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「……ほら、声、我慢できないんだ?」甘えるみたいな笑みを浮かべながら、指先で何度も同じ場所をなぞる。
痛いくらいの愛撫なのに、身体は勝手に震えて縋ってしまう。
「ねぇ……俺以外にこんなふうに触れられたら、君、壊れちゃうよ?」
耳元で囁かれるたびに理性が削られていく。
爪が肌に食い込み、跡を残す。
「消えない証……欲しいでしょ? 君が誰のものか、二度と忘れないように」
乱れた呼吸を塞ぐみたいに口づけられ、苦しいのに、奥から熱がこみ上げて止まらない。
「もっと……狂わせて。俺なしじゃ生きられない身体にしてあげる」
シーツが軋むたび、逃げ場のない快楽に追い詰められていく。
あなたの涙も、声も、震えも――すべて小柳の悦びに変わっていった。
「……泣いても、やめないよ?」
小柳の指があなたの手首を掴み、シーツに縫いとめる。
逃げ場なんて最初から与えられていない。
歯が首筋に食い込む。
鋭い痛みに思わず悲鳴を漏らすと、彼は嬉しそうに笑った。
「痛いのに……身体、震えてる。ほら、奥までちゃんと感じてるじゃん」
爪で背中を引っかかれるたび、焼けるような痛みと、同時に広がる甘い痺れ。
涙が零れても、小柳は容赦なく口づけで塞いで、飲み干すように舐め取っていく。
「君は俺のものなんだから。
壊しても、泣かせても、全部……俺だけの証になる」
苦しさの中に押し込まれる快感。
身体が勝手に熱を求めてしまう自分が、一番怖いのに――彼の腕から離れられない。
「ねぇ……もっと泣いて。
俺の名前呼びながら、痛みに溺れて……俺に狂ってよ。」
「諢帙@縺ヲ繧銀劭」