nq視点(曲パロ注意)
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あれ 、
なんで
なんで俺が
貴女の首を絞めてるの 、?
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今思えば 、こんな恋博打だった 。
だから思い出は 、
俺の手で 終わらせなくちゃ 。
貴女は未だ点滴で命を繋いでいる 。
貴女はよく言っていた 。
『こんなに迷惑をかけるくらいなら 、
苦しむくらいなら 、死にたい 。』
と 。
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ああ 、
殺してしまったんだ 。
俺は最低だ 。
最低な言葉を贈ろう 、
nq)俺なんて 、死ねば良かった 。
心臓も 、
眼球も 、
鼓膜も 、
命も 、
貴女の身体に植えられていたら 。
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俺は貴女の華奢な指先に触れていた 。
後悔とも呼べない喪失感に襲われ 、
貴女は未だ生きているのではないかと 、
無為に縋っている 。
そうだ 、
逃げよう 。
そこで最低な日々を送ろう 。
誰にだって邪魔が出来ないような 、
二人きりの逃避行 。
貴女を拐ってあげる 。
貴女の死にたいなんていう洗脳を 、
俺が取り払えるように 。
薬剤とエタノール 、
nq)さあ飲み干して 。
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駄目だ 。
何処に行っても警察だらけ 。
縦横無尽に煌めくライト 。
鳴り響くパトカーのサイレン 。
『 じゃあ 、逃げよう ? 』
そう 、聞こえた気がした 。
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凡てを振り切って 、
nq)赤熱の火焔なんかよりも 、 三十六度五分の方がずっと温かいよ 。
間違っているかな ?
だから 、俺と居る方がいいでしょ 。
葬式になんて出ないでさ 。
警察にも捕まらずにさ 。
ふたりきりでえいえんにいようね 。
はぐれないようにてをつないで ー
『 離さないでいて ? 』
その声が聞こえた瞬間 、俺は火を放った 。
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白い脂肪も筋肉組織も
吐き出しそうな鉄の匂いも
鼻腔が遮って 愛惜しく感じている 。
悲劇的な喜劇の最期は
盛大な拍手とフィナーレ 。
逃避は大健闘 、
クローゼットにて 。
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