🍄side、
(🍄は現在大学1年生)
俺はここ数年、家族でも親戚でもない人の家に住まわせてもらっている、
今日は、この家に住むことになった理由というか、それまでの話をしたいと思う。
-中学2年生の頃の俺-
🍄かあさん、今日は晩御飯作るの?
母 ごめんね、
母 今日も卓也くんのとこにいかないとだから、
母 だからチンご飯、温めて食べて?
🍄そっか、わかった
俺の家庭環境は良くはなかったし金もなかった、
俺の母親は
俺が小学校高学年になったあたりから、男に狂い始めた、
ちなみにその卓也っていうのがその男
じゃあ父親は?って思うけど、俺の父親は俺が生まれたときから居ない、母親は「あなたの父親は、あなたが生まれる前に亡くなった」っていう、だけど違う、
たまに母親に電話が来るとき、電話から漏れた音声を聞いてると、俺と母親とおんなじ苗字を名乗っていた男からだった、
その電話の相手ががきっと俺の父親
ーーー
ガチャ
🍄おかえり…
🍄ッどうしたの!?、この痣、病院ッ
母 大丈夫だから、病院もいかなくていいから、
🍄なんで、これはさすがにだめだって!、
母 ごめんね…
🍄は…
母 ごめんね…ごめんね
🍄なんで俺に謝るの?、かあさんは何も悪くないよ
母 あなたにこんなに迷惑かけるつもりじゃなかったんだけどね、
ーーー
その何ヶ月後かに、俺は保護施設に入れられた、
ーーー
ピーンポーン
母 まいたけ、代わりに出てくれない?
🍄わかった、
🍄はい、どちら様ですか
? 〇〇児童保護センターの伊藤と申します、
🍄児童保護センター……は
🍄かぁさん?、なんで?
母 その子です、お願いします、
伊藤 わかりました、
伊藤 じゃあ一緒に行こうか、まいたけくん
🍄かぁさん!!、なんでッ、ねぇやだ!、
母 ごめんなさい、ごめんね…
🍄なんでだよッ、離せッ、やだぁ゛ぁぁ!!、(泣
母 ごめんね、ごめんね…(泣
ーーー
保護施設に入った俺は、毎日生活するにつれて、死にたいっていう気持ちが増えていく一方だった、
だからせめて、
この保護施設から逃げようと思った、
そして俺は来たことのない道、商店街、公園を通りながら、自殺の計画を考えていた、
その時、ある男からこえをかけられた、
その男は、後に一緒に住むことになる
「さくら」だった、
ーーー
どこかの小屋で、
🌸 ねえ、君なんでこんなとこいるの
🍄お前に関係ないだろ
🌸 すごく悲しそうな顔してる、
🌸 なんかあったでしょ
🍄なんもねーって、話しかけてくんな
🌸俺さ、小学校の教師してるんだ、
🍄…
🌸でさ、俺小学校だけじゃなくて中学校の教師もしたことあんの、
🍄だから…?
🌸それだけ、
🍄ふッ笑、なんだそれ
🌸笑った、
🍄わらってねーし、
🌸可愛い
🍄きもい、やめろよ
🌸いつもこの小屋にいるの?、
🍄親の居場所わかんねーから
🌸そーか、、じゃあ俺の家くる?
🍄いいのか!?
🌸いいよ、
🌸じゃあその荷物まとめたら行こっか、
ーーー
このときの俺は、誰にでも良いから愛してもらいたかった、
でも今普通に考えたら、知らない人についてくのは危ないよな、
でも、さくらは良いやつだ、
ーーー
((4年後
🌸まいちゃん、もう高3かー
🍄そーだけど、
🌸そんなまいたけに伝えたい事があります!、
🍄なに、
🌸なんと、今まいたけが通ってる、兎乃高校の…
🌸新しい先生の中に俺がいます!
🍄は、まじ!、
🌸まじ、
🍄やったー!、
🌸しかも、3年の…
🍄3年の…?
🌸4組です、
🍄なんだよ4組かよ、
🌸でも隣のクラスだから、良くない?、
🍄昼は一緒に食えよ、
🌸わかった、どんだけ好きなのー俺のこと、
🍄別にそんな好きじゃねーし、
🌸ツンデレ野郎めー
ーーー
さくらが俺の学校の教師になったことは、正直めっちゃ嬉しかった、一緒にすごす昼休憩とか、体育の合同練習とか、幸せだった、今までで1番、
そして高校を卒業した俺は、
現在、大学1年生になった、
これからの俺とさくらの物語はまた次回で、
ーーー
ー彼氏の生徒 第1話 完ー
まいたけも言ってた通り、これからのストーリーは次回から出していく予定です、、
お楽しみに…
見てくださりありがとうございました
コメント
1件
最高!