ワンクッション
・全年齢対象
・スバル失恋からのスバ北
・微泉×真
・BL
・スバル目線
「俺と付き合ってください!」
俺はある日、ウッキーに告白した。そしたらウッキーはごめんなさいと頭を下げる。
「僕、泉さんが好きなんだ。ごめん!」
涙が零れ落ちていく。その後、ワカメさんがウッキーを迎えにくる。
「…あんた、なにしてるわけ?」
ワカメさんが話し掛けてくるのも無視する。そうすると溜め息をついて帰っていった。そして、 帰っていったと共に聞き慣れた声がした。
「明星。」
ホッケーの声。
「ホッケー…、」
「明星…災難だったな…」
抱き着いてくる。慰めてくれているのだろう。
「うわぁんッ…ホッケー…、俺、俺…!!」
ホッケーにあったこと全部話して、泣きついて、本当に俺、なにしているんだろうと思った。
「ごめんホッケー…迷惑かけちゃ駄目なのに…」
「迷惑なら何時もかけているだろう。」
そっか、全部全部ホッケーは、迷惑だと思っていたんだ。俺なんて必要とされていない。そう思った後に、ホッケーが話をしてきた。
「なぁ、明星、問題だ。想像しながら聞いてくれ。 」
「…??」
「ある所にフラれてしまった1人の少年が居ました。」
俺への愚痴かなとも思ったが、ホッケーはそんなことする人じゃないと信じていた。
「その1人の少年の所に、親友の少年が慰めに来て、話を聞いてくれました。」
今起きたことと全く同じだ。
「ですが、その親友の少年も泣きそうになるのを我慢していました。」
「…!?」
「それは同情していたからではありませんでした。じゃあ明星、なんで泣きそうになっていたと思う。」
「フラれてしまった少年の好きな人が親友の好きな人と同じだったから…?」
「不正解だ。」
「……答えは?」
「フラれた少年に恋をしていたから。」
「……ホッケー、それ本当?」
「…明星、この話に基づいて言う。俺と付き合ってくれ。」
ホッケーは本当に告白したの?俺に…?信じ難かったが、こっちを見つめてくる瞳はホッケーの本気になっているときの瞳だった。
「……よ、」
「…、、」
「いいよ、ホッケー。」
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