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コメント
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冗談だった。
冗談で君に好きだと送った｡
君には彼女がいるし､それを俺は知ってる
だからネタだって分かってくれると思ってた｡
俺は馬鹿だから､1人は嫌だから､
笑ってた。友達と｡
キモいとか､流石に引くとか言ってた｡
この想いに蓋をして､気付かないふりして
自分を守ってた。
自分が一番大事だったから｡
本当に
こうなるはずじゃなかったのに｡
君の隣にいたかった｡なんて…もう､遅いか｡
｢もう何も信じられんわ 。｣
そんな言葉が俺の好きな声で聞こえた。
だけどいつもより低くて､掠れていた｡
ふざけて”好き”を送っただけ｡
それだけだと思ってた。
でもふざけた内容を送っていいほど､
仲良くなかったんだって｡
傷つけちゃった｡
ごめん｡嘘だから｡友達がやったから｡
言い訳を言うんじゃなくて､
君が好き｡って言えば良かった｡
後悔なんてしたくなかった｡
友達も君に怒られたんだって｡
なんで怒ったの？
別にあいつは悪くないでしょ
だって俺じゃないから｡
送られてきた名義があいつだったら､
君は怒らなかったでしょ
だってあいつとは仲､良いもんね
だからあいつは全然悪くない
それを君に言いに言った｡
もしかしたら､もう気にしてないから大丈夫
とか言ってくれるかもって､
また前みたいに笑い合えるかもって､
思ってた。期待してた｡
でもダメだった｡
もう顔も見たくない､って言われちゃった
流石にそこまでだとは思ってなかったな
俺は君のこと仲良い方の友達だと思ってたよ
でも､一方通行だったんだね
ありがとう｡
好き｡
ごめん｡
どれも君に言いたい言葉。
だけど君には言いにいけないし､届かない
だって顔見せれないし､
君は連絡先､全部ブロックしたもんね
だから伝わらない。わかってる｡
それでもブロックされた連絡先に､淡々と､
自分の想いを送る｡
いつもならすぐつく既読も､
すぐ返ってくる連絡も､
何日たってもない｡
なんで､こうなったんだろう
なんでもっとはやく好きって．．．、
いやそれは意味無いか｡
結局君は俺を仕事仲間として見てたんだし､
そもそも友達ですらなかったんだから。
戻れることなら、1週間前に｡
それより前に｡君に出会ってすぐのあの頃に｡
戻りたい｡
──────────────────
語り手→キャメロン
友達→ニキ
君→しろせんせー
のつもりで書きましたが､配役は自由に想像してみてください
