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⚠️TwoTime x Azure、TwoTimeがAzureに甘やかされるだけの小話独占欲つよつよTwoTime、甘々お兄さんAzure。Azureが刺される前の話。すけべ本番はない。
ソファに腰掛け、暖炉の火だけを灯りにして、Azureは一人本を読んでいた。ページを捲る乾いた音だけが居間に鳴る。
Azureの視線は本に釘付けで、周りのことはたとえ視界に入っていてもわからないほどぼやけていた。だから背後から自身の顔に伸ばされた手に気づかなかった。
自身よりも低い体温が彼の体を抱きしめる。
「わっ」と声を出してAzureが顔を上げると、小動物のように愛らしい表情をしたTwoTimeが彼を見下ろしていた。
「…どうしたの、TwoTime。」
優しい微笑みを浮かべるAzureの額にTwoTimeがキスを落とす。
Azureのすぐ隣に座ったTwoTimeは、Azureに寄りかかって目を閉じる。
「今日は甘えたい気分なのかな。」
少しの沈黙の後、TwoTimeは小さく頷く。Azureは笑い声を漏らすと、両腕を広げて
「ほら、おいで。」
と言った。TwoTimeはすぐさまそれに飛びつき、押し倒す勢いでAzureに抱きつく。Azureはそれに答えるように彼の頭を撫でる。相手の体温がじんわりと心を溶かしていく。大好きなパートナーに密着し、沢山優しくされる時間がTwoTimeは好きだった。
「よしよし…いい子…」
そう言うAzureの手つきは優しかった。割れ物を扱うように丁寧で、愛情のこもったその手が好きだった。
TwoTimeは顔を上げるとAzureの首元に顔を埋め、首筋にリップ音を立ててキスをする。一度だけではない。何度も何度もAzureの首に口付けをし、時には甘噛みをしたり、キスマークをつける。
「んっ…ふふ、くすぐったいよ。」
AzureがTwoTimeの顔を自身の首元から離し、自分の顔の前に持ってきて唇を押し付ける。TwoTimeは答えるようにキスを返し、親密にお互いの舌を絡める。
二人の呼吸は少しずつ速くなる。
唇を離すと、二人の間を銀色に光を反射する糸が繋ぎ、すぐにぷつりと消える。
TwoTimeは再びAzureに抱きつき、恋人の胸板に頭を預ける。Azureは彼を大事そうに抱きしめ、目を閉じる。
「…Azureは…僕のだから…」
可愛らしい独占欲だ。Azureは頬を緩め、TwoTimeの言葉に頷いた。
「そうだね。僕は君の恋人だ。」
「…他の誰にも渡さない。」
「他の人のところに行く気はないよ。」
満足したように息を吐くと、TwoTimeも目を閉じる。
Azureがとっくに閉じた本はテーブルの上に置かれ、暖炉の灯りを受けてぼんやり光っていた。
「愛してるよ、TwoTime。」
「…僕も、Azureのこと愛してる。」
コメント
2件
神すぎて死んだのでいいね連打します