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こんにちは(*´꒳`*)ノ
作者の風空です!
第1話 50♡達成したので第2話をお届け致します!
この作品に関わる方々は一切本人と関係ございません。
センシティブ&シリアス要素含む場合がございます。
予めご理解頂けると幸いです。
では…ごゆっくりご覧ください(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お酒の席でアキラから好意を抱かれてることを知った訳だが…何もなかったように接しているもののどこかぎこちなさを感じやきもきしてすごしていた。
久々の休日、ちょっと気分転換でもしに行きつけのカフェに立ち寄ってコーヒー片手に本を読んでいるとスマホが鳴り出した。
「もしもし」
「お、おう」
「今、何してますか?」
「え?今、コーヒー飲んで本読んでる」
「家にいるんですか?」
「ちっがうよ!カフェでやってんの!!!」
「あ、そうですか。よければ私もそこに行ってもいいですか?」
「べ、別にいいけど…なんもないよ」
「はい、大丈夫です!」
あっさりした返答に苛立ちが募る奏斗。
いや、なんで僕がこんな気持ちにならんといかんのだーーーーー!!!!!と頭の中で思いっきり叫んでいると透かした顔してアキラが僕の前に座って頼んだ紅茶を一口啜るとずっと奏斗の方を何も言わず見ていた。
「おい!なんか言えよ」
奏斗は何も言わないアキラとのこの場に耐えきれず話を切り出す。
「あ、奏斗。おはよう」
と言いながら満面の笑みでこちらへ返す。
「あ、かなとおはようじゃねぇよ!!!」
「え、あ、こんにちは。奏斗!」
「だ、だ か ら!!!ちげぇって!なんなんだよ」
「違うというと…?」
「お前が来るって言うからなんか話とかどっか行ったりとかするのかと思ったらさ、お前来てそうそう紅茶とか飲んでさ俺の顔見だすし」
「え、いけなかったですか?あ、どこか行きますか」
「はぁ…」
アキラには何言っても無駄だと思うと大きなため息が出た。
「俺…ふふっ、奏斗の俺呼びはレアだなぁ!今日会えて良かった」
「//////お、おまえな、まじふざけんな!!」
「奏斗のそういう所めちゃくちゃ好きですよ、何の本読んでたんですか?」
「お前、恥ずい事言ってサラッと流すな!!!」
「あ、すいませんwつい…」
「ついじゃねぇって!!」
「で、本何読んでるんですか」
アキラは屈する事なく話を続けた。
奏斗は恥ずかしいからか怒っているからか分からないが顔がバッと赤く火照りながら読んでいた本をアキラに見せた。
「参考になるかと思ったから買ってみた、上手く話せるトーク術」
「上手く話せるトーク術!?」
「悪いかよ、上手く…トーク…っ、アキラは上手いからさっ!!!」
「悪くないですよ、むしろ驚いてるくらいで!」
「なんで?」
「奏斗はトーク上手いですよ、面白いし」
「それは他の奴が上手く面白くしてくれてるだけで俺は大した事できてない…悔しいけど」
「ふふっ、貴方にはそういう一面もあった事忘れてました」
「はぁあ??」
「じゃ、私が上手いと言うなら先生になりますよ」
「……」
「嫌…ですか?」
「嫌だね、」
「なんで?」
「嫌なもんは嫌、自分で出来るとこまでしてそれでもどうしようもなくなった時に誰かに助けてもらう。そう決めてるから」
奏斗の強い意志と向上心に惚れ惚れした顔で見ているとすぐさまツッコミが入る。
「何ニヤけてんだよ!!」
「あ、ついw 私も上手くなりたいから読んでみようかな」
「じゃ、終わったら貸すわ」
「ありがとうございます!」
話を終えた頃には1杯飲み終わっていたのでその店を出てぶらぶらっと街を二人で歩く。
「なんかこうして二人で歩くとカップルみたいですね」
「はぁあ?んな訳あるか!!?友達だともだち!!」
「やっぱ、そういう対象にはならないですか」
しんみりした面持ちで隣を歩く奏斗の顔を見て言った。
「べ、別に…対象うんぬんかんぬんは僕には分かりません。でも、友達だろ!!それ以上の関係はこれから作れるかどうかって話なわけだから…」
「あはははっ」
「な、何で笑うんだよ!」
「すいません、なんか嬉しくなってしまって」
「意味わからんわ!」
「はいw」
アキラに恋愛対象の事を聞かれて咄嗟に答えた言葉を嬉しいと返してくれたのが自分もむず痒くなるくらい恥ずかしくなってアキラから視線を離しサッサと歩いていた。
遠くの方から奏斗の方に駆け寄ってくる。
「おーい!!かなと〜!!!」
近づくまで全然気づかなかったが高校時代の友達だった。
「お、お前久しぶりじゃん」
「お前もな!元気?」
「おぅ!」
「あ、隣の人もどうもっす!」
「あ、こいつは職場仲間のアキラです」
「こんにちは」
話についていけず挨拶が精一杯のアキラに目もくれず楽しく高校時代の友達と話す奏斗はキラキラしていた。
やっぱ私みたいなのは…と心の端にボソッと呟きながらその場を去ろうとすると
「アキラ、どこ行くの?」
「え?あ、まだ話も絶えないだろうし…ここでおいとましようかと…」
「もう、終わったっつーの」
「終わった?でも、まだ向こうは」
「終わったもんは終わったんだからいいだろ」
「…そうですか」
なんか分からないけど怒っている奏斗。自分が何かしてしまったのかと頭の中でぐるぐる考えていると
「…疲れたな…」
「どっか休みます?」
「アキラ家行っていい?」
「私は全然構いませんけど…逆にいいんですか?」
「お前さ、俺を堕とす気ある?」
「も、もちろんですよ!!!何言ってるんですか!!私には貴方しか!!!」
「はははっ、ほんとおもしれぇなアキラは!!」
「今日は途中からだけどさ、デートみたいだったからさ。お前ん家行ってみようかと思って」
ちょっと指で鼻を擦りながら照れ隠しして笑う奏斗が自分にチャンスをくれた!?のだと思いその気持ちをありがたく受け取った。
「そ、それじゃ、向こうに車停めてるんでここで待ってて下さい」
「え、一緒に行くよ?」
「いや、歩かせるわけには」
「僕は彼女か?」
「そうですよ!」
「/////おまえ、ほんと恥じらいもないな」
「ありがとうございます」
僕はまんざらでもないアキラの顔を遠目で見ながら車が来るのを待つ事にした。
ここまで作品を読んで頂きありがとうございます!
第2話、初デートは波乱の幕開けでした。
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♡100行ったら次話アップしようと思います。
いつも沢山イイねありがとうございます!!
いい作品作れるように頑張っていきますのでよろしくお願いします( *´꒳`*)੭⁾⁾