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誰かの為の生命の重さが解らない。

僕の教科担任の中で一際、生徒をイラつかせる人がいた。彼の名前は柏木だ。僕の大好きな教科でもある社会の先生だ。真面目で優しく自分なりの価値観を形成しているタイプの人間だ。柏木は今日も僕達の名前を間違えたり教科書のページを思い出せずあたふたしている様が目に余る。僕はそんな残念な柏木に苦手意識を持っている。感情的になるならば、五月蝿い上に無能、だと言える。

「あ、昨日どこやってたっけ?」

時々、コイツ認知症かよと思ってしまうことさえある。これは前の話だが柏木は雑談の中に交通事故について話した。

「知らないおばぁちゃんを助けた少女は今、心肺停止で重症らしい。俺は医療関係に詳しくないからなんとも言えないけど、見知らぬ人を身勝手に助けて…可哀想に…」

そう言い、授業に移行した。僕は非常にがっかりした。生命が関わり、小さいながらも善意で行った行為を可哀想でまとめることは納得できない。認知症(仮)の進行のせいで柏木は心を荒んでしまったようだ。疑念を孕んだ柏木の言動に嫌気がさし頭を抱えた。ストレスのせいで頭痛に襲われた。

「生命、ね…」

そう呟き、ルーズリーフに黒板の文字を書き留めていた。

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