テラーノベル
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💛ニキ【すごいイケメン】
🤍しろせんせー
🩷りぃちょ
❤️キャメロン
💜18号
💚キルシュトルテ
🧡弐十
🩵シード
💙はとね
他メンバーさんはほとんど出てきません。
🤍×💜です!
⚠︎地雷さんはごリターンください‼️
それでは、お楽しみください〜💝
桜舞う、出会いの季節。僕は君に恋をした。
桜の絨毯の上で涙を流す君は、美しくて、儚くて、悲しくて。
🤍「あ、あの…!これ、どうぞ、!」
咄嗟に差し出してしまったしわくちゃなハンカチ。動かずにはいられなくてつい反応してしまった。彼女も驚いた顔をしている。
🤍「あ、ごめんさない、!知らない人からなんて怖いですよね!すみません、、」
焦って挙動がおかしくなってしまった俺を見て君は微笑んだ。
💜「ふふっ…ありがとう。」
その笑顔に俺は釘付けになった。
🤍「女神や… 」
💜「へっ?」
俺はつい、口に出してしまった。
🤍「な、なんでもないですよっ?」
しまった。また声が裏返ってしまった。
💜「あははっ!君面白いね!名前なんていうの?」
🤍「!名前ですか!し、しろせんせーです!!初めまして!」
💜「しろせんせー…?」
🤍「は、はい…!」
💜「そ、そっか。私は18号!これからよろしくね!じゃあ、私この後用事あるから、またね」
🤍「あ、うん、また…!」
行ってしまった。本当に桜のような人だったな。それにしても“またね”てどういうことなのだろう。また会えるかのような言い方だったけど。
俺はしろせんせー。普通の高校に通う普通の2年生だ。厳密には、明日から2年生!
だけど、小さい頃、病気をわずらわっていて病院で生活してたこともあって、同年代の子と話すのが苦手だった。1人だけ、仲良くなった子がいたけど…誰だったかな。
🤍「うーん、、」
その時、俺のスマホから着信音が鳴った。
プルルルルル📞
🤍「もしもしー?」
💛「しもしもーボビーヴァロやろーぜ」
🤍「え、お前明日から学校だけど?w」
💛「うるせぇ!いこう! キルちゃんと弐十ちゃんとシードもいるから早くきて!!」
🤍「はいはーい」
ピロンッ📞
しゃーない。ちょっとだけ付き合ってやるか。
…そういえば何考えてたんだっけ?
🤍「まあ、いいか」
ー翌朝ー
🤍「あっっっかん!寝坊した!絶対ヴァロのせいや。」
🤍「やばいやばい急がんと!」
ドンッ!
🤍「いったぁ、、ってニキかい」
💛「おボビーじゃん!奇遇だね?」
🤍「…お前のせいやけどな!っていいから早よ行くぞ!!」
💛「はぁ、はぁ、ギリギリセーフ!」
🩷「おーニキニキとせんせーじゃんおはよう!遅すぎじゃね?w 」
🤍「昨日夜更かししてもうた」
❤️「昨日せんせー達ヴァロしてたもんね。シードくん達と」
💛「え、なんでキャメが知ってんの?」
❤️「昨日の夜開いたらみんなでやってたんだよw」
キーンコーンカーンコーン。
🩷「やべっはやく座んなきゃ!」
🧑🏫「みなさん!おはようございます!今日から2年生ですね!そこで、新しく仲間になるメンバーがいます。では、入ってきてください。」
ガラガラッ。🚪
💜「おはようございます。18号です。」
そこへ入ってきたのは昨日の彼女だった。でも、昨日のような美しさはなく、大きな眼鏡であえて顔を隠しているようだった。
🧑🏫「じゃあ、18号さんはあそこの空いてる席に座ってください。」
先生に指定されて彼女が向かったのは、ニキのニキの後ろの席だった。
💛「じゅうはっちーよろしくね!」
💜「!…よろしく」
相変わらずニキのコミュ力が高い。勝手にあだ名まで付けてるし。俺だって、もっと仲良くなりたいのに。
🧑🏫「よし、そしたら新学期ということで、委員会決めするぞ!どんどん立候補してくれ。」
人気な学級委員や生活委員などが埋まっていく中、毎年恒例の図書委員の押し付け合いだ。正直、そんなくだらないもんに付き合ってられん。
🤍「先生!俺図書委員やります。」
俺が立候補するとそれに続くように彼女の声が聞こえた。
💜「私も、いいですか?」
その他に立候補する人はおらず、俺と彼女が図書委員に決まった。まさか、同じ委員会になれるなんて!
🤍「…しゃっ!」
俺は小さくガッツポーズをした。
図書委員は、基本図書室にいて、本の整理をしたり、貸し出したりするくらいしか仕事はない。だから、彼女と2人でいる時間が長い。
たくさん話そうと意気込んでいると、彼女に話しかけられた。
💜「せんせー?昨日ぶりだね。」
🤍「まさか転校生だったとはw」
あかんめっちゃ緊張する。クラスにいるときはお淑やかな感じやったけど、2人になると急に明るくなる。
💜「せんせーはなんで図書委員に入ったの?」
🤍「いつも誰もやりたがらないから俺がやろうかなって。」
💜「…かわ…な…ね」
🤍「ん?なんか言った?」
💜「なんでもない!」
🤍「18号はなんで図書委員にしたん?」
💜「うーん。まあ、せんせーがいたからかな!」
🤍「へっ!?お、俺?」
💜「なーんてね!うそぴょん!騙されたー?」
🤍「うそ…ぴょん? 」
💜「あっ、昔のくせでつい…聞かなかったことにして!!」
🤍「wwかわええなぁ 」
💜「///そうやって女の子をたぶらかしちゃだめだよ!」
🤍「いや、そんなことしてへんよ!!」
こんな何気ない会話をしながら考える。昔、「うそぴょん!」と言う言葉をどこかで聞いたことがある気がする。必死に記憶を探っていると一つの記憶が浮かんできた。
🤍「…病院?」
そういえば、入院時代に仲の良かった女の子がよく使っていたような気がする。この世代の女の子の間で流行っていたのかな。
💜「…!!」
🤍「18号?どうした? 」
💜「いや、なんでも!」
💜「…せんせーって、病院で入院してたことある…? 」
🤍「小さい頃にちょっとな。」
💜「…そっか」
なんだか妙に歯切れが悪い。俺、なんかまずいこと言ったか…?と思って反省会してみるものの、心当たりは見つからなかった。
ー数ヶ月後ー
俺と18号は相変わらず図書委員を続けている。いつもと同じように、カウンターで座って18号と話していたら、突然、何かが落ちた。
ヒラッ📃
よくみるとそれは一枚の写真だった。
🤍「18号これ、落ちたよ…!」
💜「へっ?あ、それ…!」
俺は奪い取ろうとしてきた彼女の手を避けてその写真に見入ってしまった。そこには、見慣れた病室で笑顔でピースしている幼い男の子と女の子がいた。
🤍「この写真って…」
見覚えがあった。
🤍「…もしかして、俺?」
この頃の写真を見るのは、辛いことも思い出してしまうから見ないようにしていた。けれど、この写真だけは、不安や恐怖ではなく唯一希望や勇気を与えてくれた写真だったから印象に残っていた。
💜「…そうだよ。やっと気づいた?w」
彼女が笑う。まさか彼女が俺の初恋の女の子だったなんて。
でも、写真と比べて、少し悲しそうな笑顔を浮かべている。
🤍「…今まで気づかんくてごめん」
💜「…いいよ昔のことだし。どうせあの約束も…」
🤍「約束…?」
💜「…そうだよね!なんでもない、」
💜「ごめん、私帰るね…!」
🤍「あっ、まっ…!!」
彼女は図書室を出て行ってしまった。目に涙を浮かべて。
🤍「…約、束?」
必死に頭を回転させていると、とある光景が浮かび上がってきた。
🤍「おれ、もう病院からいなくなっちゃうけどぜったいはっちーのこと迎えにくるからね!」
💜「…ほんと?」
🤍「うん!ぜったい!」
💜「でも、私、、退院できたとしてもこうこうせいくらいかもって…」
🤍「そしたら、こうこうせい?になったらあそこの木の下にしゅうごうね!」
💜「う、うん…」
🤍「あのさくらがめじるしやで!約束!」
💜「うん!約束!!」
思い出した。また会うっていう約束。そういえばあの時、彼女は桜の木の下で涙を流していた。その涙の原因って…!
気がついたら俺は走り出していた。体育とかは苦手だし持久走もゲボがでるくらい嫌いやけど今走るのはなんの苦でもなかった。そんなことを考える暇もなかった。ただ、18号に追いつかなきゃ。それだけが脳裏に焼き付いていた。
しばらく走るとあたり一面がピンクに覆われた。
🤍「あっ、桜や…」
その先には彼女がいた。彼女もまた、桜に見張れているようだった。…いや、悲しそうな顔をしているようだ。
🤍「…ッ」
…俺のせいや。俺が約束を忘れてたから。
だからこそ、自分で彼女の笑顔を取り戻さなくては。
🤍「18号!約束、忘れててごめん!桜の木の下で会うって約束!!」
💜「…!」
彼女の肩がびくんっと跳ねた。
🤍「ほんまにごめんやけど、今からでもやり直させてくれんかな!!?」
💜「…ばか、遅いんだから、、」
彼女は呟きながらも俺の方へ歩いてきてくれた。
💜「私は、ずっとせんせーのこと好きだったのにさ。せんせーは忘れてたなんて。」
🤍「ほんまにごめん!…って、え、?俺のこと好き…?」
💜「…ッずっと忘れられなかったのに。ばか」
🤍「お、俺も18号が好きや!一度は忘れてしまったけど、でも、何度でも君を好きになる。愛の強さは今も昔も変わらんで!!」
💜「…ずるいよ。そうやって無意識にキュンとさせるところ、本当変わってないんだから。」
儚い俺の恋。桜の木が繋いでくれたこの幸せをずっと、忘れることなく守って繋いでいこうと思うー。
以上です!長くなってごめんなさい。今回は、登場人物少なくなってしまいました💦
ネタもつき始めてるので良ければリクエストや感想ください!!
モチベになります🫶
ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメント
3件
しろはちとってもきゅんきゅんしました🥲💕少し切ない感じなのもとっても素敵でした。主様のお話これからも楽しみにしております。🥂🍒