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🍷(デリザスタ) 💎(セル・ウォー)
あれから数時間が経ち、自身の仕事に集中しようとしているが………
まったく仕事が進まない……
💎(うぅ…デリザスタ様にき…キスされたことを頭から離れない………)
💎(もちろん口にしたわけじゃないけど……うぅ……)
🚹「この休日で例の許嫁とは何かありました?」
部下がニヤニヤしながら問いかけてくる。
💎「…来て早々それか。取り立てることは無いぞ」
🚹「えぇ~」
そう言いふてくされてるのは、唯一僕に許嫁ができたと知っている人物だ。
ただ許嫁の相手は伝えてはいない。
💎「許嫁の事よりも、今の僕は嫌なことがあるんだよ」
🚹「つまり許嫁とは仲良くなったと」
💎「どう解釈したらそうなるんだ。…いやまぁ。」
💎「仲は良くなったと思うけど……///」 ボゾッ
🚹「ふぇ~~」 ニヤニヤ
🚹「そんで?。新しくできた嫌なことって何ですか?」
💎「実はお父様が、パーティーか食事会的なものを開くそうで、それに僕も出ることになってるんだよ…」
🚹「セル様そういうの苦手そうですよね~」
💎「いや…もしそんなところで何かヘマをしたら、即僕の首が飛ぶからな…………」
🚹「あぁ…なるほど………」
🚹「確か明日はドミナ様のお誕生日ですよね」
🚹「……やっぱり今回もいないんですかね」
💎「あたりまえだろ、お父様は忙しいんだ…」
💎(お父様はご兄弟様の誕生日にはパーティーを開いてはくださるが、いつもお父様だけが居ない。)
💎(でも、仕方ないことだ…。)
仕事も何とか終わり、デリザスタの部屋に戻る。
💎「【おなじ部屋に一緒に暮らして中を深めなさい】か………」
💎「お父様は何を考えているんだろう……」
💎「……」
💎「……まだデリザスタ様は帰ってないのか」
部屋は静かで、微かにお酒の匂いがする。
お風呂に入り終わり、セルはベットに横になる。
だがベットは大きく、一人では落ち着かないほどスペースがある。
結局眠れずに、セルはソファーに座る。
💎「…うぅ、なんか落ち着かない。」
💎(なんでだ……?デリザスタ様と一緒にベットに入った時はどうってことはないのに…)
💎(…………)
💎(…………)
💎(…寂しいから?)
ふとそんな言葉が頭の中によぎる。
💎「いやいやいや!!全然そんなことなくて!絶対違う!!///」
🍷「あれ~~、セル坊まだ起きてんの~?」
そんな独り言を言っていると、デリザスタが帰って来た。
🍷「もしかして~、寂しくて俺っちの帰りをまってたとか?」(笑)
💎「ちがいますから!!!///」
🍷「冗談だって~、もしかして眠れない感じ~?」
💎「………はい…」
デリザスタは隣に座ってきて水たばこを吸っている。
💎「……」
じーっ
🍷「ん~、なに~?セル坊も吸ってみたいの?」
💎「え、いえ…」
🍷「美味しいから吸ってみ~」
💎「えっと、では…」
スーッ
先端を口につけて吸ってみる。
💎「ウ゛ッ」
💎「ゲホッゲホッ」
煙を吸った瞬間むせる。
🍷「ウケ~吸い方がなってないな~」
デリザスタはセルの背中をさする。
💎「はぁ…はぁ…」
🍷「セル坊勢いよく吸いすぎなんだよ~~」(笑)
💎「うぅ…。」
息を整えてタバコをデリザスタに返す
💎「あっ…」
💎「申し訳ございません、少し口紅がついてしまって………」
🍷「あは~、間接キス~」(笑)
💎「へ……⁉///」
🍷「こんなんで顔が赤くなるとか、セル坊は初々しいね~」
デリザスタは再度タバコを吸う
💎「そんなんじゃ……っ」
その瞬間、デリザスタに自身の顔に煙を吹かれる。
💎「ケホッケホッ……」
💎「????」
🍷「セル坊は本当に純粋だな~」
それからデリザスタの他愛のない話をしていたら、
いつのまにかセルは眠っていた。
【顔にタバコの煙を吹かれる】意味をいつか部下達に教えられて倒れるセルであったーー
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