テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あほえろ系の連載です(ここ大事)
文才ありません(テストに出ます)
助けて(それは知らん)
それでもいいって方だけお進みください
・mtp
・センシティブ
・nmmn
ご本人様とは一切関係ありません
wki side
「んー疲れた……」
ぼそっと呟いて伸びをしながら、すっかり真っ暗になった歩道を街頭の明かりだけを頼りに進む。
今は会社の残業を終えて帰宅中。
こんな時間になるまで仕事させられるなんて、もしかしてこれが『ブラック会社』なのかな……
人間、怖い。
そんなことを考えている俺は、人間に上手く擬態した人外であった。
エロ漫画とかに出てくる『インキュバス』はご存知だろうか?
睡眠中の女性に襲いかかり、精液を注ぎ込んで悪魔の子を無理やり妊娠させる、夢魔って存在なんだけど……
家族に強制されて、俺も同じように何度か女性を襲ったが、何故か悪魔を孕ませることはできず……
魔界の奴らに『落ちこぼれインキュバス』と罵られ、俺は人間界に追い出されてしまった。
途方に暮れ、しばらく人間界を彷徨っていたが、このままではどうしようもないと自分を奮い立たせ、思い切って中卒でも入れる会社に、プロフィールを色々と偽って面接を受けに行き……今に至る。
仕事は辛いが、現在はそこそこ良いマンションで自由に暮らせているので問題ない。
明日は休日だし、早く家に帰ってのんびり過ごすぞ〜
家路を急ぐ足を少し速めた時だった。
「……ん?」
数メートル先の街頭に照らされたコンクリートの上に、何かいる。
ぱっと見は人が倒れているように見えるが、そいつには人間とは明らかに異なる点があった。
頭には遠目でも分かるほど大きなツノが付いており、腰からは細い尻尾のようなものが生えている。
あれはもしや、サキュバス?
「あの……大丈夫ですか?」
駆け寄って声を掛けると、「うーん……」と声を漏らしながら俺を見上げた。
可愛らしい顔をしているが、よく見ると……男?
「……あ」
ハッとした顔をして、いそいそと大きなツノを小さな手で覆い隠そうとしている。
いやうん……今さら遅くない?
「……た、食べてやるぞ〜……」
「……?」
多分、俺を驚かせて退けようとしたのだろうが、威嚇ポーズは可愛い顔のせいで全く覇気がなく、二人の間に変な空気が流れる結果となってしまった。
「……ふぇぇ、」
眉間にきゅっと皺を寄せ、唇をアヒルみたいに尖らせたかと思うと、目を潤ませて泣き出してしまう。
「あのぅ……」
「もーさいあく……逃げてきたばっかなのに、人じゃないのバレちゃったぁ……なんでビビって逃げてくんないの……」
子どもみたいに声を上げて泣く彼をなんとか宥めようと試みる。
「サキュバス、ですよね?」
「そーだよ……ぼく、これからどう生きればいいのぉ……」
「実は俺も、インキュバスで」
「……はぁ?」
嘘みたいにぴたっと泣き止んだ彼。
スラックスに仕舞ってあったシャツを捲り上げ、下腹部にある、インキュバスにだけ現れるタトゥーのような紋様を見せる。
「ほらね? 何があったかは知りませんけど、とりあえず俺も人ではないので安心……」
言っている途中で、彼が色気を纏った目で俺を見ているのに気がついた。
「どうしました?」
「お兄さん……改めて見るとすっごいイケメン……腹筋もすごいし、イイ体してるね……?」
「はぁ? うわ、」
突然押し倒され、上に跨られて見下ろされる。
てか今さら気づいたけど、この人めっちゃエロい服着てんな。
胸元はハート型の穴が空いていて、うっすらできた谷間を覗かせている。
お腹には布が無く開放的、でもおへそはショートパンツに隠れて見えない。
よくこれで人間界に降りてきたな……
「僕、今すっごいお腹空いてるの……だから精液、飲ませてほしいな♡」
カチャカチャと俺のベルトを外そうとしている彼を慌てて突き飛ばす。
夜で人通りが少ないとはいえ、歩道でおっぱじめるのはまずい。
尻もちをついて痛がっている彼の両手をサッとネクタイで結び、目立つツノとエロい服を隠すようにジャケットを頭から被せる。
お姫様抱っこして家までの道のりを走り出すと、ジャケットの中からくぐもった声が聞こえてくる。
「んん、なに? もしかして、目隠し拘束プレイ……?♡」
「違うわ! とりあえず、俺の家に行きますよ」
「お持ち帰りってこと……? お手柔らかにお願いします……♡」
耳に入ってくる甘い声は無視して、マンションに駆け込んでエレベーターに乗る。
階のボタンを押していると、腕の中のジャケットから縛られた手が出てきて、ネクタイがない俺のシャツのボタンをぷちぷちと外し始めた。
「こら」
「ん……お腹きゅんきゅんする……もう無理ぃ……」
上から三番目のボタンまで外したところで、手を差し込まれて片胸を揉まれる。
「あとちょっとで着くから……!」
「あっうぅ……胸筋もすごい……そういうフェチはないけど好き……」
エレベーターの扉が開くと部屋まで猛ダッシュ。
鍵を取り出すためにサキュバスを下ろして立たせると、頭に被せてある俺のジャケットを着て「彼ジャケット〜」とか言ってくる。
家に入ってネクタイを解いてやると、玄関で壁ドンされてキス顔で背伸びしてきた。
が、身長差がすごいので俺が屈まない限りキスはできない。
「んー……もっくんのぷるぷる唇にキスしたくないの?」
「いいから、早く寝室行きますよ」
「やーん積極的♡」
二人の夢魔が寝室へと消えていった。
楽しい
みんなもサキュバスパロを書(描)こう
見つけたら500いいねしますから頼む
次回、サキュバス元貴の食欲大暴走!? 滉斗は底なし胃袋を食い止めることができるのか!
デュエルスタンバイ
コメント
36件
出てるの気づかなかった?! 新しいの最高かよなんだこれ のみちゃんの作品のパロ新しいのばっかだからわくわく止まらん
新しい癖 大オープン
かわいい!!!!あほえろだいすきです!!!ひたすらえってぃな予感!!!最高すぎる!!!続き待ってます!!!!!