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ほんっっっとに好きです😭 てか終わらせ方神ですか?
たぷさんが可愛すぎて😭💞💞💞💞💞
!アテンション!
攻🐉×受🔝の捏造まみれのジヨタプ小説。
『超能力者?〈前編〉』の続き。
ご本人様たちとは全くの無関係。
乙女🔝注意報⚠️
センシティブにしてますがぬるセンシティブ。
ご都合主義の矛盾まみれ解釈違いもろもろですので要注意。たくさんの愛はある。
覚悟の上読んでくださる方はそのままお進みください…!
精算を済ませ、ありがとうございますという声を聞きながら外に出た。冷たい風が頬を撫でる。タバコを咥えて火をつけた。吐き出された煙が天を昇っていく。
1人行きつけのバーで飲んでいたが、どうもトップのことが頭から離れなくてうまく酔えなかった。最近の彼は、俺のふとした発言に機嫌を損ねる、気がする。特段変なことを言っているつもりはないのだが、傷ついたように、悲しそうに、寂しそうに顔を歪めたあと、ムスッとした表情を見せる。
「……なんかしちゃったかな」
考えてみても分からない。彼のことは、誰よりも、分かってるはずだった。ずっと隣で見てきたから。
だって、君のことが、
「……あーーーもう」
ぐだぐだ1人で考えたところで意味がない。ここは1つ、彼に直接聞くしかない。多少酒の力も借りて、俺は携帯を取り出すと彼の電話番号をタップした。
週刊誌のゲラをスンリに押し付けるように渡したあと、トップは明らかに苛立っていた。たしかに迷惑をかけてしまったから、その謝罪をまずして、そのあとどうしよう。最近どうしたの?と聞いたところで話してくれるだろうか。仕事に影響を出す人ではないことは誰よりも分かってるけど、それでもこのなんとも言えないギクシャクとした関係は終わらせたい。
長い呼出音が続き、諦めかけたそのとき、唐突に音が止まった。
「あ、タプヒョン?」
「…………………じよん、?」
呂律が回っていないことが電話越しにも分かる。外で飲んで…はいなそう。彼の周りは静かだ。
「ごめんね、今大丈夫?」
「………………だいじょうぶ、じゃない」
「えっ、」
「ぜんぜん、だいじょうぶじゃない」
予想外の答えに慌てふためく。大丈夫じゃないって、え?まさかなにかあったの?あのあとすぐ帰るって言ってたけど、怒ってたからかと思ってたけど、本当は体調が悪かったとか?
「ちょっと、どうしたの?」
「だいじょうぶ、じゃない、だって、おれ」
プツ、と通話が切れた。ツーツーという音とともに、俺の心臓も加速していく。もしかして倒れたとか?え、どうしよう。
「タプヒョン…っ、」
気づいたら駆け出していた。
「ヒョン!大丈夫っ?」
名前を呼びながらドアを叩く。ベルを押してもドアを叩いても返事がない。耳を押し当てなんとか中の音を拾おうとするもなにも聞こえなくて、サーッと血の気が引いた。
どうしよう、さすがに鍵なんて持ってないし、中で倒れていたら…。窓でも割る?このドア蹴破れないかな?とりあえず先に救急車?
ぐるぐると考えがまとまらない中、ドアノブを掴む。と、回らないと思っていたそれが回って息を飲んだ。鍵がかかってない。
「ちょ、不用心すぎる…!」
今はそれがありがたいけど。そう思いながら急いで中に入った。
「タプヒョン!」
返事がない。靴を脱ぎ捨て入っていくと、リビングに彼が倒れていて、目の前が真っ暗になった。急いで駆け寄る。
「タプヒョン!大丈夫?しっかりして!」
「………ん、」
身体を揺すると、長いまつ毛を揺らしながらゆっくりと目を開けた。眩しさに瞬きを繰り返したその瞳が、きょろきょろと動いてこちらを見る。俺の顔を見た瞬間、彼がゆっくりと微笑んだ。
「……ふは、」
「タプヒョン…?」
「おまえ、本当に超能力者…?」
「え、何…って、酒くさっ」
急いでキッチンに向かって、冷蔵庫を開ける。ミネラルウォーターのペットボトルを掴むと、彼を起こして手渡した。
「ほら、とりあえず水飲んで?」
しばらくボーッとしていたトップが、ゆっくりと水を飲んだ。ごくごくと動く喉仏が、なんだか見てはいけないものを見ている気がして思わず視線を逸らす。ふと、近くに置いてあったボトルが目に入った。
「ちょっと…こんなの飲んでたの?これすごい度数高いやつじゃん…」
中のウィスキーはほとんど残っていない。いつ開けたかどうかなんて知らないが、この泥酔加減を見ると一気にここまで飲んだのだろう。俺は頭を抱えながら大きいため息をついた。
「タプヒョン…なにしてんの。こんな、意識失うまで飲んで…」
そう言うと、彼はぐっと俺を睨みつけるように見た。
「…おまえ、のせい、」
「え?」
「おまえのせいだろ、こうなってんのもっ、」
叫ぶように言いながら、その大きな目にみるみるうちに水分が溜まっていく。
「ぇ…俺のせい?って、どういうこと?」
「ぜんぶ、お前のせいだ、なんで、なんで…ここにいるんだよ、」
「なんでって…あんな風に電話切れて、心配で、」
「なんで、それは分かるのに……会いたいって思ったときに、こうやってきてくれるのに、なんで…っ、」
顔を歪めた拍子に、溜まっていた涙がこぼれ落ちた。
「おまえ、おれのこと、なんでもわかるって、言ってたのに、肝心なことは、わかってないっ…ぅう…」
「タプ、ヒョン?」
「なんで、おれのきもちには気づいてくれないの、」
『んー…うん。そうだよ、すごいでしょ?』
『…?』
『俺、タプヒョンのこと、なんでも分かっちゃうの』
いつかのベランダで交わした会話。超能力者だって言った彼に笑った俺は、たしかにあのときそう言った。些細なやりとりだった、しかもあのときは互いに酔っ払ってて。それなに君はずっと覚えてたの?
タガが外れたように泣きじゃくる彼を、ゆっくりと抱きしめる。前より細くなった身体、顔の輪郭。
「……タプヒョン、」
「ひっ…く、ぅ」
「わかってる…つもりだった、君のこと。でもそれって…厳密に言えば、わかっていたかったっていう俺の願望なの」
「…がん、ぼう?」
「うん。君を一番にわかってるのが俺でいたかったから、そう言ったの」
彼の濡れた瞳がこちらを見る。疑問と不安と期待と、いろんな感情が混ざった色をしていた。
「……俺ってエスパーでも超能力者でもないよ?そうだったらどんなにいいかって思うけど…」
「…、」
「だからさ、ちゃんと言ってくれないと分からない。言葉にしてくれないと」
彼の頬が僅かに染まる。それに合わせて、俺の鼓動も速くなっていく。ねぇ、期待してもいい?
「……また、俺の願望になっちゃうんだけどさ」
「……」
「タプヒョン…俺のこと、好き…なの?」
彼は目を伏せると、彼の身体を抱きしめる俺の腕をキュッと弱々しく掴んだ。
そして、ゆっくりと頷いた。
「タプヒョン…」
しばらくそのまま動かなかったが、やがてその瞳がまたこちらを向く。
「………………………だめ、?」
ああほんと、それはずるいんじゃない?
だめなんかじゃない。だめなわけない。そう答える代わりに、俺はその唇を塞いだ。
「ん、ぅ…あ、」
中に入れた指を動かす度トップの身体が跳ねる。ベッドに運んで、恥ずかしがるから電気まで消したけど、それでも彼は嫌がるように身を捩った。
「や、やだ…っ、」
「やだ?痛い?」
「ぃ…たく、はない…けど…、ぁ…はずかしい…っ」
そう言って顔を隠すその姿に、俺の腰が更に重くなる。
「恥ずかしくないよ、かわいい」
「や、ぁ…んっ、」
「だってほら、俺のだってもうこんなだよ?」
固くなった自身を彼の足に当てれば、その顔がより一層赤くなった。もう勃ちすぎて痛い。
「ぁ…っ、」
赤く染まる頬や、額鼻先顎、首筋。ゆっくりと唇を押し当てながら指を動かす。きゅうきゅう締め付けるそれが愛おしくてたまらない。
「…ひ、あ!」
「…ここ?」
ある一点で、彼の身体がビクッと跳ねた。君の気持ちいいとこ見つけた。俺はニヤッと笑うとそこを執拗に攻める。
「や、ぁあ…やだ、だめ…ん!」
前立腺をつついてから、それを2本の指で挟んで揺さぶった。彼の腰がガクガクと震える。一緒にピンと立ったかわいい乳首を舐めれば、彼はいやいやと頭を振り乱した。
「ぁん、やぁ〜っ!やだ、そこ、ぁあっ」
「きもちいい?」
「ん、んぅ…いい、からぁ…まって、とまって、!」
「なんで?気持ちいいならいいじゃん」
「だめ…ぁ…だめ、だって、」
「……だって?」
「おれ、ばっか…やだ……いっしょが、いい」
「!」
彼はゆっくりと俺の首に手を回すと、ぎゅっと抱きついてきた。
「もういれて、じよん」
本当にずるいなぁ。君を傷つけたくなくて、ずっと我慢してきたのに。そんなこと言っちゃうの?止まれなくなっちゃうんだから。
「…うん、痛かったら言ってね?」
指を抜いて下着を脱ぎ捨てる。そしてヒクヒクと震える秘部に押し当てると、ゆっくりと腰を進めていった。
「ぁ、い…っ、ああっ、!」
「ぐ…っ…あっつ、」
もう少しで入りきりそうだったが、苦しそうに眉を寄せる彼に一旦動きを止める。
「ぇ、わっ」
するとトップの長い足が俺の腰に巻きついてそのまま引き寄せた。
「ん…っ、」
「あ、ぅ…ん、」
一気に全部入ってしまった。君が苦しそうにしてたから一回止めたのに。全く、どんだけ煽ったら気が済むの。
「はぁ…、タプヒョン、」
「ぁ、ん…」
「そんなことして、もう止まらないからね?」
小さく頷いたのを合図に、俺はゆっくりと腰を動かした。動きに合わせてグチュッと鳴る音が更に俺を掻き立てる。
「あ、ぁ…やっ…ん!」
「ぅ…ん、」
前立腺を擦るように突けば、トップの顎がぐっと上がった。掠れた声が艶かしい。
「あ、あぁ゛〜〜っ、ん、!」
「ぐ、ぅ…っ、」
「ぁ、あ…じよ、じよんっ、」
「ん…なに、たぷひょん、?」
ハクハクと懸命に口を動かしながら彼が俺の名前を呼ぶ。細めた目から涙がこぼれ落ちて、目尻にキスを落としながら耳を近づけた。
「…き、」
「ん?」
「す、き…すき、じよん…ぁ、すき」
「っ、」
本当にたまらないな。俺だってずっと君が好きで、君のこと見てきたのに。これ以上好きにさせるなんて。
「…うん、俺も、すきだよ。君だけ、ずっと好き」
嬉しそうな顔をする彼をぎゅっと抱きしめて腰の動きを速める。うねって絡みついて、それが俺のことを離さないようにしてるみたい。
「ぅ、ん…ぁあ、や゛、いく、も、う〜っ」
「うん、俺も…、いきそ、」
「ぉ、あ…あぁあ、んん゛っ」
奥に打ち付けた瞬間、彼の中がギュッと締まった。その後を追うように、俺も欲を吐き出した。
肌寒くて目が覚める。寝る前まで肩までかかっていたはずだった掛布団は、いつの間にかほとんど隣のトップに奪われていた。丸まって寝ているその姿に笑ってしまう。その振動で目が覚めたのか、彼の瞳がゆっくりと開いた。
「ん…、」
「ごめん、起こしちゃった?」
頭を撫でてから、彼の布団の中に潜り込む。ぴったりとくっついた身体があったかい。
「…あたま、痛い…」
「そりゃあんだけ飲めばねぇ」
彼はゆっくりと身体を起こして、サイドボードに置いてあった水を飲んだ。
「……目も重い」
「うん、たくさん泣いてたもんね」
そう言うと、彼は恥ずかしさを隠すようにムスッとする。俺は笑って彼の腰に抱きついた。
「……タプヒョン、痩せたね」
「……」
「…それもさ、もしかして俺のせい…だったりする?」
彼はしばらく言うか言わまいか迷ったような表情をしたあと、ゆっくりと口を開いた。ちゃんと言葉にしないと伝わらない、と先程俺が言ったことを思い出したのだろう。
「………前に、結構前、だけど」
「…うん」
俺がちゃんと君の気持ちに気付いてあげられなかったから。うまくいかないもどかしさ、なかなか関係が発展しないことに対してのイラつき。君のこと分かってるって言ったのにさ。メンバー同士でしかも男同士、きっとすごい悩んだよね。悩んで悩んで、精神的に苦しんで痩せてしまったのではないかと細くなった君を抱きながら心配だった。君は強そうに見えて、本当は繊細で寂しがり屋なの、知ってるから。
いや、それも俺の自意識過剰かな。
「…………イ、インタビューで…タイプの女性、聞かれて、ジヨンが……細くて、華奢な子が、いいって」
………………うん?
「そりゃ俺は背が高いし、体格もいいし…華奢になるとか、無理だけど……痩せるくらいならできるかなって…それで…」
「……」
「スンリと、なんか、雑誌見てたときも…肌が綺麗な子、褒めてたから……そういうのも、気つけた方がいいんだって…」
思わず固まる。え、嘘でしょ?
「……もしかして俺の理想に近付こうとそんなことしてたの?」
「なっ!そんなことって言うなよ!これでも必死で…!」
自意識過剰かな、なんて、思ってたのに。実際は想像の遥か斜め上をいくかつそんな可愛い理由だったなんて。
だめだ。今笑ったら絶対君は拗ねる。わかってる。わかってるのに、頬が緩んでしまう。
「…なに笑ってんだよ。バカにしてんだろ!」
「してない、してないよほんとに!」
案の定怒り出した彼を宥めるように、起き上がって抱きついた。
「もーーーほんと、好きだなって改めて実感しただけ」
「っ、」
「かわいくて、これ以上好きになることってあるんだって、思ってさ」
「……うるさい」
「俺は、ずっと前からタプヒョンが好きだったよ。だからさ、君のことずっと見てたし、君のことを一番に理解してるのは俺だって思いたかったの。本当だよ?」
さっきまで肌寒かったのに、今はあったかい。少し高い君の体温が心地いい。
「だから、そのタイプの女性?だっけ?そういう質問多くてどれのことか覚えてないけど…俺はタプヒョンしか好きじゃなかったし、俺のタイプはタプヒョンだったから、ずっと前から。だから、無意識に逆のこと言っちゃってたのかも」
「……なんだよそれ」
「うん。ごめんね?変なこと考えさせて。俺はさ、タプヒョンがおじいちゃんになっても太っても禿げても肌がボロボロでも、ずっと好きだよ」
「…ふは、なんだそれ。例えが極端すぎるだろ」
彼は嬉しそうに笑った。目を細めて、長いまつ毛を揺らして、白い歯を見せて。綺麗だった。
「うん。だからさ、無理しないでそのままでいてよ」
「………ああ」
「お前のせいだーって泣きながら言うタプヒョンもかわいくてよかったけどさ」
「なっ、」
お酒飲んで泣きながらそんなこと言われたら、あのときはびっくりしたけど、今となっては可愛いの一言に尽きる。
「………て、ない」
「え?」
「そんなこと言ってない。酒飲んでたし、覚えてない」
「ええ〜…」
真っ赤な耳して何言ってんの。
「……うそ。ぜんぶ覚えてるくせに」
「な!本当に覚えてない!ほんと!」
「絶対覚えてる」
「なっ、なんで、そんなこと言い切れるんだよっ」
えー、だってさ。
「だって俺、タプヒョンのことならなんでもわかっちゃうもん」
君専用の超能力者、なんてね。
皆様お付き合いいただきありがとうございました!想像の倍タプさんを乙女にしてしまった。でも乙女が癖だし、似合う。絶対。
読んでくださりありがとうございました♡