テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
sxxn赫×瑞 『奇跡』
━━━━━━━━━━━━━━━
赫視点
俺には付き合ってる人がいた。
可愛くて面白くて、いつもみんなの中心。
いつも笑顔を崩さない。
少し負けず嫌いの努力家さん。
瑞) なつくんっ!
赫) ん~、、なに?
瑞) えへ笑 なんでもな~い!
赫 ) 何だよそれ笑
赫 ) 可愛い、
瑞) んへ笑//
何もしなくても、 こさめは俺の隣にいて
それが当たり前となっていた。
でも、やっぱそう上手くは
続かないものだよな…笑
瑞) ねぇ…なつくん
赫) …
瑞) なつくんってば!
赫) …なに
瑞) 最近スマホばっかじゃん!
瑞) こさにも構ってよ、
赫) ん~…
赫) ちょっと待って…
瑞) ほら、またスマホっ、
瑞) ねぇ、もうこさのこと嫌になったの…?
赫) そんなわけ…
瑞) だったら態度で示してよっ!
瑞) …なつくんなんか大っ嫌いっ!
赫) ちょっ、こさめ?!
タッタッタッ
赫)…
ある日こさめと喧嘩して、
こさめが家から出てった。
赫) さすがに俺が悪いよな…
赫) 謝らなきゃ…
そう言って俺はすぐに
こさめに連絡した。
『ごめん、俺が悪かった。』
『お願いだから帰ってきて…』
赫)っ…既読ついてない、
それから何度も時間置きに連絡したが、
いつまで経っても既読はつかないまま。
赫) なんで…?
もう外は暗い時間帯。
なにかあったんじゃないかと心配になる。
それとも、無視をされるほど
怒らせてしまったのだろうか、
赫) こさめ、帰ってきて…
自然と涙がこぼれてきた。
改めて、こさめが
どれほど大切な人なのか 実感できた。
夜が明け、朝が来た。
赫) こさめ…
こさめはまだ帰ってきていない。
さすがに探した方がいいんじゃないか、
そんな考えが頭に浮かぶ。
でも、どこにいるかも分からないのに、
どうやって…?
そんな時に、俺に一通の
電話がかかってきた。
赫) …はい、もしもし?
赫) は、?
その電話は、
こさめの死を告げるものだった。
家を出て行った時に、
車に轢かれたらしい。
信じられない。
信じたくない。
それから俺は泣きじゃくった。
ただひたすら、
こんな現実、受け入れたくない。
どうか夢であってくれ。
そう願い続けた。
赫) っ…こさめっ
赫) ごめん、ごめんな
こさめにもう一度会いたい。
会ってごめんなって言いたい。
ありがとうを伝えたい。
今まで当たり前にあったものが、
一瞬で消えてった。
そういえば昔、こさめが言っていた。
瑞) 人生で一人の人と
出会う確率って 知ってる?
瑞) 0.0004%なんだって!
瑞) 好きな人と両思いになる確率はね~、
瑞) 400分の1!
瑞) つまり、こさ達が出会えたのって、
瑞) ″奇跡″何だよっ!
そうだ、俺たちは出会えたこと自体
奇跡だったんだ。
もう一度会いたいなんて、
もう叶わない願いだよな。
━━━━━━━━━━━━━━━
初のノベル版!
いかがでしたでしょうか、
見ずらかったら申し訳ないです…
良ければ他の小説も、読んでみてください、
⤵ 主のその他小説