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雨降って地固まる

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雨降って地固まる

5 - 第5話

♥

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2025年09月08日

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一話の注意を読んでから先を進んでください。


視点shp

gr「、、、、、。」

grさんにciの過去に何があったか全て話したが、、、、怒ってる、メチャクチャ怒ってる。

医療箱を持って入ってきたemさんが「うおっ」と声上げてこっちに歩いてきた。

em「えっ、grさん何であんな殺気立ってるんですか?」

shp「ciの過去について話したら、あぁなった」

em「ci君の過去?」

俺はemさんにciの過去を疑似体験したことと、疑似体験した内容について話した。

em「、、なるほど。そりゃ怒るわ」

「しかしci君の過去にそんな出来事が、、、、」

そう言うとemさんは何か考え始めた。

shp「、、、あのciって特別な能力でもあるんですか?」

em「あれ?ci君の過去で見なかった?」

shp「はい、俺が見せられた過去では何の説明もありませんでした。」

em「、、、ちょっと待っとってね」

emは医務室を出て二冊の本を持ってきて話し始めた。


em能力の事それから、旧姓の事と、殺戮兵器についても説明された。

em「shp君の話を聞いた限り軍人と白衣を着たやつらはci君を殺戮兵器に変えようとしたんやろうな

、ci君の一部を取ってたんも心の能力者を自分達で増やそうと研究してたんやろ」

クソみたいなやつらやな。

、、、、、、、、、、、

いや、俺らも同じか。

みんなのために尽くそうとしたciを笑いものにして、俺たちのせいで弱ってしまったciを役立たず扱いして、ciが優しいことをいいことに自分勝手なばっか事ばっか言って、、、

俺達はどれだけciを傷つけてしまったのだろう。

shp「、、あの、ciに会えませんか?」

その言葉に俯いて殺気立っていたgrが顔を上げshpの顔を見つめた。

gr「すまんが、今のciと君を会わせるわけにはいかない」

「ciは君達を相当怖がっていた、多分今のciと君を会わせるとパニックになる」

shp「、、分かりました」

当たり前か。

普通は会いたくないよな。

まだ能力の効果が残っているのか、また眠たくなってきた。

俺はまたベットに潜り眠りについた。



数日後・・・

視点shp

今日も仕事を早く終わらして、医務室へ向かった。

扉を開けるとgrとsnがいた。

shp「あの、ciの様子は?」

gr「飯を食べれるくらいには回復していたが、まだ会わせることは難しい。」

ciはgrとem以外の幹部たちを相当恐れてるようで、中々会わせてくれない。

少し前にemさんが他の幹部達とも会ってみない?と聞いてみたらしいが、「会いたくない!!!」と個室の外まで聞こえる声で叫んで暴れまわったらしい。

その時ciを心配して個室の外でgrにciの様子を聞いていたtnが、悲しそうな顔をして医務室から出てくるのを見た。

tnさんはciの教育係で色々なことをciに教えていた。

誰よりもciを可愛いがっていたのでciを傷つけてしまった事を悔やんでいて最近ずっと暗い顔のままだ。

他のみんなも同じだった。

ciがいる個室からemさんが出てきて、その手には空になった食器がいくつかあった。

em「あっ、shp君来ててんやね。」

shp「うっす」

em「ごめんな、まだ会わせてあげられなくて」

shp「、、、」

「いえ、大丈夫です」

そう言うとshpは俯いて医務室を後にした。



視点ci

今日もemさんとgrが交互に様子を見に来てくれた。

emさんが持ってきてくれたご飯を食べ終わって、emさんが部屋から出ていくのを見つめていた。

emさんの話によると最近毎日shpが仕事を早く終わらして、俺の様子を聞きに来ているらしい。

shpに、みんなに会いたいけど、どうしてもあの夢?幻覚?が蘇ってきて中々勇気を振り絞ることができない。

、、謝りたい皆を傷つけてしまった事。

普通心配して様子を見に来てっやた相手に目玉ほじくりだされる夢見せられたら誰だって怒るよな。

emさん達はそんなことないって言ってるけど、、、絶対怒ってるよ

(*´Д`)はぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~やっちまった。

てか、もうすぐ11時じゃんemさんもgrもさすがに消灯時間まで一緒にいないし、何しようかな?

ciはベットから体を起き上がらせて周りを見渡した。

ふと近くの机の上にciがよく吸っているタバコが置いてあるのが見えた。

ci「、、、いいものはっけ~ん ニヤ」



個室のドアをそっと開ける、

ci「おっ誰もいない!チャンスや!!」

さすがに11時過ぎに起きとる奴なんておらんやろ!

あ、tnは別な!

夜間警備も12時からやし、今がチャンス!

ciは煙草を手に医務室をそっと抜け、なるべく足音を立てずに屋上へ急いだ。


スーーハーーー

やっぱ久しぶりの煙草うめぇぇぇぇぇぇ!!!

そういやぁshpがたまにここで煙草吸ってたな。

ショートピースやったっけ?ちょと吸ってみたかったんよね。今度買ってきてもらおうかな?

にしても星、綺麗やなぁ。おっ、あれオリオン座やん!!

なんて小学生みたいなこと考えてたら屋上の扉がガッチャっと空いた。

ci「ッ!!!!」

やっべこんな所おるのバレたら殺される!

といっても屋上やから隠れる場所ないやん!!

ど、どうしよ!!!

焦っていると聞き覚えのある声が扉のほうから聞こえた。

shp「、、、、ci?」

ci「ショッ、、shp!」

「こ、これはその~、な、んて言いまs」

ギュッ

焦って言い訳を考えているとshpが思いっきり抱き着いてきた。

ci「へっ、、shp?」

shp「ごめん、ッグス ごめん。あんな思いしとるなんて知らずにッ ciの事傷つけてしもうて」

ci「shpグスッ、、、俺の方こそッごめん。心配してくれてたのにあんな夢見せてしもうて」

その後、二人はしばらく抱き合って泣いていたそうな。




shp「にしてもciに変な能力があるとはなぁ」

ci「それなぁ、俺も知らんくてgrから説明されて初めて知ったんよ」

「、、、、、、、、あの~shp?」

shp「なにぃ?」

ci「、、、俺らいつまで抱き合っとるん?」

shpは泣き止んだ後もciに抱き着たままで、かれこれ15分以上抱き合っている。

shp「ん~ 一生」

ci「それは困るわw」

shp「元はと言えばciが悪い」

ci「えぇ~俺?」

とは言えciも安心するのか、口では嫌がっているもののshpに体を預けて離れようとはしなかった。

ci「あ、てかshpは何しに屋上にきたん?」

shp「煙草」

ci「なるほどな。あ、そういえばshpの確かショートピースよなぁ?」

shp「そうやけど、それがどうした?」

ci「俺の煙草一本やるからショートピース一本くれへん?」

shp「、、えぇよ」

そう言うとshpは抱き着いたままciに煙草を差し出した。

ci「ん、サンキュー」

「ってこの状態じゃぁ吸えへんやん」

「もう12時やし」

「shp~そろそろ帰ろうや~」

shp「、、分かった」

shpはciから離れ、今度は低くしゃがんで「ん」とciに腰を見せた。

ci「えっ」

shp「乗れ」

「お前一応病人やろ」

ci「いや、、でも歩けるよ、、、俺」

shp「ええから乗れ」(圧)

ci「はい」

ciは諦めてshpの肩につかまった。

ci「うおっ、、お、重ない?」

shp「重ない、軽い」

shpはci軽々と持ち上げると屋上を後にした。


しばらく歩いている?と少し前に一つ光が見えた。

ci「誰やろ」

shp「あれは、、、tnさんか?」

赤いマフラーに緑色の軍服。間違いなくtnだ。

tn「!!」

「ci、ciか?」

ci「あ、えっと」

「、、、うん」

そう返事をするとtnは持っていたランプを落としてこちらに走ってきた。

そして思いっきりciの頬をつかんで撫でまわした。

ci「tn?」

tn「すまんなci」

「俺お前の顔色が悪いのも、体調が悪いのも分かっとったのにお前のこと気遣ってやれんかった」

「書記長失格や、、、ほんまにごめん」

ci「俺こそごめん。tnのこと傷つけてしまって」

ciの目には涙がたまっていて今にも流れそうだった。

tnは自分のマフラーでそれを拭いてあげた。

tn「なんでお前が謝るねんw」

ci「ふへへっ」

tnの目にも涙がたまっていた。




翌日

gr「ci、起きているか?」

医務室の個室のドアを開けベットのほうを覗く。

するとベットで寝ているのci以外に、二人いるのに気付いた。

一人はベットの横で壁にもたれかかって寝ているtn。

もう一人はベットでciと一緒に抱き合って寝ているshpだ。

最初は困惑したもののciの寝顔を見て安心した。

いつもより血色の良い顔が微かに微笑んでいる。

grはciやtn達を起こさないようにそっと近づきciの頭を撫でた。

気のせいかさっきより微笑んでいるように見えた。



gr・em「で、タバコを吸いに勝手に外へ出たと?(怒)」

ci「ハイ、すみませんでした。」

医務室の個室で朝から禍々しい圧を出しながら完全に怒っているgrとem。

その真ん中でshpに抱き着かれながら怒られているci。

それを横で見守っているtn。

ciに会っていいと許可が出て医務室に来たものの中々近寄ることができない幹部達はいつもよりソワソワしていた。

数分してgrとemが個室から出てくると、幹部達は一斉に個室の中へと入りciに飛びついた。

みんな一斉に謝るものだからciは頭がパンクしそうになったが、それと同時にみんなの温かさも感じた。

みんな悪気があってciを傷つけたわけではないし、ciのことを大切に思っていることもよく分かった。

ci「みんなごめんなぁ。

そして、ありがとう。」

幹部たちに囲まれているciの顔は太陽のように明るかった。


雨降って地固まる 終了




おまけ

ut「それにしてもshp、いつまでciに抱き着いてんの?」

shp「一生」

ci「えっ、ほんまに一生抱き着くつもりなん?」

shp「当たり前やん」

この後tnさんに嫌々はがされたそうです。



さらにおまけ

スーーーハーーー

ci「ショートピース美味いなぁ」

shp「せやろ」

「でもciの煙草も美味しいで」

ci「せやろw」

shp「真似すんなやw」

ci「んふふw」

「あ、見てオリオン座」

shp「ci、、お前小学生か?」

ci「うっさい」





ここまで読んでいただきありがとうございます。

無事雨降って地固まる終了しました!!!

新人組の腐にしたつもりは、ないけど主が新人組腐好きなのでそっちよりになったかもしれません。すみません。

あと投稿遅れてすみません。

まだまだ新しい話書くので、ぜひ読んでみてください。

それではグッバイ!!!!

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