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緑 × 紫
地雷さん 、 純粋さん 🔙 推奨
「 … 紫ちゃん 」
インターホンが響き 、 扉を開けた瞬間 、 懐かしい声に名前を呼ばれた 。
俺は思わず2度見してしまった 。
「 … 誰お前 ? 」
「 え ー 、 酷いなぁ … いつも一緒に居たのに忘れちゃったの ? 」
… そんな訳ない 。
「 … 緑 ? 」
「 なんだ 、 覚えてるじゃん 」
くすくすと笑う緑の顔は信じられない程綺麗に 、 けれども昔の面影を残しつつ成長していた 。
「 紫ちゃん 、 久し振り 」
嬉しそうに抱き着いてくる緑を抱き留めながらも俺は困惑してしまう 。
「 ってか 、 お前なんで俺ん家知ってんの ? 」
「 幼馴染の好しみで紫ちゃんのお母さんに教えて貰った 」
「 はぁ … ? 」
困惑しつつも 、 俺は緑を中に案内する 。
リビングのソファに並んで腰掛けると緑が口を開いた 。
「 … 10 年以上ずっと 、 会いたかった 」
「 10 年 ? 言い過ぎだろ 」
「 言い足りないよ ? 寝ても覚めても 、 ず ー っと紫ちゃんのこと考えてたんだから 」
… 誰こいつ 。 俺の知ってる緑じゃない 。
俺の知ってる緑は泣き虫で 、 俺より身長が低くて 、 可愛らしい子だった 。
「 紫ちゃん 、 好きだよ 」
俺の手首を掴みながら緑が言う 。
「 ちっちゃい頃から 、 ずっと 」
「 ん 、 離せ … っ 」
「 やだ 」
ガキっぽい話し方をする癖に 、 力は俺より遥かに強くて 。
「 紫ちゃん 、 俺から逃げるの ? 」
「 いや 、 そういう訳じゃねぇけど … 」
そう言った途端 、 腰を抱き寄せられる 。
そのまま軽く肩を押されて 、 気が付けばソファに背中を預けていた 。
「 な … っ 、 おい … !! 」
「 大丈夫 、 優しくするから 、 … ね ? 」
俺の上から覗き込む緑の瞳は 、 狡い程に甘くて 。
「 紫ちゃんの全部が欲しい 」
「 っ 、 ば 、 馬鹿 … 」
「 うん 、 紫ちゃん限定でね 」
俺の額に緑が口付ける 。
「 もう離したくない 。 どろどろに甘やかしたい 。 ずっと紫ちゃんに触れてたい 」
ひとつひとつが反則みたいに優しくて 、 甘くて 。
「 … いい ? 」
俺の頬を撫でながら問い掛ける緑に俺は口を開く 。
「 … 勝手にしろ 、 」
「 うん 、 勝手にする 」
俺の服に手を伸ばす緑の手つきはやっぱり優しくて 。
「 っ ゛ はぁ ゛ っ 、 緑 ゛ … ♡ ⸝ 」
「 んふ っ 、 紫ちゃん俺より身長ちっちゃいから地面に足届いてないじゃん っ 、 ♡ 」
「 ぅ ゛ 、 っせ ゛ 、 ぇ ゛ ♡ ⸝ 」
「 あ 、 中締まったね 、 ♡ 」
「 ~ ゛ ~ … っ ゛ ⸝ 」
____ 緑からの愛はまだまだ続きそうだ 。
コメント
5件
緑紫 たすかる ー 。 がちすき 。
わぁ ー ‼️‼️ ほまに ありがと ー 🥹💞‼️ 神すぎて 泣いた (嘘)