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⚠️ちゅうい
茈×赫
死ねた
最後ちょっとだけ解説あり
ご本人様とは関係ありません
似たような作品があってもパクリではありません
茈)よいっ…しょっと、
ゞ)うぉ、きれー笑、
冷たい風が身体に吹きつける
俺は今から、世界と別れる
のだが、
その前に、
茈)何見てんの? 見せ物じゃないんだけど
赫)いや〜、最後見届けてあげよっかな〜って
さっきからこちらをじっと見ている知らない彼
彼をどかしてからにしよう
茈)見届けとかいいから どっか行ってくんね?
赫)いやいや、お前の最後だぞ? 映画はエンドロールまで見ないと損でしょ笑
ヘラヘラしながら彼は言う
まるで本当に映画を見ているかのように
目の奥にはほんの少しの楽しさが混ざっていた
茈)あっそ、まあいいや
1人くらい観客がいても構わないか
そう思い、俺は再び世界と別れようとする
茈)これで…やっと、
それなのに
赫)ほんとだ…きれー
いるまは横からの声に肩を跳ねさせた
そこには夕日に目を輝かせた彼がいた
こいつ…
やっぱいないほうが良かったか
赫)ね、さっき見届けるって言ったけどさ
「俺も一緒にいい?」
茈)はあ?
隣に来たと思えば訳のわからない事を言っている
茈)なんで
赫)だって楽しそーじゃん?笑
俺の覚悟がそんな軽いノリで済まされてたまるか
茈)楽しくない 早くどっか行けよ
赫)楽しくないのに飛ぶの? 意味わかんな笑
俺は真剣だと言うのに彼はケタケタ笑う
何がそんなに面白いのだろう
茈)いいからどっか行けよ 目障り
赫)酷いなあ笑 俺が一緒に飛んであげるって言ってんのに
茈)そんなん要らない
赫)嘘つけ 手震えてるくせに笑
茈)っ…
確かに、 俺の手は震えている
ただ単純に怖い
足がすくむ
1人は、…怖い
けれどこんなの、あの苦痛に比べればなんてことない
赫)俺1人じゃ怖いし、一緒に飛んでよ
茈)!、…弱虫
強い言葉を使えば何処かへ行ってくれる
そう思った けれど
”弱虫”そう言うと彼は一瞬苦しそうな顔をして
赫)そっ、俺は弱虫なの だから一緒に飛んで?
と言った
まるで自分が弱いことは当たり前かのように
その姿を見て、こいつも俺と同じなのかもしれないと思った
そうだとしたら、少し胸が痛む
いわゆる同情ってやつ
茈)…しゃーなしな、
赫)やった! ありがと…(ニコ
彼は切なく笑った
赫)でもさ、明日にしない?
茈)は?なんで
赫)どうせ一緒に死ぬなら互いのこと知ってからのがいいでしょ笑
茈)そんなのどうでもいい 俺は今日死ぬ
ゞ)じゃなきゃこの話はなし
赫)え〜、おねがぁい
茈)だめ
赫)おねがいっ?(上目遣
茈)……、
ゞ)ラーメン、
赫)ぇ〜、俺金ないんだけど
茈)じゃあ無理
赫)ごめんごめん! ラーメンね!
彼は焦るような素振りをして俺を宥めるように言った
赫)そういえば名前、なんて言うの?
茈)… いるま、そっちは?
赫)、なつ! よろしくね!
名前を尋ねると彼は一白置いて元気よく言った
でも、そこに笑顔はなかった
貼り付けた明るさのような、そんな感じ
赫)何食べるの?
茈)これ、(指差
赫)ぇ、それ高いからダメ
茈)なんでも奢るって言った
赫)なんでもとは言ってない 本当に金ないの
ゞ)俺食い逃げとかしたくない(真
茈)笑、なにそれw
俺は彼の真剣な顔を見て小さく笑った
赫)あ、笑った…
それを見て彼は驚いたように目を丸くした
茈)、笑っちゃ悪いかよ
赫)別にw
赫)で、どれにすんの?
茈)だからこれだって
赫)だからそれはっ
茈)じゃあ一緒に飛ぶのはなs(
赫)あー!分かった分かった!
茈)ちょろ
赫)なんか言った?(圧
茈)いや、なんでも
茈)? お前食べないの?
赫)金ないって言ってんじゃん
茈)ぇ、なんかごめん
ゞ)…いる?
赫)いーよ笑 食べたかったんでしょ笑
ゞ)それにいるまの笑った顔見れたし
茈)そうかよ
彼はどこか懐かしそうな顔をしていた
翌日
赫)おはよ いるま
茈)ん、はよ
赫)どこ行く?
茈)昨日のビル
赫)え〜、最後なんだから楽しんでから死のーよ
茈)だから楽しさとか要らないんだって
赫)そんなこと言わずに〜
ゞ)ほらいこっ!(茈手取
彼はやけに楽しさに固執する
子供のように無邪気に笑っていて
彼の中身は小学生のよう
茈)どこ行くん?
赫)動物園!!
茈)ガキ
赫)ガキじゃない!
茈)そういやお前、いくつなん?
赫)16!
茈)ガキやん
赫)そう言ういるまはどうなのさ!
茈)…16、
赫)じゃーいるまもガキ!
ゞ)ガキガキぃ!
そう言うところがガキなんだって…
まあ楽しそうだしいいか笑
赫)いるま見てっ!キリン!
茈)見てる見てる
赫)あっ舌だした! ねぇ今の見た⁈
茈)だから見てるって笑
赫)あー!ライオン! あっち行こ!(茈手引
茈)あっちょっ、
赫)んー 楽しかったぁ
茈)よかったな笑
赫)…いるまは? 楽しかった、?
茈)まあ、それなりには
俺がそういうと彼は少し寂しげに
赫)そ、
と言った
彼の表情はコロコロ変わる
少し面白い
赫)もうすぐ太陽がいなくなるね
茈)そうだな
赫)俺、今日が人生で1番幸せだった!
彼はニコニコして言う
こんなのが人生1番なのか、
そう思うと彼は本当に俺と同じなのかもしれない
茈)俺も、 最後にはちょうどいい幸せだな
赫)うん!最後にいるまに会えてよかった
赫)……好きだよ、笑
茈)は、?…//
不意の言葉に顔を染める
赫)笑、 じゃあ死のっか、
でも彼ははぐらかすようにビルの縁に向かった
茈)……俺も、好きだよ///
呟くように言う
でも嘘じゃない
楽しそうに笑う君を見て心が惹かれたのは本当だ
赫)!、うそだぁ
疑うように言う
茈)嘘じゃない 本当だよ(真
これだけは誤解されてはいけない
そう直感的に思った俺は真剣に言う
赫)…/// まじ、?//
それを聞いた彼は顔を真っ赤にする
そういう所が可愛いんだよ
茈)笑、まじ
赫)まじかぁ、
ゞ)ちょーぜつ嬉しいんだが…////
茈)うん、俺も//
2人でビルの縁に立つ
すでに太陽は沈んでいて
まるで世界に2人だけのような、
そんな感覚
赫)俺ね、?弟がいるんだけど…
そう、自分語りを始める彼
赫)可愛くて、優しくて、なーんでもできちゃうの
茈)へー、 優秀なんだな
赫)そう、俺の弟はできる子なの
ゞ)でも俺は…、
そこまで聞いて、なんとなくわかった
彼は大切にされてこなかったんだろう
持ち金が少ないのも
感情が豊かで、動物園を心の底から楽しめるのも
多分、そう言うこと
茈)そーなんだ
茈)…俺は毎日殴られてた
ここまで聞いて俺が言わないのもフェアじゃないよな
茈)だから人は嫌い
赫)そっ…か、
茈)でもなつは好きだよ
ゞ)初めて俺のこと見てくれた人
赫)…///
赫)ねぇ、
茈)ん?
赫)最後の最後に… キス、して、?
茈)笑、
ちゅっ
赫)…// ありがとっ
茈)じゃあ行くか
赫)うん!
俺らは手を繋いで世界を旅立った
解説というかなんというか読み直しててわかりにくいとこがあったので書いときます
持ち金が少ないのも
感情が豊かで、動物園を心の底から楽しめるのも
多分、そう言うこと
ここのシーンで持ち金が少ないのはまあわかるかなーって思うんですけど、
感情が豊かでってところは、いつも弟が優先されちゃって外にあまり出たことがない無知な少年をイメージしていただけたらいいかなと思います
外を知らないから子供っぽいというかなんというか
これ伝わってるかな…?