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読み切り
保護者組×青さんみたいな
主の過去話をモチーフにして書いております
病み感ありありなので気をつけてください
注意!
nmmn
地雷の方、タグに見覚えのない方は回れ右
____________________________
青「、、、」
最近すべてが上手くいかない。
正確に言えば、頭が回らないと言えばいいのだろうか。
いわれたことをすぐ行動にうつせない。
一つのことに精一杯で他のことを同時に進行することができない。
元々あまり器用な人間ではなかったけれど、
頭の回転と記憶力だけは自慢できるところだった。
それを自分の唯一の取り柄だと思って生活していた。
中学生から学年順位は変わらず1位
なはずだった。
高校3年最後の期末。
負けた。いっつも隣で励ましてくれたピンク頭に。
1点の差だった、いつも5点差程で俺が勝っていたのに。
あぁ、これで俺の取り柄がすべて消えた。
そこからだった。
翌日は本当に頭が回らなかった。
授業の内容も入ってこなくて、ノートを書くのも遅れて、休み時間にめり込んでしまった。
みんなは最後だからと言ってたくさん話している中、
一人だけ焦りながらノートを書く男。
まるで醜いアヒルの子。
こんな些細なことを気にしている自分が気持ち悪い。
あぁ、だれか。
だれか助けて。
桃side
まろの調子がおかしいと気づいたのは最近のこと。
といってもなんやかんや1週間は経っている。
いつもないこたぁんと言いながら駆け寄ってくる彼。
同じクラスではないが、休み時間は毎回話している仲だ。
廊下に出ても聞こえない彼のほんの少しだけ高い呼び声が、
一人だけ頭が抜けて青髪という目立つ存在が、
俺の視界の中から、いつしか消えていた。
まぁそんなことは絶対に逃れたいため久しぶりに俺のほうから彼のクラスへと向かう。
3組、、こっちか。
彼がいないと調子が狂う。それは俺だけじゃない。
長髪の彼もだった。
黒side
まろがおかしい。
先に気づいたのはないこだった。
いわれてみれば確かにそうやな
と思っていたが軽いものでは済ませられない、なにかとても嫌な予感を感じさせる空気。
彼を見るとその空気が俺の脳内いっぱいになって不安で仕方がない。
合同体育の時はそれしか思えなかった。
先生の話なんて聞かずに空をぼーっと眺めている感じ。
あれは一体なにを考えている?
何が原因で彼の美しい青い瞳から精気が失われた?
そんなの聞いてみるしかない。
俺はないこと共に3組へ向かった。
桃「、まろー?」
黒「おーいまろー」
桃「まろ!!」
青「ビクッ」
青「あ、え、ないこ、、」
授業中だけに見ることが出来る彼の眼鏡姿。
おかしい、何故今もつけている。
黒「もう昼休みやで?飯食い行こうや!」
青「お、俺腹減ってへんからええよ、ないことアニキで食べとってニコッ」
桃「だーめ!ほら早く来て!来ないとちゅーするよ!」
青「え、なんで、w」
桃「ww」
桃「ほら来い!」
青「、、はいはい」
ガタッと音を立てた椅子から、一つ抜けてでかいまろがこっちへ向かってきた。
黒「よっしゃ!行くで~」
青「ん、」
屋上
桃「ねぇアニキの卵焼きちょーだいっ!ヒョイ」
黒「はぁ!?俺の至福取らんとって!もう!ヒョイ」
桃「あー!それ俺のかぼちゃコロッケじゃんかー!!」
青「んふ、w」
黒「まろも食べへんと元気出ないで?」
青「わかっとるよ」
元々元気なんて今ないと思うが、そこに水を差してしまっただろうか?
桃「ねぇまろ」
青「?」
桃「最近どうした?元気ない?」
青「、、ッ」
青「あるで?」
黒「絶対嘘やろ、俺らに隠し事なんて通用せぇへんからな」
青「う、、、」
青side
わかってた。
いつか、こうやって二人に聞き出されることが来ることくらい。
知っとったよ。
でも、でもっ、、
近くで話聞いてくれるひとが原因でこんなことなってるなんて、しんでも言えへん。
何か、ほかの事を原因にすればいいのか?
いや、変に心配されてもこちらがもっと困るだけか。
無理矢理でも、元気出せば、、
ぎゅっ、、
桃「無理しないでよ、」
青「へ、、、っ」
黒「お前が困ってる顔してるとこっちも困るわ、、」
青「、、っう、ポロポロ」
黒「ヨシヨシ(撫」
青「うわぁぁぁぁあああっ!!ポロポロ」
青「ないこに、学年順位ぬかされて、」
桃「!!」
青「俺、もう取り柄無くなったって、ずっとそこから落ち込んでて」
青「気持ち悪いよな、こんなちっちゃいこと気にするとか、ニコッ」
桃「、、、ぎゅーーーっ(抱強」
桃「ごめん」
青「ないこが悪いわけちゃうねん、俺がミスっただけ」
桃「そうじゃないの」
青「?」
桃「一番近くに居るっていうか、寄り添いたいのに」
桃「俺が原因でこうなってること、全く気付かないでごめんね」
青「ないこは原因じゃない!」
桃「ビクッ」
青「いいの、ないこは俺のそばに、ず、ず」
青「ずっといてくれれば俺はうれしーの、!!」
桃「まろぉ、グスッ」
黒「俺からもちょっと話さしてもらうな?まろ」
青「おん、」
黒「テストの順位が全てちゃうねん」
黒「まろが生きてくれれば、笑ってくれれば、」
黒「それは俺たちの大きな幸せやから」
黒「安心せい!ニコッ」
青「うん、っポロポロ」
そこから、俺はいつも通り廊下で2人とぺちゃくちゃしゃべってゲラゲラ笑う
なんの変哲もない、だけど幸せな時間を過ごしていった。
卒業式
桃黒「まろぉぉぉぉぉぉぉぉおお」
青「ないこたぁぁぁぁぁぁあぁあああん!!アニキぃいぃいいいいい!!!」
桃「俺たち卒業しちゃったな」
黒「いっつもゲラってる話しか覚えとらんけどな」
青「た、w体育祭で俺がないこたんとアニキ連れて「親」ってやったのは天才だったと思うwwww」
桃「ぶwwwwっははwwなっつ!ww」
黒「ww俺らまろの保護者ですってなww」
青「ぽえぽえぽえ~~w」
桃「はぁー、もうお別れか」
黒「まろは海外の大学行くんよな?」
青「おん、ちょっと心配だけど、、」
青「困ったときは、二人が助けてくれるんやろ?ニパッ」
桃黒「!!」
桃「もちろん!!」
黒「当たり前やろ!!!」
桃黒「俺らがずっとついてるからな!」
青「んふ、wおん!!」
番外編どうしようかな、うーん
♡200ならいいよ?((生意気