テラーノベル
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総受け !!
O×F W×F
苗字捏造でございます !!
「滉斗っ、元貴っ、起きて !!」
僕は白雪 涼架 。双子の兄である 。
その双子というのは…
「おはよ 、 涼ちゃん。」
「ん、おはよー、」
白雪滉斗 、 白雪元貴 である 。
「おはようのハグは ?」
「おはようのキスは ?」
順番に 此方へ 向かって 発する 。
「あるわけないでしょ !! 早く 顔洗って !! 朝ごはんできてるよ 。」
「「はーい…」」
少しばかり 残念そうに ベットの布団を 押しのけ 、 2人揃って 洗面台へと向かう 。
今は 親が どちらも 出張で 1ヶ月半くらいは 家を空けることになったので 、 僕が 2人の お世話をしなければならない 。
お世話と言っても 2人はもう高校1年生 。
僕は高校3年生。
もうそろそろ 兄離れ した方がいいとは思うのだが…
兄離れなどの 話題を 出したら
「やめてほんとに。ずっと離れないから。」
「まじでやめて… 兄さんも 俺から離れないでよ … 。」
と ガチめな 表情で ガチめな 声色で 言ってきたもんだから 、 まぁ 案の定言いにくくて ずっと言えずにいる。
「涼ちゃ〜ん 。食器出すの 手伝うよ 。 」
「元貴 、 ありがと !!」
「ん。」
質素で端的な 返事をして 最低限の 食器を出すのを 手伝ってくれる 。
かっこいいなぁ。
滉斗も元貴も 顔が凄く 整っていて 、 楽器も 歌もできてるし 、 多才だから 、 彼女の 1人や 2人 出来ていておかしくないんだけどなぁ。
そういう話は 流れてこないんだよね 。
「元貴 、 ありがと 。 残りやってるから 、 席について 待ってて !!」
「はーい 。」
「お、 もう出来るの? 俺も待っとくわ 〜」
「滉斗 遅いね 。早く席座って〜」
「へーい 。」
滉斗は 今日めずらしく 髪をセットしてるみたい 。
元貴も よくよく見たら 髪セットしてない !?
なんと 2人にも 彼女が出来たのかな … !!
なんて 能天気なことを 考えながらも 朝食の 準備を終わらす 。
「「いただきまーす !!」」
「召し上がれ 〜 。」
「美味し、 涼ちゃん 今日気合入ってるね」
「うん。まじ美味いわ。」
「ほんと !? ありがと〜 !」
そんな他愛のない会話をしていたら もう学校へ行く時間に なりかけている !!
「僕先行ってるね 〜 !!」
「ん。わかった。」
「はいはーい」
一言かわし 、靴を履いて 家を後にする 。
2人とは 同じ学校だから 、 休み時間とかに よく会う 。
学校は 家から 徒歩15分くらい 。
今は 少し余裕があるので 、 野良猫に戯れたり 、 お花をみたりする 。
そうしてるうちに 学校に着く 。
教室に入り軽く 一言 挨拶をかわし 席へ着く 。
友達と 雑談をしたり 課題を終わらせたり して 時間を潰す 。
1時間 、 2時間と 時間が経ち 、もうお昼ご飯の時間になる 。
いつも 双子と お昼を食べているので 、 今日も食べるのかなと 教室で待っているが 、 一向に来る気配がない 。
今日は来ないのかな ? と 、 一応 1年生の教室に 足を運び、 元貴たちを 探す。
「でさ 〜 !!」
「うんうん !!」
そこには 嬉しそうに話す 元貴と 可愛らしい小柄の女の子 。
え 、 彼女 !?
と 、 胸を弾ませている 自分と裏腹に 、 少し、 ほんとちょっぴり 、 寂しいと感じる 自分がいた 。
元貴 の邪魔しちゃダメだ と 、 滉斗の 教室へ向かうが 、 教室と 廊下の 境目ら辺に いる 滉斗 。
… と、 楽しそうに話している 明るい女の子 。
今日は 髪セットをしていたし … まさかこういうこと !?!?
2人とも … 多分彼女が出来たんだろうな 。
嬉しいよ。 うん。 勿論嬉しいし 、 成長も感じるし 。
だけど … ほんのちょっと 淋しいかな 。
まぁ 、 僕には関係ないだろう と、 自分の教室に戻り 、 自分の席で お弁当を食べる 。
「白雪 、1人 ? 珍し !! 一緒に メシ 食おーぜ !!」
僕の友達が 話しかけてくれる 。
「いいよ !! ちょうど暇だった !!」
「よっしゃ !! じゃあ 屋上行こー !! …今、人いないから 。」
「うん !!」
わざわざ 人のいない所に 行く必要は無いが 、 まぁ僕の知らない 何か(男のロマン的な)が あるのだろうと 素直に 相手について行く 。
屋上への 階段を 上り 、 屋上の扉を開ける 。
「いい天気だねぇ 。」
「そう…だな。」
何故か元気がない 友達に 少し困惑する 。
「…どうし「お前のこと好きだったんだよね」
僕の口から 小さく 困惑の声が漏れる 。
僕に 背後を見せていた はずなのに いつの間にか 僕を 壁に くっつけ 壁ドンをしている。
「はひぃっ…」
壁に 強く 押されているせいで 変な声しか出ないが 、 相手はお構い無し 。
「好きだったの 。 ずっと伝えたかった 。
だけど 、 お前の双子が 警戒心強くってさ 。
ずっと 近づけないし 。
だけど今は 違う 。」
不敵な笑みを浮かべて そういう 彼 。
僕は 正直 あまり好きじゃないし 、 そういう目でも見てなかった 。
だけども 、 元貴と 滉斗が 彼女が出来た今 、 この先の 寂しさを補う ためには 、 想い人が 必要かな とも 心の隅で思っていた 。
だけど 相手は男だ 。
僕も男。
常識的に 許されるわけが無い 。
「…っ 、 ごめん … 」
言葉が出ない今 、 やっと 捻り出せた 言葉が それだった 。 やっぱり 、 好きでもない人と 付き合えたりしない 。
「… そっか 、 じゃあ最後にこれだけ 。」
「… ?」
相手は 僕の口に軽くキスをしてきた 。流石に深くはなかったので 、 良かった … ?
と思っていたのも 束の間 。
誰かが 勢いよく 屋上の扉を 開けてきた 。
「… は?」
「… え?」
「えっ」
「あー、、、」
キスを 見られた 。
しかも そこにいるのは 元貴と 滉斗。
「じゃあね 、 白雪 !! 俺逃げるわ !! あんがと !!」
「え?」
「「は?ちょ、」」
元貴と 滉斗が 彼を 捕まえようとしてたけど 、 逃げ足が早かったみたいで すぐに逃げた 。
「… ごめんね 。 さっきの 。 気持ち悪かったでしょ 。」
思い沈黙を 引き裂いたのは その一言だった 。
「… 気持ち悪いに決まってるだろ 。」
「っ …」
「そうだよ 。 まじ気持ち悪い …」
やっぱ そうだよね 、 僕は多分 悪くないけど 、 心底 申し訳ない気持ちになる 。
「っ…ごめ「なんで あんなやつと キスしてるの ? 涼ちゃんは 悪くないけど 、 あいつ気持ち悪いよ 。マジで。」
僕に被さるようにして まくし立ててくる 元貴 。
「そうそう 、 なんであんなやつに 唇許しちゃってんの?」
少しばかり キレ気味に そういう 。
その姿が 勇ましいような 、 怖いような 。
「… んで? なんであんなやつ に 簡単に 唇あげちゃったわけ?」
「あー …」
「いやほんとに 。 警戒心無さすぎ 。 マジで。」
元貴と 滉斗に そう言われ 、 何も言えなくなる 。
「… お黙り ? ほんとに俺ら 怒るよ?」
元貴が キレ気味に そういう 。
「… ごめん」
「ごめんじゃなくてさ 、 なんであいつに 唇許しちゃったの? っつってんの 。」
ドスの効いた声で 俺に そういう 。
「… でも っ 、 2人とも 彼女いるじゃん っ !!
僕に関係 ないじゃん !!
僕と誰が キスしてようが いいでしょ っ !!」
「「…は?」」
「休み時間に … 女の子と 楽しそうに話してたじゃん っ !!」
「「あー …」」
何か 察したようで 、 不味そうな顔で そういう 。
「いやあいつ 涼ちゃんの 可愛いところで 盛り上がって 一緒に話してただけだし 。」
「俺は 涼ちゃんの ドジで天然なところで 語り合ってただけ 。」
「… へ?」
衝撃の事実と 僕を話してたという 事実で 、 顔が熱くなるのが 感じられる 。
「あれ 、 彼女じゃないの … ?
えっ 、 髪セットしてたじゃあん … !!」
「ただのカッコつけ」
「涼ちゃん に 見てもらおうかなって」
「えっ」
意外な 理由に 困惑する 。
「… っ 、 だけど !! 2人には 僕が 誰と キスしてようが 関係ないでしょっ !!」
「「いや 関係あるよ 。」」
「えっ」
1文字も ずれない 綺麗なハモリを 見せる 2人に 少し 困惑をする 。
「関係ある … ? どこが ?」
僕の恋愛と なんの関係性があるというのだ 。 と思い 、 疑問の声をあげる 。
「「好きだからに決まってんでしょ」」
「ええ …」
またも 1文字も ずれない その言葉に ちょっと引いた。
「好き … ? 好き … ?」
あまり ピンと来ない 僕に気づいたのか 元貴と 滉斗は 僕に近づいてくる 。
「僕たちの好きって 、」
「こういうこと 。」
元貴が 真っ先に 近づき 僕の頬を 抱え込むように 掴む。
「どういう …」
僕が 何かを 発する前に 口を塞がれた。
唇で。
「… !?!?!?!」
あからさまに困惑する 俺を置いて 次は 滉斗が 俺に近づく 。
元貴と同様 僕にキスを してきた 。
僕は 何をすることも出来なかった 。
なぜ僕に キスなんて … 、 などと さらに困惑する僕に
「なんで キスしたのって 顔だね 。 好きだからって言ってるでしょ 。」
「これだから 鈍感バカは… !!」
と 、 少々 悪口を 交えながらも 僕にそう行ってくる 。
「で ? 返事は?」
「付き合う?」
「「まぁ 否定されたら 監禁するけどね 。」」
「ひぇ …」
またもや 綺麗すぎる 、 いや 言葉自体は汚いんだけれど 。 ハモリを見せる 。
それはもう 人を 超絶 引かせるような 能力があるようで 。 思わず僕は 恐怖の声が上がる 。
「天然バカ鈍感あほ涼ちゃんは 気づかないだろうけどさ 、 これまでも ずっと 求愛してきたんだよ ?」
「俺ら ずっと 言ってきたのに さ、 軽くあしらってきて 。 天然バカ鈍感あほ涼ちゃんは。」
何それひどい 。なに 天然バカ鈍感あほ涼ちゃんって 。 何それ酷い 。
返事もせずに 1人で困惑している 僕に 、 急かすようにそう一言。
「「返事は?」」
告白の返事を待つ 双子 。
その 返事が思いつかない バカ兄 。
はなから見たら ギャグ漫画のような 構図だが 、 あいにく 雰囲気は 少し重いようで 。
その 重い雰囲気を 引き裂いたのは 昼の終わりの訪れを 告げる チャイム 。
キーンコーンカーンコーン 。
そう 、 大きく 耳に入るその音に 安心した。
「あ 、 僕 行カナイト 〜 !!
授業二遅レチャウ 〜 !!」
逃げるために 適当に 言葉を淡々と 並べ 、 少々片言気味だが 、 まぁそんなことはどうでもいいと 、 その場から 素早く逃げるようにして 、 僕は足を動かす 。
「「あっ ちょ … !!」」
2人して 逃げる僕を 制そうと していたが 、 間に合わなかったようで 僕は するりと 二人の間をぬけ その場から離れる。
「… 家帰ったら 、 襲うしかないかな 。」
「んま、 分からせが 1番よな 。」
… そう小さく呟く 物騒な 一言一言 に 気付かずに 。
【おまけ】
イラストを お描き致しました ~ !! 🍏🎤🎶
Instagram の 藤澤涼架 です !! 🎹💛
AI学習 や トレス などの 行為は 禁止です !! 🈲
他の リクエストなども 優先して 応えるので 、 気長にお待ちくださいね !! 🎤🎶
コメント
2件
どんどんいっちゃえ!!!!
続き楽しみに待ってます☺️