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ある暖かい春の日。






蘇枋「…なんだい、これは」



楡井「だって蘇枋さん歩くの早いじゃないですか」



楡井「こうでもしないと逃げられちゃいますもん」






…そう。俺は今にれくんにしがみつかれている。






蘇枋「歩くの早いって言ったって… 学校に遅れち            ゃうもん」



楡井「きょ、今日は大丈夫ですから!!」



楡井「ゆっくり行きましょ、たまには…」






…こういう時のにれくんは何か隠している。






蘇枋「にれくん、どうしたの今日」



蘇枋「何かあったの?

オレで良かったら話聞くけど」



楡井「何もないですよぉ…」



楡井「でもオレには蘇枋さんの足止めをするって          いう重大な役割があるんです!」



蘇枋「足止め?」



楡井「…あ。」



楡井「…と、とにかく!!あと少し!あと少しで            いいので待ってください!!」



楡井「せめて桜さんから連絡が来るまで…!」






…オレは何かしてしまったのだろうか。






蘇枋「にれくん、オレ何かした…?」



楡井「ぅぐっ…そんなことは…」






ピロン。



にれくんのスマホがなった。






楡井「…あ、桜さんからです!!」



楡井「行きますよ蘇枋さん!!」



蘇枋「…え。」





にれくんの打って変わった態度にオレは困惑。



にれくんに振り回されすぎではないだろうか。



そう思い教室に足を踏み入れる。









「蘇枋、誕生日おめでとうーー!!!!!」




パーン!!!!!!





鳴り響くクラッカーの音と充満した煙の匂い。



余りの怒涛の出来事にオレは反応出来ずにいた。




杏西「おお、あの蘇枋が固まってる!!」



杏西「これはサプライズ大成功だな!!!」

皆  「うえーい!!!!!」

杏西「今日の主役に一言いただきましょう!」



杏西「今のお気持ちは?」



蘇枋「…」



杏西「す、蘇枋…?」



蘇枋「…オレ、今日誕生日だったっけ…」



楡井「…え゛ッ!?!」



杏西「おい、桜!蘇枋の誕生日今日じゃなかった          のかよ!!!」



桜「お、俺のせいかよ!!」



蘇枋「…ふ、ふふふッ…」



杏西「あ、こいつ笑ってやがる!!」



蘇枋「ほんとに君たちは面白い反応をするね笑」



蘇枋「今日誕生日であってるよ、ありがとう」



杏西「…なーんだよびっくりさせやがって!!」



杏西「このヤロー!!!!!」



楡井「蘇枋さん足止めするの本当に大変なんです          からね!!蘇枋さん勘良さそうですし!!」






びっくりしたのはこっちだ。



朝から何事かと心配になったのだから。



それより蘇枋には気になる事があった。





蘇枋「ていうか桜くん誕生日覚えててくれたの?」



桜「ま、まぁな!」



桜「…その、大事な友達、だし、?////」



杏西「ヒューヒュー!!!」



杏西「かっこいいぜ桜ぁ!!」



桜「んがぁッ!!//黙りやがれてめぇは!!///」



杏西「ぎゃーーーっ桜がキレた!!!」



蘇枋「でもありがとうね、桜くん?嬉しかったよ」



桜「べつに…大したことじゃねーし…//」



蘇枋「あ、顔真っ赤」



桜「テメーらはそれしか言えねーのか!!!//」



桜「クソ!!!!///」














こうしてまた1日が…いや、少し特別な

1日が始まるのでした。














3.28

蘇枋さんお誕生日おめでとうございます‼️🎂🌟

今年も蘇枋さんのスマートさと紳士さで私の心を撃ち抜いてください💍🙌🏻💫あとそろそろ過去編待ってます。。。











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