及川「……はぁ」
また朝が来てしまった
また一日が始まってしまった
またいつものように殴られないといけない
そんなことを考えながら俺は重たい体を起こした
今日はどんなことをされるのだろうか
嫌気がさす
トントントントントントントントン
ジュ-ジュ- グツグツ
及川「できた」
今日のメニューは
サラダと焼き魚と味噌汁と米
ごく一般的な朝ごはん
それでも手間隙かけて作ったものだ
及川「今日は食べてくれるかな……」
そうなことを思いながら俺は母の部屋に向かった
俺は父が小さい頃に死んでしまった
……嫌なことを思い出すのはやめよう、今は母を起こさなくては行けない
そう思い両親の部屋、改めて母の部屋の扉を叩いた
及川「失礼します」
及川「起きてください」
母「あ”ぁ?」
母「チッ!今日は仕事休みだ!ゆっくり寝させろ!!」
そう言って母は近くにあったガラスの瓶を投げてきた
及川「ッッ……」
頭から血がドバドバと出てくる……
母「汚いわねぇ…!ガラスもお前の血も片付けとけよ!」
スタスタ
そう言って母はリビングへと歩いて行った
理不尽な母だ、
仕事が休みなことなんて元から伝えられていなかった
それに、起こさなかったら
**飯が冷めてる!!**と怒り
また俺に物を投げたり、殴ったりされる
また、何も失敗しなくてもストレス発散と殴ったりけったりされる
もうこんな生活は嫌だ
でも俺はこんな生活に慣れた、、
まぁ殴られるのは変わらず痛いけど
そんなことを思いながら俺は片付けと手当を終わらせ、リビングへと向かった
リビングへ行くと母は居なく、仕事へ向かったようだった
仕事、休みじゃなかったんだな
そんなことをぼんやりと考えながら俺は冷たご飯を口へ運んだ
及川「行ってきます(ボソッ」
小さな声が誰もいない静かな家に響いた
トコトコ
ん?あれは一ちゃんだ…一ちゃんは元気だな、霊がひとつも取り憑いてない……
俺には霊が見える、見えるだけで祓えないけど
霊は疲れてる人に取り憑くみたい
何故かは知らないけど俺には取り憑かない。
まぁラッキーとでも思っとこうかな
及川「一ちゃん、おはよ、」
岩泉「おぉ徹かおはよう、ってその傷どうした!!」
岩泉「なんか、あったのか??命に関わらないよな??大丈夫だよな??誰にやられたんだ?親?親なのか?」
うわ、流石一ちゃん正解だ……
岩泉「あいつ、、ぶっ飛ばしてくる」
おー、やばいやばいバレる
適当に嘘つかないと
及川「待って、大丈夫親じゃないから、」
及川「相変わらず心配性だね、一ちゃんは」
岩泉「だって、徹になんかあったと思うと、嫌な空想が止まんないだ、」
及川「大丈夫だよ、机の下のものを取ろうとしたら頭ぶつけてそしたら、机の上にあった花瓶が落ちてきただけ」
我ながらいい言い訳
岩泉「落ちてきただけって……結構な怪我じゃないか!病院行くぞ!」
信じてくれた
及川「だから大丈夫だって、ほらこの通り普通に歩けてるしそこまで痛くないし、」
岩泉「でも、、、」
及川「大丈夫、ね?」
岩泉「おう……」
及川「そろそろ学校着くし表の性格に戻そう」
岩泉「おう、」
及川「ちゃんと戻ってるか見てくれない?」
岩泉「わかった」
よし
及川「いっわちゃーん☆おはっよぉー☆」
岩泉「うるせぇ!クソ川」
及川「酷いよ岩ちゃん!でも今日のおいかーさんゼッコーチョーだから全然平気!」
岩泉「うるせえ!てめぇの事なんざどうでもいいんだよ!」
及川「それは流石に酷すぎじゃない?及川さん泣いちゃう☆」
岩泉「( ・ὢ・)」
及川「そんな目で見ないでよぉー」
岩泉「……演技はバッチリだぞ及川」
及川「岩ちゃんもねー☆」
女の子達「きゃー及川さーん」
うっ……女の子だ……一ちゃん助けて、
及川「おはよう!今日も可愛いね!」
女の子達「きゃーーー!!」
岩泉「おいクソ川行くぞ!」
及川「岩ちゃん、ごめーん☆」
及川「女の子達ごめんだけど岩ちゃんが呼んでるからじゃあね!」
女の子達「はい……♡」
助かったー
及川「ありがとっ!岩ちゃん!」
岩泉「おう」
やっぱり一ちゃんは頼りになるなぁ
でも虐待や、いじめの事は言えないよねー
……いじめ
今日も耐えるぞ、(*^^*)
そんなことを考えながら重い足を動かして教室へ向かうのだった
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うぃー見てくれてありがとー
1時間かかった、、、
サムネは一旦自分絵でいきました
(1時間しかかけてない)
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ではサイナラ!
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