テラーノベル
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💭プロフィールを載せて下さい
「プロフィールか…」
恋人と別れて3か月。
異性との行為に興奮さえしない
俺はマチアプを始めた。
ドが付くM、高めの身長、
整った顔立ち(?)
陰で騒ぐ腐女子には
良い案件であろう。
「えぇっと…」
20代 男
ネコ専です
ドMなので虐めて欲しいです
誰でも、なんでもOKです
慣れた手つきで書き上げていき
アイコンは少し加工した自撮り
「良い男が釣れますよーに…」
見慣れたプロフィールに
溜まりまくった通知。
なんで、なんで俺には
下手くそな奴しか当たらない?!
「あっちぃ…」
見知らぬ人との行為
(ほぼ演技)にも充分慣れた
始めてから5カ月、
一向に当たりは来ない。
きもおじ、粗×ン、 攻めがM
無断中出し、後処理無し…
全くと言って良いほど
俺は気持ち良くなれなかった。
(まぁたまにすごい奴いるけど
ちなみに今日の獲物は
「motoki、、さん…」
指定はPM10時と、
下心丸見えの時間帯。
彼のプロフィールには
20代 男
タチ専
ワンナイト専
夜しか会いません
と淡々とした短文。
見るからに顔も好みだし、
なんならネコ専の方が
人気が出そう。
集合時間の5分前、
彼は静かに現れた。
とん、と肩を叩かれ振り向くと
俺よりも小柄で
アイコンにそっくりの男が
微笑んで立っていた。
「motoki、さん?」
『hilotoさん?』
「ぁ、はい。今夜はどうも…」
『えぇ、いい夜ですね、笑』
「…はい?」
話が噛み合ってないのか、
彼は一人でクスリと笑った。
『馴染みのホテルがあります』
『今夜は案内しますね、』
「は、はぁ…」
手を引かれ、
夜の街へと入り込んで行く。
夜はまだ、終わりそうにない
気分で作った新作。
♡と💬宜しくです
to be continue ✈
コメント
1件
え、好き