第三話
「下水道」
ぺいんと「………行ったか?」
しにがみ「はい、行きましたね。」
クロノア「じゃあ俺らのお得意行っとく?」
ぺいんと「行きますか!」
しにがみ「はい!」
らっだぁ「いやいやいや、説明も無しに勝手にどっか行こうとすんじゃねぇ!」
ぴくと「どこに行くんですか?」
先輩組「下水道。」
シャオロン「は!?そんな汚いところに入らなあかんの!?」
ぺいんと「声が大きい!」
クロノア「入んなきゃここではやってらんないよ。」
しにがみ「脱獄したければ、下水道ぐらい入ってくださいよ。」
とも「マジか…」
トラゾー「下水道ってことはトイレに入るって事だよな?」
ぺいんと「正解!」
クロノア「ひとまず、牢屋が繋がっているのかどうかは知りたいからね。」
しにがみ「そうですね!」
ぺいんと「よし、それじゃあ行きますか!」
しにがみ「はーい!(ジャボン」
クロノア「俺も行くねー(ジャボン」
ぺいんと「行ってきまーす(ジャボン」
ふうはや「行っちゃった……」
しにがみ「ザバァッ)あ、こんにちは!ぴくとさん!」
ぴくと「え、しにがみくん!?え本当に下水道を通ってきたの!?」
しにがみ「はい!」
ぺいんと「ザバァッ)お、ここは誰もいない、って事はクロノアさんの部屋かな?」
ロボロ「え、ほんまに出てきた…」
ぺいんと「あ、こんにちは!」
ロボロ「あ、はい、こんにちは…」
クロノア「ザバァッ)お、トラゾーじゃん!」
トラゾー「クロノアさん!?本当に下水道通ってきたんだ……」
クロノア「うん!トラゾーも行こう?」
トラゾー「えぇ…分かりました。行きましょう。」
ふうはや「トラゾーさん!?本当に行くんですか?」
トラゾー「はい、行ってきまーす(ジャボン」
ふうはや「行っちゃった……えぇい!下水道ぐらい入ってやる!(ジャボン」
らっだぁ「背に腹は変えられん。よし!俺も行くぞ!(ジャボン」
ぴくと「しにがみくん!俺を下水道でどこまで行けるか案内してくれる?」
しにがみ「はい!もちろん!」
ぴくと「よし!じゃあお願いします!(ジャボン」
とも「え……みんなよく行けるね………あー!もう!入ってやる!(ジャボン」
ロボロ「みんな行っちゃった……ところで看守が来たら誰が伝えるんですか?
どうやって知るんですか?監視カメラは?」
囚人組(ーロボロ)「あ…」
ぺいんと「ロボロ!お前のスキルで看守が来たかどうかを教えてくれ!
ぴくとさんはスキルを使って、看守が来るかどうか、そして、
牢屋に近付いてきたら、ロボロに伝える。その間は、
俺らができる限り見て来ますのでお願いします!」
ロボロ「おう!任せろ!」
ぴくと「分かりました!今戻ります。しにがみくん!案内お願い!」
しにがみ「はい!分かりました!」
ぴくと「ザバァッ)〈スキル透視発動〉うーん…ひとまず安全ですかね!」
ぺいんと「良かったー。……みんな、チェストを見つけたよ。
そのチェストの中には、“囚人の書き置き1”があったよ。」
しにがみ「1!?本当ですか!?ちゃんと正しい順番で書き置きが読める!」
とも「そんなにいい事なの?」
クロノア「はい。その方が情報整理がしやすいので。」
シャオロン「なるほどなー。」
らっだぁ「にしても、こっちは何にもないぜ?謎のドアはあるけどね。」
ふうはや「それって、開けたりできますか?」
らっだぁ「んー。できない!」
ぺいんと「ザバァッ)よし。じゃあみんな戻って来てください!
囚人の書き置き1を読みたいので!」
しにがみ「ザバァッ)ただいま戻りました!」
クロノア「ザバァッ)戻ったよー。」
トラゾー「ザバァッ)戻りましたー。」
らっだぁ「ザバァッ)来たよー!」
とも「ザバァッ)帰って来ましたー!」
シャオロン「ザバァッ)戻ったー。」
ふうはや「ザバァッ)ただいま戻りましたー。」
ぺいんと「よし、では読みますね。」
……………………………………………
「囚人の書き置き1」
これを見つけた者に伝える。
それは、刑務所の近くに、警備隊がすぐ隣にある事だ。
脱獄をしたければ警備隊の近くをどうくぐり抜けるかはこれを読んでいる人に任せよう。
そして、下水道は牢屋の前後は繋がっていない。
それだけじゃない。
ここは、看守が3人しかいないにも関わらず、警備がしっかりとしているため、油断してはいけない。
そして夜な夜な、看守じゃない誰かが刑務所を徘徊しているようだ。
さらに、ゴルゴン領主様もこの刑務所にいる。
もちろん、囚人としてではないがな。
さて、こんぐらいでいいだろう。
あまり起きていると、運が良ければ看守、運が悪ければ看守じゃない誰かに見つかり、
そして、殺される。
その見た目は__
……………………………………………
ぺいんと「……その先のページは破られている。」
しにがみ「そんな破られてるって……」
クロノア「見た目まで後一歩だったのにね。
でも、こんぐらいでいいとかいいながら、書いていくもんなんだね………」
トラゾー「クロノアさん、それはあんま関係ないと思います。」
とも「でも一体誰なんだろ……それに、看守じゃない誰か………」
ぴくと「ゴルゴン様もいるのか……」
ぺいんと「そうだった……」
らっだぁ「?ぺいんと?何がそうだったの…?」
ロボロ「え?そんなことゆうとったん?」
シャオロン「全く聞こえんかった…」
ふうはや「とりあえず聞いてみましょう。」
ぺいんと「えっとね……」
しにがみ「ぺいんとさん、全てを言いましょう。」
クロノア「俺のことも言っちゃっていいよ。」
ぺいんと「はい…分かりました!言います!!ゴルゴンはどうk」
リアム「お前ら、いつまで起きているんだ…さっさと寝ろ。」
しにがみ「みなさんと一緒にいられて嬉しいんですよ!いっぱい喋りたい!!」
リアム「そうか。なら話していろ。……ゴルゴン様…いや、道化師の事や脱獄に
ついてな。」
らっだぁ「え!?脱獄するの許してくれるんですか?」
リアム「いや、そうゆう訳ではないが、道化師に対して、
俺は許せないからな。それに、お前らが道化師に殺されるよりも処刑するよりも、
脱獄された方がマシだからな。だから、脱獄したければすると良い。
じゃ、ちゃんと寝ろよ。」
先輩組「はい!」
後輩組「……(・Д・)ポカーン」
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