文スト学パロ注意
蝉の鳴き声がする。
蒸し暑い。
夏だ。
夏休みまで残り3週間。
(あぁ…早く夏休み入らないかなあ)
僕は学校の前で心の中で呟く。
その時の僕の顔は疲れ果てて今にも崩れてしまいそうな顔だった。
「おい」
後ろから誰かが急に肩を掴み、話しかけてきた。
「はい!?」
僕は驚き、裏返った声で返事をする。
後ろを振り返ると見覚えのある顔の男がいた。
「お前、いまにも死にそうな顔をしているが大丈夫か?」
「え?」
僕はあり得ないことを想像した。
死んだはずの友達が生き返ったのかって。
僕は思わずその友達の名を呼びかけた。
「織田作…?」
「誰だそのおださく?は。ていうか大丈夫なのか?」
そりゃその反応になる。だって死んだ友達が生き返るはずがないから。
「あぇ、うん…。ていうか、この学校では見ない顔だけど転校生?」
「…あぁ、この学校についてあまり知らないからこの後案内してもらってもいいか?」
「ああ!隅々まで紹介するよ」
昔の友達だと思い、嬉しくてつい大きな声で頷いた。
この後、クラスを教えた。すると奇跡的にその男と同じクラスだった。
僕は暑いからその男と別れた。
クラスにて…
「今日は転校生がくる日だ。紹介する」
先生がそう言うと、ドアが開く音がした。
「はじめまじて、織田 作太郎だ」
(えぇ、めっちゃ織田作と名前似てる)
ついつい心の中でつぶやいてしまった。
「おい、そこの朝あった人」
(え、僕のことかな……?)
「おい」
「は、い!?」
「この学校を案内しろ」
「わかったよ」
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