テラーノベル
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#家族愛
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春。出会いと別れの季節。学生はクラス替えか卒業であろう。社会人は移動か退職であろう。私は今年15歳。思春期真っ盛りの男子中学生だ。桜が咲き、クラスが変わる。誰もがまず友達を作れるか、クラスに馴染めるか。とそんなことを考えるだろう。だが、そんなこと考えても無駄だ。友達が作りたければそれなりの行動を取ればいい。クラスに馴染めるか不安なら観察すればいい。
と、このようにこの本では実体験とフィクションを交えながら私の心境や道徳心を書きつくっていく。もし必要と思うことがあれば参考にして欲しい。
先ほどの話に戻ろう。私の名は田中太郎(仮名)。先日クラス替えがあり、クラスは緊張感にあふれていた。そんな中、緊張を消す存在がいた。山田(仮名)だ。そいつはひょうきんで、リーダーシップがある。私と彼の接点といえば、生徒会に所属していることである。それ以外は、特にない。私は彼のような人になってみたい。彼の周りには常に人が取り巻き。何かを言うと笑ってもらえる。そんな山田が羨ましい。友達になりたいとも思った。だが、彼はメリハリがつけれず人に迷惑をかけることもある。正せるはずなのに。さらに無邪気なのでタチが悪い。そういうところは苦手だ。
−部屋決めでの疑問−
クラス替えから数日経ち、初めの問題。修学旅行の部屋決めだ。5人1組の部屋で、うちのクラスの男子は15人。山田のグループは順調に進めていたのだが、彼が指揮を取ると…
「あー…そこ、その5人でいい?」
そう。私達のようなあまり喋らない人間。山田と関わりのない人間は適当に割り振られる。そこで私は一つの疑問が生まれる。
何故グループで活動する人間はこういう余り物を自分のグループに招待しないのだろうか。と。本人に聞いたわけではないから推測になるが、臆病なのだ。そう。人間は皆臆病なのだ。何故か。いつまでも冒険に出れないのだ。私にも同じことが言えるが、馴染みあるところの方を好んでしまうのが人間だ。新しい環境にストレスを感じ、周りを見ながら行動する。私は冒険をしたくない。幼い子は恐れを知らず、冒険に出たがるが、私達のように扱うのが難しい年の子は怖い体験をしてしまってそれがじぶんでも知らないうちにトラウマになる。そうして、自分の殻にこもる人間や知ってる顔の仲間としか群れて行動しない人間が生まれるのだ。あくまで私の推測でしかないから間に受けないでもらいたい。でももし仮にその通りだと思うなら、君とは気が合いそうだ。
話はズレるが、私はいちいち物事にケチをつける。めんどくさい人間なのだ。こんな性格のせいでグループができないのだろう笑。わかっていても、人は変わるのが難しい。
まぁ、仕方なくその部屋になったわけだが。
君たちも自分の欠点や相手の心境について考えてみて欲しい。そうすると、いつか気づいてもらえる時が来る。
これで終わると思ったが、まだ続きがあるのだ。もう少しばかり考えていただきたい。
部屋決めには2日目があったのだ。さっきのは1日目。結局山田が指揮をとるその時
「田中、一緒に組もうぜ!」
そう誘ってくれた彼の名は鈴木(仮名)。彼とは幼馴染で、小学生の時などは超がつくほど仲良しだった。だが、3年も経ち、人が変わってしまった。今の鈴木はあまり好きではない。して、山田のグループなのだが、何故私を誘ったか。他にもグループのメンバーがいるはずなのに。そう。この部屋決めには決まりがある。2日連続同じ人と組んではいけないという。私のようなあまり他者とは関わらない人間にはチャンスなのだ。私はその部屋のメンバーになり。終わったかと思えば、嫌われている人。浮いてる人が組まされることになる。私はこういったのは一番嫌だ。
ではここで授業をしよう。まず問題。私は何故嫌だと思ったのか。20秒くらい考えてみて欲しい。余る人が可哀想だから?はたまた山田達の決め方が嫌?違う。
答えは鈴木の人選びの仕方が嫌だと思った。
何故か。それはずるいからだ。彼は元々私が仲良しで、最後に1日目の5人が残ると早いうちから理解したのだろう。その中から一番仲が良いものを抜く。そうすれば自分には利しかない。そういう考えだろう。何故皆この状況を逆手に取れないのか。余り者からしてもチャンス。同じくグループからしても新たな人との出会いのチャンスなのに。勿体無い。この時も、彼らは冒険しなかった。
私はいつか、山田のグループの考え方を変えたい。心の教育をしたいと思う。