初めての高校の入学式、始めての高校での友達、初めての・・・ 告白か!?
階段の1番上での呼び出しって告白だろ??
(…違ったら恥ずいな…)
「ごめんね。急にこんな所で呼び出しちゃって」
それは突然声が聞こえて目の前を振り向いた。
その子は夕方の日差しに照らされて神々しく、とても綺麗だった。
「? 浅倉くん?」
いつの間にか僕は相手の姿を見とれていた。
「あ、ごめん!それで話って?」
奏は呼び出した内容が気になりすぎて自分から聞いてしまった。
「あ、そっか…あ、名前を名乗ってなかったね。失礼するよ、私は四宮和葉。実はねーーーーー」
「ーーーーー」
「ーーーーーーーーー」
「あ、それでね四宮さんに告白されたんだ」
・・・「え」と絢斗が口から零れた。
「えぇぇぇぇぇ〜〜〜!!」
と雅が興奮なみに叫んだ。
「四宮さんってあの四宮和葉様!?何で気高く綺麗で上品なーーー」
「うるさい 」
「ングッ」
絢斗は雅の口を素早く塞いだ。
「はは、、、」
まぁ雅が興奮するのも無理は無い。その四宮和葉というのは前日の入学式では新入生代表での言葉があり、体育館での雰囲気はもう緊張していたのが解かれたかのように静寂に馴染んでいたのだ。その様子を見ていた雅はすっかり四宮の大ファンとなっていた。
(まぁ、僕もあの状況を見ていたがとても凄かったけど)
「それで、返事はどうするんだ?」
「え?」
「ん、どうした」
「あ、いや、」
絢斗がこういう恋愛話は乗っかるのは初めてなのだ、 ついでに無口だ
そして雅は根っからの美女好きで可愛いものが好きらしい。2人は小さい頃からの幼馴染だ。
(だからこの2人には先に伝えようと思ったが…)
「彼女からは「考えて欲しい」って言われて、
僕は…まずは友達からとして仲良くなりたい…かな」
僕は思い切って2人に伝えた。
「まぁいいんじゃない」
「まぁそうだな」
2人はあっけなく賛成してくれたようだ。
奏あっけなく拍子抜けだ。
「まぁだよな!ありがと!」ニヒッ
奏は話を終えて*スッキリ*していた。相手はあの気迫な人に告白されたのだから誰でも迷うだろう。
「もうっ!しっかりしてよね!」
「分かってるよ!」
奏はすっかりご機嫌のようだ。
「・・・ 」
絢斗は急に立ち止まったらしく後ろで止まっていた。
「どうしたんだ?」
絢斗は僕をじっと見つめてきた。
「な、なんだよ、ジッ と見て」
絢斗は何かを考える素振りをし、
「いや、なんでもない 行くぞ」
と、すぐに前に行ってしまった。
「あ、待てよ!」
絢斗の後を追いかけるように走って行った。
「あ!待ってよー!!」
雅も2人の後を追いかけるように全力で走った。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!