ないふの日!!曲パロ書いてくよ!!
安定の死ネタでございまする(
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花泥棒
さよなら、俺の初めてを奪った人
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まろが死んだ
病気だったらしい
最低で最高の恋だった
短いし、悲しいことしかなかったけど案外それだけでも幸せだったのかも
短いし、悲しいことが多かったけど君の愛をしれて幸せだった
最後に彼で愛を知ることができてよかった
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夢の夢の、深い夢を見る
シーサイドにいる百合の、チョコレートみたいに甘い結末
扁平足(へんぺいそく)で軽やかに海辺を走る
吐いた金木犀を無理やり口にいれて
裸になって海に飛び込んだ
生きてる気がした
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ある日の昼頃彼に少し彼に聞いてみた
「病気?」
「最近咳とか頭痛とかやばいでしょ?
それに…」
まろは言葉を遮って笑って
「ちゃうよ大丈夫」
って
俺は知ってるよ
嘘つく時はきまって顎を触ること
今もほら、そうやって
特別でもなんでもない平凡な日常が彼との穏やかで幸せな生活があと数年で終わることも知ってる
案外さ、それだけで悲しくなるね
彼だって、1番大切な彼だって簡単に死んじゃう
案外さ、それだけで寂しくなるね
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ぱっぱっぱっぱっ、と音が寝室に響く
愛しの彼が言った
「俺の首を絞めて
俺の大好きなその手で」
そんなことをするわけが無い
ないこにはまだまだ生きていて欲しい
俺の後を追わないでほしい
ぱっぱっぱっぱっ、と
言ったことを忘れさせるぐらいさっきよりも強く強く、淑やかに淑やかに
愛をもぎ取った
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ぱっぱっぱっぱっ
俺の空っぽなアナで愛を呑み込む
2人で汚したシーツで2人で抱き合って眠る
生きている気がしている
俺は知ってる
永遠の幸せなんてないんだよ
ほらだって、花だって枯れるでしょ?
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ほら、早速なくなった
ため息をついて
チョコレートみたいに甘くて苦い煙草を吸った
煙草を吸ったらいつもみたいに彼が体を壊すと取り上げて
変わりに抱きしめてくれるのではないかと思えてくる
朝まで、朝がくるまででもいいから
抱きしめて
ぎゅっとぎゅっと俺のアナが埋まるまで
いつもみたいに
扁平足で海辺を走る
軽やかに軽やかに
金木犀をもぎ取って今度は吐かない金木犀を呑み込んで呑み込んで
裸になって海に飛び込んだ
生きてる気がした
さようなら
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冷たくなってく体で朦朧とする意識で
彼を思い浮かべて
「俺たちもう1度やり直せる?」
「うん、やり直そ。ほら春になったで」
生まれ変わったらまた出会ったらもう1度恋をしよう
「また花を盗みあおうよ」
君と俺の初めてを奪おう、捧げよう
冷たくなってく身体
暗くなってく眼前
動けなくなる、指1本も
温かくなってく身体
明るくなってく眼前
動ける、指からつま先まで
また2人で抱き合って花を盗みあうんだ
「さようなら、花泥棒さん」
コメント
8件
うぉん....難しいな..... 最初に「さよなら」って言ったのが"大好きな人"だったから、さいごの"花泥棒さん"は青くんのこと? でも盗みあおうってことは桃くんも花泥棒になるもんね...泥棒集団...(( 金木犀の花言葉が気になったけど1番合いそうなのが「真実」な気がする。→(返信欄へ続く)
書くのとっても楽しかったけど歌詞の意味むずすぎました🫠 ちなみにこれは考察ページと私の頭の中がわかってないと多分意味は分からないものなのでズバリと言い当てた貴方はだいぶ怖いレベルまできます(( ぜひだいぶ怖いレベルにきてみてね!!!!!!!(((( それと誰かサムネ描いてちょ(((((