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コメント
3件
こわ! リクエストいいかな?
どうも皆さんゆっぴーです☆
ちょっとはやいかもやけど最終回出します
「ドアの向こういる」
眠れないまま、朝を迎えた。
だが違和感がある。
スマホの録音データを確認すると、
2時17分の音声は一切残っていない。
無音。
ただし、ファイルの長さは12分17秒。
不自然だ。
美咲はクローゼットの前に立つ。
白い小さなドア。
昨日よりも、明らかに輪郭がはっきりしている。
まるで――少しこちら側に近づいている。
コン。
昼間なのに、鳴った。
一回だけ。
美咲は固まる。
すると、今度は部屋の玄関から音がする。
コン。
コン。
コン。
三回。
覗き穴を覗く。
廊下には、誰もいない。
だが、足元に“何か”が落ちている。
白い封筒。
震える手で拾う。
中には一枚の紙。
そこには、自分の筆跡でこう書いてあった。
「開けちゃだめ。
あれは、出るためのドアじゃない。
入るためのドア。」
その瞬間。
背後で、音がした。
ギ……
小さな白いドアが、ほんの一センチだけ開いている。
暗闇の奥。
そこに見えたのは――
自分の部屋。
そして。
こちらを見つめる、もう一人の美咲。
にやり、と笑って。
『やっと代わってくれるんだね』
終わり
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