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【幼なじみと恋愛ってアリですか?】
・キャスト
亀梨光(かめなし ひかる)〈17〉
上谷敦子(うえたに あつこ)〈17〉
原西聖人(はらにし まさと)〈17〉
宮澤陽介(みやざわ ようすけ)〈18〉
これは、亀梨光が通う高校での話
光:…
??:光〜!ドンッ
光:痛っ!
振り向くと友人の原西聖人がいた
光:何だお前か笑
聖人:何だって何だ!笑
光:すまんすまん笑
聖人:ったく…笑
光:笑笑
聖人:そういえば光さ
光:ん?
聖人:あっちゃんと喋ってんの?
光:クラス別だから会話は少ないな〜
聖人:そうか〜
あっちゃんとは上谷敦子の事で、光とは小学校からの幼なじみ
聖人とは中学時代からの友人である
光:でも、アイツは女友達多いから楽しく過ごしてるはずだぞ
聖人:まあ、そうだよな〜
光:ずっと一緒に過ごしてるし恋愛感情もそこまでってとこだな
聖人:まあその辺はお前の自由にしろよ
光:おう
この時の光はまだ知らなかった
光と敦子の関係が1人の人物がきっかけで崩壊の危機に襲われる事を…
翌日
光:あれ?あっちゃん?
敦子:ん?おー、光じゃない
光:おはよ
敦子:おはよ
2人は一緒に登校する
敦子:ねぇ光
光:ん?
敦子:クラスはどう?
光:あ〜、まあ聖人とか他に仲良いやつ何人かいるからやっていけてるな〜
敦子:へぇ〜
光:そう言うあっちゃんは?
敦子:私も楽しいよ
光:それは良かった笑
敦子:…
敦子:あ、あのさ…
光:どうした?
敦子:や、やっぱ何でもない!
光:そうか?
敦子:うん!気にしないで!
光:お、おう
そう言ってる間に学校に到着する
光:じゃあまたな
敦子:うん!
敦子:…
敦子:(やっぱり言えないな…。先輩から告白された事。でも光に迷惑は掛けたくない…!)
敦子は1人悩んでいた
一方の光
聖人:おっはー光
光:おーす
聖人:今日の昼さ、食堂行こうよ
光:お〜行くか
聖人:よっしゃ!
光:笑笑
そして昼休み
2人は食堂にやって来た
光は生姜焼き定食を、聖人は唐揚げ定食を注文する
聖人:美味〜
光:最高だな〜
聖人:なぁ、生姜焼き半分くれよ
光:え〜?まあ良いけど笑
聖人:悪い笑
光:その代わり唐揚げ1つくれ
聖人:はいはい笑
光:お、唐揚げも美味い
聖人:生姜焼きも良いな〜
すると、
敦子:光?
光:おう、あっちゃんじゃん
聖人:どうした?
敦子:たまたま2人を見つけたから声掛けようと思って
光:そっか
敦子:じゃあね〜
光:おう、気を付けて〜
聖人:…なあ光
光:ん?
聖人:お前やっぱあっちゃんの事好きなんじゃねえの?
光:まさか笑
光:別に恋愛感情ないし
聖人:でも、顔に出てるぞ
光:え?
聖人:あっちゃんの事気になってるって
光:まあ考えとく
聖人:頑張れよ
光:おう
放課後
聖人が居残りのため、光は1人で帰っていた
すると…
??:おい
光:?
光の背後に見知らぬ生徒が現れた
光:誰ですか?
陽介:3年の宮澤陽介だ
光:3年?じゃあ知らないです
陽介:お前、あっちゃんとどう言う関係?
光:あっちゃん…?上谷敦子ですか?
陽介:ああそうだ
光:幼なじみの女友達ですけど
光:てか大体何で初対面のあなたにあっちゃんの事聞かれないといけないんですか?
陽介:決まってんだろ。俺が狙ってるやつなんだから
光:!?何言って…!
陽介は光に衝撃の告白をした
光:あっちゃんといつ話したんですか
陽介:教えるわけないだろ
陽介:それと、お前もうあっちゃんって気安く呼ぶな
光:な、何であなたに決められないと駄目なんですか!あっちゃんはアイツの愛称です!
陽介:お前みたいなヤツがあっちゃんって呼ぶ資格なんてねぇんだよ。分かるか?
光:そんなの分かるはずないでしょ
陽介:あっちゃんはもう俺のものなんだ。2度とアイツに近づくな
光:だから何であなたが…
陽介:黙れ!もう俺のものになるんだ!金輪際アイツと関わるな!関わったら覚えとけよ?
光:…っ!
そう言って陽介は去っていった
光:ハァ…
光:(何なんだあの人…。もうあっちゃんとは話せなくなっちゃうのかな…)
光は虚しい気持ちで帰路に着いた
翌日
光は敦子と会わないようにいつもより少し時間を早めて登校する
光:ふあぁ〜…
聖人:あれ?光?
光:おう、聖人か
聖人:珍しいな。いつも8時くらいにくるお前が今日は早い。今7時40分だし
光:まあな。今日は早く来たかったし
聖人:そうか
聖人:(絶対何かあったな…。今度話聞いてみるとするか)
一方、敦子は
敦子:(光がいない…。今日は休み?それとももう先に行ってる?)
と、不安になっていると…
??:あっちゃーん!
敦子:?
敦子:またあなたですか…
敦子の前に現れたのは陽介だった
陽介:良いじゃん!一緒に行こうよ〜
敦子:結構です
敦子:大体私あなたの事知らないので
陽介:俺は知ってるよ?可愛いじゃ〜ん
敦子:別に嬉しくないです
陽介:またまた〜。本当は嬉しいんでしょ?
敦子:知らない人に言われても何とも思わないので。それに、私には想っている人がちゃんといますから
陽介:誰なの?
敦子:あなたに言うわけないでしょ
陽介:俺じゃダメなのか?
敦子:当たり前です。あと、そうやってずっと付きまとうような人とはお付き合いしたくありません
そう言って敦子は去っていく
陽介:何だよ、つれない女だな…チッ
そして、放課後
先生:じゃあ、今日はこれで終わり!
一同:ありがとうございました!
光:聖人〜帰ろ〜
聖人:おう
2人は教室から出ようとする
すると、
敦子:…
光:!?
敦子が廊下にいた
光:聖人、こっちから帰ろう
聖人:え?お、おう
2人は敦子とは逆の扉から教室を出る
聖人:どうした?
光:え、何が?
聖人:いや、あっちゃんいたのにわざわざ逆の扉から出て行くから
光:いや、まぁ…
聖人:話せる範囲で良いから教えてくれ
光:実はさ…
光は陽介から敦子は俺のものだから近づくなと脅された事を話す
聖人:そう言う事か…
光:もうあっちゃんって呼ぶなまで言われてんだよ
聖人:でもあの人ってあんま良い噂聞かないんだよな〜
光:マジ?
聖人:何か女癖悪いみたいな話聞いたぞ
光:そうか…
敦子:光?
光:…!走るぞ!
聖人:え!?
光と聖人は猛ダッシュで駆け出す
聖人:ハァ…ハァ…逃げる必要あったか?
光:ハァ…俺脅されてんだよ。あっちゃんとは2度と話すなって…。話したら何されるか分かんねえし…
聖人:それはそうだけど…
光:もうあっちゃんとは関わんない
聖人:本気…?
光:喋ったら俺が殴られっから
聖人:あぁ…
そして、2人はそれぞれの帰路で帰った
光:…
敦子:光!待って!
光:!?
光:あっちゃ…敦子…
敦子:え…?今名前で呼んだ?
光:呼んだけど
敦子:何で…
光:何でもだよ…
敦子:ねぇ、私何かいけない事でもした!?
敦子:光を傷つけるような事した?
光:そんなんじゃねえよ…
敦子:じゃあ何で私から避けるの!?
光:俺なりの事情があるんだよ…
光:もうあっちゃんって呼ばない。これからは敦子って呼んでいくから
敦子:ちょ、ちょっと待って…
光:そう言うわけだから俺らの関係終了な
そう言って光は歩き出す
敦子:何で…何で…グスッ
敦子:私…フラれちゃったの…?グスッ
敦子は道端で1人で泣いていた
その翌日
光:ハァ…
光:(本当に俺らの関係終わっちゃった…。俺はあっちゃん一途だったのに…)
光は乾いた心のまま登校していた
その前には敦子が歩いていた
光:あっちゃん…
光:(あっちゃんの背中寂しそう…。と言って声掛けるのもな〜…)
光は1人で葛藤していた
すると…
陽介:お〜君!
光:…
光の元に陽介がやって来た
陽介:お前ら本当に喋ってないの?笑
光:…
陽介:おい、何か言えよ
光:…誰のせいでこんな事になってると思ってるんですか…
陽介:は?何が?
光:自覚ないようじゃ無理か。自覚はね、ないといけないんで
陽介:うるせぇな…
光は、話題の構文を使って陽介に口撃する
陽介:お前の言う事なんか聞かねーよ
陽介:あっちゃーん!
光:ハァ…
陽介は敦子の元に向かう
一瞬ではあるが、光と敦子の目が合ったような気がした
そして放課後
聖人:悪い光
光:ん?
聖人:今日バイトあるから先帰るわ
光:おう、気を付けてな
聖人:また連絡する
光:了解
光は1人で帰ろうとしていた
すると…
敦子:嫌って言ってるじゃないですか
陽介:何でだよ!
光:(ヤバっ…)
光の帰る道なりに敦子と陽介がいた
陽介:何でダメなんだよ!?
敦子:だから、何回も言ってるでしょ。私には好きな人がいるって
陽介:誰なんだよ!名前くらい聞いても良いだろうがよ!
敦子:亀梨光です
陽介:あんな地味なヤツのどこが良いんだよ
陽介:アイツなんかより俺の方が絶対に良いに決まってんだろ
敦子:宮澤さんには分かんないんですね
陽介:何がだよ
敦子:光の事
陽介:地味な印象しかねえじゃねぇかよ
敦子:さっきから失礼ですよ?
陽介:んな事どうでも良いだろ!
敦子:私は小学生の頃、イジメられてた過去があるんです
陽介:それとアイツの何が関係あんの
敦子:そこで、1人の男の子が私に声を掛けてくれました。【大丈夫?】って。その男の子が今の光なんです
光:(そんな事あったな…)
敦子:この日から、私は光と仲良くなり、次第に好きと言う感情が芽生えました
敦子:私はずっと、光を見てきました
敦子:だからあなたとは付き合えません
光:(あっちゃん…)
光は感動していた
と、その時…
敦子:光
光:!?
敦子:そこにいるんでしょ?出て来て
陽介:は?
光:… …
2人の元に光が現れた
陽介:お前いつから…
光:ずっと聞いてましたよ。
光:ありがとう、あっちゃん…
陽介:だから、あっちゃんって呼ぶなって…
敦子:バチン
陽介:イッ…!
光:!?
敦子:何であなたが決めてるの!?
敦子:宮澤さんがあっちゃんって呼ぶ資格なんてありませんよ!光にはありますけど
陽介:調子乗ってんじゃねーぞテメェ!
陽介は敦子に襲い掛かろうとする
だが…
光:バコッ!
陽介:…っ!
光は、陽介に一撃をかます
光:言いませんでしたけど、僕空手3級取った経験あるんです
陽介:ぐっ…
光:どうします?まだやられたいですか?
陽介:ク、クソッ!
陽介は猛ダッシュで去っていった
そして、光と敦子は2人きりになる
光:あっちゃん
敦子:ん?
光:さっきの話…本当…?
敦子:…本当だよ
敦子:さっきも話したけど小学生の時にイジメ受けてたの…覚えてる?
光:…覚えてるよ。あっちゃん辛そうだった
敦子:あの時、光に助けられなかったら不登校になってたもん…。
光:そうなの?
敦子:だって…まだ誰とも話せない日にこんな事になったんだから…。勇敢な子がいるなって思った
光:あっちゃん…
敦子:私はずっと、光が大好きだったの
光:ありがとう…あっちゃん。こんな俺を好きになってくれて
敦子:いえいえ笑
光:これからは彼女として、よろしくお願いします
敦子:うん!よろしく!
すると、敦子が光にあるお願いをする
敦子:…ねぇ
光:ん?
敦子:誰も見てないからさ…キス…しよ?
光:え…
敦子:あ、ダメ…だった…?
光:ダメじゃないよ!ちょっと動揺して…
敦子:いくよ?
光:うん!
2人は熱いキスを交わした
光:ふふっ笑
敦子:ふふふ笑
光:帰ろうか
敦子:うん!
敦子が歩き出そうとすると…
光:待って!
敦子:ん?
光:……
光は右手を差し出す
光:手…繋ぎたい…
敦子:う、うん…良いよ…///
敦子が左手を差し出すと、光はその手をぎゅっと握る
そして、手を繋いで帰りだした
光:…あっちゃん
敦子:ん?
光:俺今すっごい幸せ笑
敦子:ふふっ笑 私も幸せだよ?
光:やっぱあっちゃんには笑顔が似合うわ
敦子:ありがとう笑
光:あっちゃんにはずっと笑ってて欲しいな
光:あっちゃんが笑顔でいてくれると俺も自然に笑顔になれるから
敦子:今の言葉そのまま返す笑
光:え〜!笑
敦子:私も…光にはずっと笑顔でいて欲しい
光:お互い笑顔で頑張ろうよ!
敦子:うん!
2人の並んで歩く姿が夕日に照らされていた
翌日
光は敦子と付き合った事を聖人に報告する
聖人:そうか〜。お前らもついに恋人か〜
光:ああ。色々迷惑かけてすまんな
聖人:全然だよ。2人が結ばれて良かったよ
光:サンキューな
聖人:そうだ、一応お前に報告する
光:何?
聖人:俺も彼女出来ました笑
光:お〜、おめでとう!
聖人:あざっす
光:今度お祝いし合おうぜ笑
聖人:だな〜笑
敦子:光〜
聖人:お、噂をすれば笑
光:行ってくるわ笑
聖人:おう!
聖人:幸せにな!
光:お前もな!笑
聖人:笑笑
聖人は2人を見送った
光:どうした?
敦子:いや、光に会いたくて…///
そう言って顔を赤くする敦子
光:何赤くしてんだよ笑
敦子:うるさい!///
光:笑笑
敦子:ねぇ、外出ない?
光:良いよ。行こう?
敦子:うん!
2人は近くのベンチに座る
敦子:ねぇ光
光:ん?
敦子:私たち…やっと恋人同士だね
光:うん。長い間悪かったな
敦子:良いよ笑 関わらないって言われた時はショックだったけど笑
光:…あの時は本当にごめん…
敦子:もう謝らないで笑 暗い話は辞めにして今を楽しもう?
光:だな
2人は自然と手を繋ぎ合う
敦子:…////
敦子:やっぱりちょっと照れるね///
光:だな笑
敦子:…///
光:…笑
しばらく沈黙が続く
敦子:ねぇ…
光:ん?
敦子:私たち、ずっと一緒だよね…?
光:…ああ。ずっと一緒にいるよ
敦子:ふふ笑 ありがとう😊
光:こちらこそありがとうだよ笑
そう言って光は、敦子の手を恋人繋ぎする
それに応えるように敦子は、光の手をぎゅっと握り返した
2人は、しばらくベンチで寄り添っていた
数年後
大学生になった光と敦子
2人は同棲していた
光:おはよう…フアァ~
敦子:おはよう笑 眠そうだね笑
光:だって朝だし…
敦子:もう笑
敦子:チュッ
光:…!?
光は敦子にキスされる
敦子:…目…覚めた?
光:さ、覚めました…//
敦子:ふふ笑 顔赤いよ?笑
光:うるさいな…。こんな可愛い子とキスして照れないわけないだろ…
敦子:ありがと♡
光:…笑笑
光:お、聖人だ
光:彼女さんも一緒で
敦子:本当に?
光:うん
じゃあ行こ?
光:うん!
それから数年後に大学を卒業し、就職してから3年後に結婚した
今でも2人は幸せに過ごしている
end