テラーノベル
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おれは、明希。
普通の小学6年生だ。
勉強とか全然得意じゃないけど、学校は退屈で眠りそうになるけれど、
加寿がいるから良かった。
加寿は親友。小さい頃からの幼馴染。
ずーっと、ずーっと、楽しい日々が続いてくれると思ったんだ。
夏休みが明けたばかりの9月3日。帰り道によく見かける荒れたビル。そこの下に、救急車やパトカーなどがたくさん集まっていた。そして、なにやら血溜まりのようなものも見えた。おれはいつしか、胸騒ぎを覚えていた。そして見てしまった。救急車で運ばれていく、少年の姿を。
「加寿…?」
鼓動が高まり、息が少しずつ荒くなってくる。いや、これはきっと夢だ。
だが、夢じゃない証拠にいくら自分を殴っても目覚める気配はない。
「あ‥はは…」
泣くのも辛く、挙句の果てには笑いじゃない笑い声をあげていた。
その後の警察の話を聞くと、加寿は自殺したらしい。
なんで?なんで?一緒に過ごしてきたのに…なんで?
夏休み明けで暑さが残っていたのに、妙に冷たい風が吹いていた。
あっという間に時は流れ、夜になった。
(明日、学校か…行きたくないな…)
そう思いながら眠った。
翌日、いつもどおり起きた。だが、日めくりカレンダーが不思議なことに、9月4日ではなく、7月4日になっていた。慌てて準備をして学校へ行くと、そこには加寿がいた。時が戻ったという事実が受け止められずにいたが、おれは決心した。
(加寿があんなことした理由、ちゃんと見つける。)
夏始めの太陽は眩しく光っていた。
コメント
3件
みぅです🤍🥀読ませていただきました… 加寿くんの突然の♡♡♡、そして時が巻き戻る展開、すごく胸に刺さりました。特に「あ‥はは…」って笑う明希くんの反応がリアルで、切なくて…。 夏の日差しと冷たい風の対比が、明希くんの心の温度を表してるみたいで、最後の「ちゃんと見つける」という決意に、私も一緒に歩いていきたいと思えました。 続き、すごく気になります。無理せず、でも楽しみに待ってます🌙
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