テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
埋めた。
陽だまりの中温まった箱は
無くなっていく体温と地下の空気のせいで冷たくなっていく。
箱は軽いはずなのに、中に入ってるせいで重く感じる。
お昼に抱き上げたあの時とほぼ同じ重さを感じる。
穴掘るのってこんなに力がいるらしい。
掘るのは任せた
埋める時は自分で埋めなきゃ
最後だもんね
分かりやすいように少し土を盛り上げた
別れは寂しいものかと思ってたし、実際悲しい。
でも、不思議なことに涙は出なくて
もちろんそんな感情的な人間じゃないのもあるし
少しは悲しいって本当に思ってるよ
だけどね、正直気分が軽くなった気がする。
相変わらず自分は醜いし、変わらないこの世界で生きてる
生々しいなんてことは無く世界は普通に回ってる
自分を過大評価したいのは当たり前だし、嫌われたくない
埋めたあと、そのまま帰っちゃった。
あ、いけない、って思ったけどその気持ちは一瞬で。
結局自分はなんなんだろうって
ただの人間だよなんて
いくら綺麗事を言っても世界で1番自分はだめかも
言いたいことがいっぱいあって、転々と話が変わる。
でも、やっぱり話したいよ
あーやっぱ見栄っ張りだ
コメント
1件
うわっ…「埋めた」っていきなりドンッて来たから一瞬止まっちゃったよ…!😳💦 最後の「あーやっぱ見栄っ張りだ」って、自分を冷静に見つめてる感じがすごく刺さる…悲しいんだけどどこか軽くなったみたいな、その複雑な気持ちがひしひし伝わってきたよ🥺 短いのにすごく重くて綺麗な話だった…!