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こんにちは!ソラです!
自分のあおぞら、♡50、 私の心♡30ありがとうございます!
こんなに色んな人に見てもらえて嬉しいです!
しかもコメントまでしてくださる方もいて…本当にありがたい限りです
これからもこのシリーズは続けていきますので、気が向いた時にでも読んでいただけたら幸いです!
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???「♪~」
鼻歌を口ずさみながら、足をブラブラとさせる。
歌はくるくると転調し、陽気な街を連想させた。
彼は「彩り工房」で住み込みで働いているコローレ。
「彩り工房」とは数多の店があるこの「ポプルス」の中でも一際目立つ店だ。
なんといったってこの店は奇抜なデザインを採用しているのだから。
壁一面は黄色。そこに多彩な絵の具で斑点模様が描いてある。
反して屋根は真っ白で、色々な絵がはじけるようにある。
コローレ「いやぁ、今日も今日とていいカラフル日和!っと、今日は『空のアトリエ』に絵の具を届けないと!」
そういってコローレは外へ走っていく。
コローレ「『空のアトリエ』、人が変わったんだよね…スk、前の子好きだったんだけどなぁ。残念。追放されたから、名前も言っちゃいけない。仕方ないけど、残酷な制度だなぁ。…よし、到着!」
コンコンとノックをした後、木製のドアを開く。
新人「あ、い、いらっしゃいませ!『彩り工房』の方ですよね!ありがとうございます!」
固い調子で挨拶をした。
コローレ「Hello!そんな固くなんなくていいよぉ。同じ『ポプルス』にすむ仲間なんだし、敬語はナシにしよ!」
新人「ありがとうございます!じゃなくて、ありがとう!絵の具も!」
コローレ「いーのいーの!じゃ、またね!」
カランとした鈴の音と共に外に出る。
コローレ「前はこんな鈴、無かったんだけどなぁ。あの子は木の音がすきだと言っていたし。…ダメダメ!前の子と比べたら…!って、彼処にいるのは…!」
街の中の花壇で話していたのは「心の城」に住むコル。
住人「創造者様と一緒は…気が引けるというか…」
コル「そうですか…ごめんなさい、無理言って」
話していた住人と離れ、ため息をつくコル。
そんなコルにコローレは近づいていく。
コローレ「Hello!コルちゃん、どうかした?あの子と何かあったの?」
コル「コローレさん!実はですね…」
コローレ「…成る程、散歩に誘おうとしたら立場上の問題で断られたと。」
コル「はい…。やはり今までの態度が問題だったのでしょうか。」
コローレ「仕方ないよ、それが仕事だもん。というか、何時もだったら僕がコルちゃんって言ったら怒るのに、今日は何で普通なの?」
コル「嗚呼…そうですね。名前で呼ばれると…こう、言葉にするのは難しいですが、私自身を見てくれているような気がするからです。今はそれが何よりもの救いなのです。」
コローレ「へぇ…。何か変わった?コルちゃん」
コル「変わった…そう思っていただけると嬉しいですね」
コローレ「?」
コル「それでは、また」
コローレ「あ、うん。またね~!」
このようなやり取りをして、コルは去っていった。
コローレ「変わったかぁ…ま、僕は今の自分に満足だし、縁のない言葉だね」
そう言ってコローレは「彩り工房」へ戻る
コローレ「ただいま~。あ、工房長、戻ってきてたんだね」
工房長「おう!また人間界に新しい色、持ってってやったぜ!」
コローレ「いいなぁ…僕もやってみたいや」
工房長「そうだな…お前も成長したし…。よし、此処は思いきって任せてみよう!」
コローレ「え、ほんと!?やったやったぁ!」
工房長「遊びじゃなくて、仕事だからな!」
コローレ「は~い。分かってるって」
工房長「ったく、本当か?まぁいい、それじゃ、手順を言っていくぞ。しっかり聞け」
コローレ「Yes!Boss!」
工房長「今回お前に任せるのは心に与える彩りだ」
コローレ「は?どゆこと?」
工房長「心に与える彩り…例えば、上手いもんを食べたとき、胸の中で幸せ~って気持ちが広がるだろ?」
コローレ「うん。オレンジみたいな赤みたいな明るい色が広がるね」
工房長「それが心に与える彩りだ。今回はその中でも少し難しい仕事に立ち向かってもらう。初めてだが、お前ならできる筈だ。」
コローレ「僕なら…どんな仕事?」
工房長「悲しみを塗り替える仕事だ」
コローレ「悲しみを塗り替える…!!難しそうだけど、楽しそう!」
工房長「悲しみを塗り替える、その名の通り、モヤモヤをキラキラに変えるんだ。やり方は簡単。心の中にあるパレットに絵の具を塗るだけだ」
コローレ「心の中にあるパレット…?そんなの、どうやって探すのさ」
工房長「助けたいと思えば、出てくるさ」
コローレ「そこは具体的なのないのぉ?」
工房長「ない!」
コローレ「Oh…」
工房長「逆に、これができないならお前にこれから仕事は任せられん。」
コローレ「…ま、頑張ってくるよ。」
工房長「後一つ忠告だが…」
コローレ「何?まだ何かあるの?」
工房長「目に見えるもの全て、綺麗にしようとするなよ。全員救える訳じゃない。限界が存在するんだからな」
コローレ「…急に真面目になって、誰?偽物?」
工房長「何故気づいた…って、そんなわけないだろ。全く、こっちが真面目に話してるって言うのに。」
コローレ「はいはーい。じや、行ってくる。場所は『人の間』でOK?」
工房長「あぁ。頑張ってこいよ」
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1話完結にしようとは思っていたのですが…
コルちゃんも使いたいし仕事の話も長々したいし…で、こうなってしまいました。
2話では終わりますので、お待ちいただけると幸いです。
後、このシリーズ「ポプルスシリーズ」と呼ぶことにしました!
この世界の名前そのまんまです
間違えてる時もあると思いますので、そこは間違い探し位のスタンスでいってくれたら嬉しいです…
♡、コメントまってます!
アドバイスも募集してます(出来ればやさしめでお願いいたします)
誤字・脱字等ありましたら遠慮なく言ってください!