凛side
俺は世界一のMFになる。
え?なんで…兄ちゃんは世界一のストライカーだろ…?
だから俺がMF、お前がストライカーとして世界一に…
いやだ…!!いやだいやだいやだ!!なんでそんなこと言うんだよ!!
世界一になるために、日本一になって…
なんでそんな酷いこと言うの?
凛「はぁッはぁッ」
なんで今さら…もう終わったことだろ…
氷織「凛くん、練習行こ」
凛「ッ…はい」
練習場
氷織「第7試合、第8試合僕らドイツは1回休みや」
氷織「その間にトレーニング積んで」
氷織「ラストのフランス戦で全試合終了やな」
氷織「アピールできるのはどのみちあと一試合やね」
凛「へー」
氷織「あ、凛くんSNSでいじられおったで」
凛「…読んでください」
氷織「はーい」
氷織「前の試合でのプレーを観た人たちの意見やけど」
氷織「糸師凛はバスタードミュンヘンの未来を担う選手であり」
氷織「将来はミヒャエルカイザーとの2topが理想形だ」
氷織「今はまだ連携するには精神的な未熟さが目立つ両選手だが」
氷織「お互いを理解し尊重し合えば」
氷織「世界最強のコンビになる可能性を大いに秘めている」
凛「絶対いやなんですけど、しね」
凛「なんもわかってないですね」
凛「無理無理…あんなクソやろーしんでも仲良くなりませんからね」
凛「気持ち悪い」
氷織「えーでも急上昇ワードNo.1やで?」
氷織「コメント読み上げていこか?」
氷織「大会ベストカップル♡」
凛「いらないです!!やめてください極Sさん!!」
黒名「食堂行こ」
凛「あ、うん」
氷織「みんなも行こ!!」
潔「あぁ!!」
氷織「カイザーに言ったろか?」
凛「いや、いいです…後からめんどくさいんで」
氷織「え~…教えたいねんけど」
凛「やめてください」
食堂
凛「…げ、」
酢の物…
氷織「あ、そういえば凛くん酢の物嫌いなんやっけ」
氷織「食べたろか?」
凛「いや、食べます」
氷織「えらい…」
氷織「…遠くで見とこ」
凛「…パクッ」
凛「ッ…」
すっっっっっぱ。
凛「モグ…モグ…」
氷織「食べおる…」
凛「ゴクッ」
氷織「あ、食べた」
凛「ゴクッ(水)」
氷織「水で流すんやね…」
氷織「凛くんえらいな…」
アディショナルタイム
氷織「あ、カイザー」
カイザー「あ?なんかようか」
氷織「なぁなぁこれ見てや」
カイザー「…大会ベストカップルねぇ…」
カイザー「クソ感謝する」
氷織「いいえ~ニコッ」
カイザー「凛~」
凛「なんかご機嫌だねミヒャ」
カイザー「俺らカップルだってな」
凛「は!?なんでそれ知って…」
カイザー「あの水色に教えてもらった」
凛「氷織…」
氷織「クシュッ」
コメント
1件
ベストカップル?! 発想が天才すぎる、!(〃✪ω✪〃)