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ごめんなさい本当は十亀受け書こうと思ってたんですがまたカルパッチョの沼に 突き動かされてますどうしましょう

てことでパチョ受け読切(連載にするかもしれない)です。タイトルはとりあえずで付けたので変えるかも。

どぞーー

⚠️マシュパチョ

⚠️モブ女子出てくる。←ちょっと可哀想

⚠️今まで以上の駄文。


人も少なくなって、日が落ちてきた頃、よく知っている声を聞いた。女の声。

数ヶ月前から、付き纏ってくる女が居て、鬱陶しいと思っていたのだ。でも最近は見かけなくなっていたから気にしてなかったが、また現れるなんて。それに今までは後ろから眺めているだけだったのに、今日は目の前に現れた。何か企んでいるのか?何が目的なんだろうか、それとも嫌がらせ?

「あのっ、あっ、カルパッチョくん!」

「なに?」

「その、私のことっ、知ってますかっ」

「数ヶ月前から僕の近くウロウロしてた奴だろ?鬱陶しいから覚えた。」

「ぁ、えと、ごめんなさいっ」

「でも、その!」

喋るのが遅くてイライラする。ハッキリ喋れないのか?

「ぇとぉ…私、あなたの、カルパッチョくんのことがっ!!」

「あれ、カルパッチョくん?そんなところでなにしてるの?もう部屋に入らないと怒られちゃうよ?」

女の声を遮るように、マッシュの声が聞こえた。どうしてオルカ寮にお前が居るんだ

「…ぇっと、誰…ですか?」

「…?君こそ、誰?カルパッチョくんとなにか話してたの?」

「ぁあ…えっと?」

何故かマッシュが来たせいで状況がよく分からなくなってしまった。どうにかしないと、本当にマッシュの言った通り怒られてしまう。

泣きそうになりながら早足で去っていく背中をなんとなく見送った後、マッシュに話しかけた

「それで、なんでマッシュはここに居るの?ここ、オルカ寮だけど」

「道に迷っちゃって。」

「…早く帰りなよ。帰り道くらい分かるでしょ?君、そこまで馬鹿じゃないよね」

「…分からないからここまで来たんだ」

「なんで?引き返せば良かったでしょ」

「その、カルパッチョくんの部屋ならどこか分かったから。聞こうと思って」

……僕、マッシュに部屋教えた記憶なんてないんだけど。

「カルパッチョくん、帰り道教えてくれないかな…このままだと本当に帰れなくて…」

「…フィンを呼ぶ。」

「今日、フィンくん用事あるって学校から街の方に行ってるんだよね。」

「…レイン」

「レインくんは、仕事が忙しいんじゃないかな」

「……赤髪と、青髪」

「ドットくんとランスくんね。名前くらいは覚えててあげて」

「あと、2人は多分もう寝てる…今日は疲れてたみたいだし」

「…」

為す術なし。僕ももう疲れてるんだ。さっきの女といいマッシュといい…散々だな。あまりしたくないが、奥の手を使うしかない。

「分かった。帰り道を教えてやるから、お前の部屋に泊まらせろ。フィンは居ないんだろ?」

奥の手とは言っても、ただの妥協案だが。

「分かったよ。ありがとう!カルパッチョくん」

「早く行くぞ。見つかったら面倒くさい」



マッシュ視点

人が少なくなって、日が落ちた頃に、ふとカルパッチョくんに会いたくなって、道に迷ったフリをして会いに行こうとした。

そしたら、カルパッチョくんの部屋へ行く廊下の途中。カルパッチョくんと、知らない女の人の声。高くて、少しキンとする。ドットくんなら、美しい声だ。とか言ってるのかな。

それより、何を話してるんだろう?僕の知らない所で、カルパッチョくんが知らない女の人と話していることに、苛立ちを覚えた。

「でも、その!」

「ぇとぉ…私、あなたの、カルパッチョくんのことがっ…!!!」

「あれ、カルパッチョくん?そんなところでなにしてるの?もう部屋に入らないと怒られちゃうよ?」

思わず、声が出た。出してしまった。

女の人は動揺していて、カルパッチョくんに媚びるような目で助けを求めている。気に食わなかった。カルパッチョくん。なんでそいつと話してたの?

「…ぇっと…誰、ですか?」

「…?君こそ、誰?カルパッチョくんとなにか話してたの?」

この女の人の、女の、総てがイライラした。立ち振る舞い。仕草。声。使い慣れている上目遣い。総てが。

いっそのこと、カルパッチョくんの目の前から消し去ってやりたい。こんなヤツ、無視していいのに。優しいんだね。カルパッチョくんは。

「マッシュは黙ってて。君、さっきの続き聞かしてくれる?僕、君と違って暇じゃないんだ。」

「ぁ、でも…」

「なに?言わないならもう帰る。退いてよ」

「ぁ…っ!!その、ごめ、なさ…すいません、もう大丈夫です…!!!」

「そう。」

…あぁ、これは。前言撤回しよう。カルパッチョくん、酷いことを気付かないうちにやってしまうのが、1番残酷なんだよ。

それにね、カルパッチョくん、相手を鬱陶しく思っているなら、優しくしちゃダメなんだよ。

カルパッチョくんは、ゆっくりこっちを向いて、僕に話し掛けた。

道に迷ったなんて嘘、まさか通じるなんて思わなかった。そこまで純粋なんだね。

それに、部屋に泊めろなんて…僕の気も知らないで。それか、この一夜をきっかけに、総て打ち明けてしまおうか?

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