次の日
冬弥 「お邪魔します」
杏 「上がって上がって〜!」
今日は、勉強も教えるけど、俺も恋愛について学ぶんだ。インターネットを信じて白石を喜ばせるんだ…。
杏 「冬弥?硬い顔してどうした?緊張しなくて大丈夫だよ!」
冬弥 「いや、なんでもない。ここが白石の部屋か。」
杏 「あ、あんまりジロジロ見ないでね?ちゃんと掃除はしたつもりだけど…」
冬弥 「あぁ、わかった。」
杏 「じゃあお水持ってくるから待っててね!」
冬弥 「あぁ。」
女子の部屋なんて初めてだから落ち着かないな。こういうのは、可愛いって言って部屋を褒めるべきだろうか?
杏 「お待たせー!」
冬弥 「白石。白石の部屋、とっても可愛いな。女の子の部屋って感じだ。」
杏 「本当!?やったぁ〜!冬弥に褒められちゃった!♪」
冬弥 「ふっw可愛いなw」
杏 「っっ…へっ??」
冬弥 「あっ…す、すまない。喜んでる姿が可愛くて、つい。」
本当にポロっと言ってしまったが、さりげなく可愛いって言うとこれで女性はキュンとするそうだ。
白石に効果はあるだろうか…。
杏 「えっ……////(顔を赤くする)えへへ//」
効果ばつぐんだなw
杏 「ま、まあ勉強ちゃちゃっと終わらせて歌おうよ!」
冬弥 「あぁ、そうだな。」
…さりげなくボディタッチ、か。俺にはハードルが高いな。でも、白石の為なら。
数分後
杏 「あ〜!分からないーー!!」
冬弥 「ん?どこが分からないんだ?」
杏 「えっと、ここ!」
冬弥 「………」
杏 「…冬弥?」
冬弥 「もっと近くにきてくれ白石。遠くて見えない。」
杏 「えっ、?」
(隣同士で座っているので距離は十分近い。)
冬弥 「…。(自分の方へ引き寄せる)」
杏 「ひゃっ……!??」
冬弥 「で、どこなんだ?」
杏 「ちち、近いよ冬弥!?///」
冬弥 「あぁ、ここか。ここなら……」
杏 「(勉強どころじゃないよー!冬弥の顔が、めっちゃ、近いよー!泣)」
冬弥 「……って感じだ。って、白石。顔が赤いぞ?」
杏 「だだ、だってぇ〜////」
はっ!白石が泣きそうな顔になってる。俺としたことが…
冬弥 「す、すまない白石!!」
杏 「…へ?」
冬弥 「白石を喜ばせるつもりが…悲しませてしまうなんて…」
杏 「…ん?」
冬弥 「本当に、すまない。」
杏 「あ〜…。今日の冬弥いつもより積極的だなって思ったけど、私を喜ばせる為だったんだ…!」
冬弥 「あぁ、俺は恋愛経験がないから、白石をドキドキさせる方法も知らない…。」
杏 「はははww冬弥真面目だなぁ」
冬弥 「何に笑っているんだ白石?」
杏 「いつも、てか毎日私はドキドキしてるよ。w冬弥ってほら、自覚ないかもだけど天然じゃん。だから、私が予想できないことをいつもしてくるから、毎日ドッキドキだよw」
杏 「ん…でも今日は本当にドキドキしたな〜私、冬弥に引き寄せられた時、ドキドキしすぎて心臓飛び出るかと思ったんだからね?」
冬弥 「白石…」
杏 「ん?」
冬弥 「ガバッ(杏を思いっきり抱きしめる)」
杏 「ちょっ!??///」
冬弥 「よ、よかった!俺は白石をドキドキさせられたんだな!!」
杏 「そうだ、けど…!意識しなくても私はドキドキしてるって…!こう、急に抱きしめてくるところとか…!!////」
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