斗も、本当にごめん」
俺らは6人で熱い抱擁をした。
樹「北斗、本当にごめんな。返って北斗を傷つけてた。」
北「俺はいいよ。気づかなかった俺も悪い。」
北「…京本もごめんな。巻き込んじまって。」
大「…大丈夫」
樹「俺からも謝らせてくれ。さっきビンタしてごめん。でも、北斗にキスしたのは許さないから」
北「いやあれは…」
大「その件は本当に申し訳なかった。」
京本が頭を下げたのを見て、俺はさらに申し訳なくなった。
まぁ、それは仕方ないとして…。
北「なぁ、樹。仕事の後、何するかわかってるよな?」
樹「う、うん」
北「今までの時間取り返すからな」
樹「ゔぐ、」
何が起きたのかはご想像にお任せします笑
完