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阿部は、考えた末、目黒と同じマンションに住むことにした。
階は目黒の方が上。阿部は気にしない。
引っ越しは、速やかに行われた。
阿部ーめめが近くにいると思うと心強い。
目黒ーもう、何もないと思うけど。
阿部ーメンバーに知られたの、ちょっと恥ずかしいけど。
目黒ーお祝いもらってたね。
阿部ーありがたくいただきました。
目黒ーふふふ。
阿部は、この2か月。
仕事も、プライベートも充実していた。
ある日の夜。
目黒の家にいる。
晩ご飯を食べてゆっくりするつもりで準備して来た。
目黒ー亮平くん、家鍵かけてきた?
阿部ー大丈夫、3回見た。
目黒ー鍵持ってるね?
阿部ーんと・・ある!
目黒ー出来たから食べよう?
阿部ーはーい。あっ電話。
◯◯ーどこに行っても無駄だから。
阿部ーめ・・め。
目黒ーどうしたの?
阿部ー誰か知らないけど、何で俺の番号知ってるのか分からないけど、「どこに行っても無駄だから」って。
目黒ー・・。
阿部ー何で俺の家とかどこにいるか分かるの?
目黒ー・・GPS?
阿部ー何に着いてるの?
目黒ー今日、持って来たカバン貸して?
阿部ーん。
いつも、持ち歩く物。
たまに,持ち歩く物。
いつもの方に目を向ける。
財布の中も全部出して調べる。
目黒ー亮平くん、このシール。
阿部ーあれ?何だろ。
目黒ーこれだよ。
阿部ーこれ何?
目黒ーGPSシール。
阿部ーシール?
目黒ーこれ、本来のシールの上に貼ってある。
阿部ーほんと。
目黒ーどこにいても、分かるんだよ。
阿部ーめめの家も分かっちゃった?
目黒ー分からないけど。
阿部ーごめんなさい。
目黒ー標的は亮平くんだから、俺の家は関係ないと思う。