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「柏木秋人様〜」
「..はい」
ゆっくりドアを開けるとそこには隼人の姿があった.
「え,ッ…」
「では.」
「隼人..」
「秋人..別れないよね..違うよね,?」
「隼人..僕は隼人大好きだし,これからも一緒に居たい..」
「なら..,!」
「でも,これからもずっと一緒に居ると,,何か..壊れそうな気がする」
「そんな事ない..秋人,秋人も俺の事好きなら…!」
「..隼人は俺の為に死ねる?」
「もちろん…ッ!!だから,!!」
「一緒に死のう?隼人..」
「え,?」
「..ほらね.またね隼人」
「ありがとうございました〜」
僕は早歩きでホテルを出る.雨がすごく降っていて寒かった.
隼人が後ろから追ってくる.
どこまで来るんだよ.と虚しくなった.
「秋人ッ!!良いよ,死のう!!一緒に…!」
「..嘘だ」
「本当..着いてきて!」
僕はされるがままショッピングモールへ連れて行かれた.
「ふざけてるの?」
「違うよ秋人..」
そう言うと隼人は屋上へと僕を運ぶ.
「..分かったよ.隼人」
「僕,あの時の隼人の愛を愛って受け入れたく無かった.あの時の隼人を,,隼人って思いたく無かった.」
「….」
「純粋無垢な隼人で居て欲しかった..」
「俺は..行き過ぎたのかも」
「こうやって決心してくれたなら,あれも..愛だと,僕も認められる」
「隼人,俺の手掴んで..飛び降りて」
「うん.」
「大好きだよ,隼人」
「俺も」
“人気アイドルの柏木秋人,柊隼人が飛び降り自殺.熱愛と関係が?”
世間は何も分かっていなかった..