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死にたい蘭 愛してたよ竜胆  2話

死にたい蘭 愛してたよ竜胆 2話

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第5話 当たり前の幸せ

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2022年08月09日

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番外編‼️番外編は、

眠っている間の蘭の心の中  や、

蘭の手術中のマイキー達の方の様子 など、

本編で出ていない編を描きます!

今回は、手術中のマイキー達の方の様子編です!

それではどぞ!⤵︎ ⤵︎








〜マイキー目線〜

かくちょうから、蘭が手術中だと、突然聞いた。アジトにいた他全員はしていた事を止め、かくちょうの暗い顔を目を見開いて見ていた。誰も言葉を発さなかった。

かくちょうによると、蘭が自殺しようとして、自分を常に所持していた銃で打ったらしい。あの蘭が?最初は何かのドッキリか、嘘のようなものだろうと思った。でも、あのかくちょうの顔は見たことない程に絶望に満ちていた。


かくちょう「蘭の所へ行くか?」


かくちょうは震えた声で、泣くのを我慢していた。


マイキー「俺は、、、嫌、、、だ」


かくちょう「そう、、、か」


マイキー「そこに行けば、今信じきれてない、頭の追いついてない自分が状況を理解してしまうのが怖い」


かくちょう「、、、そうだよな。信じたくないよな、でも、本当なんだ」


マイキー「ブルッ,,,蘭、死ぬのか?」


かくちょう「死なない、と思いたい。」


モッチー「腐っても梵天のNo.threeだ。簡単には死なないだろ、、、」


明石「これが簡単で収められることか?」


モッチー「それは、わかってる、、、」


明石「わかっていて余計な期待持たせんなよ,,,」


モッチー「あ?余計な ってなんだよ?蘭が無事で帰ってくると信じるのが余計な期待だと?」


明石「誰がそんなこと言ったかよ、頭硬ぇな」


モッチー「んだと!舐めたこといいやがって!蘭のことなんかどうでもいいんだろ!さっきから澄ました顔だな!」


明石「この状況で仲間を心配しねぇ奴がどこにいんだよ!さっきからクソみたいな自己判断しやがって!」


モッチー「仲間ならもっと心配した態度取れるだろうが!」


明石「ぅるせぇな!親みてぇなこと言うんじゃねぇよ!おっさんのくせにヨォ!」


モッチー「テメェもだろうが!」


明石「あぁ!?」



マイキー「いい加減にしやがれクソども」



モッチーと明石「ビクッ,,,」


マイキー「心配してねぇのはテメェら二人ともだ、何こんな状況下で呑気に口喧嘩なんてしてんだ、」


モッチー「,,,ッすまなかった」


明石「,,,悪かった」


マイキー「はぁ、、、チッ」


かくちょう(この空気はやばいな、みんな蘭のことで気が動転してる。)


かくちょう「落ち着けお前ら、今こんなことして仲間割れしてる場合じゃない」


マイキー「あぁ、わかってる」


モッチー「だよな、スマン」


明石「,,,悪い、俺部屋行くわ、頭冷やす」


モッチー「俺もそうする、おい、明石」


明石「チラッ(軽く顔だけ後ろを向けてモッチーを見る)」


モッチー「蘭は大丈夫だ、心配するな、竜胆達もついてる、」


明石「ポロッあぁ、ありがとな」



バタン





かくちょう「、、、」


マイキー「、、、」


かくちょう「大丈夫か?」


マイキー「あぁ、なんとかな」


かくちょう(マイキー絶対大丈夫じゃないな、蘭は絶対帰ってくるって思わせないとやばそうだな)


かくちょう「,,,マイキー、蘭はだi」


マイキー「大丈夫、だろ?わかってる、それは自分でも十分わかってるつもりなんだ、」


マイキー「でも、心が追いつかねぇ,,,」


かくちょう「、、、」


マイキー「蘭が、死んじまったら、、、傷が深かったら?手術しても無理な状況だったら?」


かくちょう「マイキー、落ち着け」


マイキー「大量出血だったら、脳に傷がついたら、もし帰ってきても、後遺症が残ったら、、、、」


かくちょう「マイキー!落ち着け!」


マイキー「蘭ッヒュッ カハッ カヒューカヒューゲホッゲホッ」


かくちょう「マイキー!!過呼吸だ!落ち着かせる方法は!」


マイキー「ヒュッ ヒュッ ゴメッ カヒューゲホッ カヒューゲホッ蘭ッ ハッハッカハッ 」


かくちょう「マイキー!少し苦しが我慢してくれ!」


(かくちょうがマイキーの口に強く手を当てる)


マイキー「ヒュッヒュッゲホッハッハッ ハーッ ン、フゥ、フゥ」


かくちょう「大丈夫か??マイキー、落ち着いたか?」


マイキー「ありがと、かくちょう、すまない」


かくちょう「フゥ、良かった」


マイキー「俺たちが、ずっと落ち込んでても、蘭が帰って来にくいよな、蘭がいつ帰ってきてもいいように、普通に振る舞わないとな」


かくちょう「それでも心配は大きく残るけどな」


マイキー「あぁ、」








それからの説明⤵︎ ︎


(この後、少ししてHappyEND編で、蘭が目覚めないため、はるちよがマイキー達を呼びました。その時、マイキーは蘭にかける言葉に詰まりました。)


(何度も失敗した人生を送って、今に至る自分がなんの言葉をかければいいのか、蘭の元まで行く間マイキーはずっと考えていました。)


(病院について、蘭の姿を目の当たりにした時、いつもと全く変わらない蘭なのに、心の中はズタボロなんだと、いつも無理をしていたんだと改めて知り、胸が締め付けられました。マイキーは首領としての言葉を最初かけてしまい、失敗したと思ったそうです。)


(ですが、後半、自分が蘭に思っていたことをありのままに伝えることができ、自分にビックリしたそうです。その後、蘭が目を覚まし、自分の名前を呼んでくれたことに、酷く嬉しく、懐かしく、涙を堪えて、おかえり とかけようとしました。)


(でも、なかなか言葉の出てこないマイキーはそこに、いつものただ本音を隠して生きている弱い自分を見つけました。マイキーはこんな自分にだから、仲間を守れないんだと実感し、このままではダメだと、言葉を何とか絞り出し、蘭へ伝えることが出来ました。)

(マイキーはこのことがあり、初めて自分の心の弱さに気づき、仲間の大切さ、尊さを、時に突然壊れる、当たり前、のある幸せを実感し、少し成長できたそうです。)






蘭は俺にとって、いや、俺たちにとって必要不可欠な存在なんだ。お前がいないと、俺はダメだよ。ありがとな、帰ってきてくれて。




おかえり、蘭







ただいま、マイキー








おしまい!短かったですよね。番外編ですからね。読んでくれた方、ありがとうございます😭

次の番外編は眠っている間の蘭の心の中の話です。です。ぜひ読んでください!

それではまた!お会いしましょう。さようなら

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