mtk side
はぁ…、
どこに行っても同じ景色で、
みーんな離れていくんでしょ…?
だからね、もう辞めるんだ。
生きることを。
困ったね。どうやって消えたらいいかなぁ、?
こんなに人気になっちゃったらさ…、
もう誰にもバレずに消えるとか、
できなくなっちゃった。
ずっと抱えてきた劣等感とか、もうどうだっていいんだ。
滉斗…。涼ちゃん。
こんな人間に愛してるって言ってくれて、
ありがとう。
僕は今、ビルの屋上にいます。
2人には連絡していないけど、
分かるでしょ?
きっと後から報道がある。
大森元貴 死亡
ってさ。
それなら勝手に報道してよ。
はぁ…。
滉斗はどんな顔をするかなぁ…。
悲しんでくれるかなぁ?
涼ちゃんは
むしろ喜んでるかな…?
こんな僕の相手をしなくなって。
めんどくさかったよね。
ごめんね。滉斗。涼ちゃん。
ありがとう。
おやすみ。
僕は、ビルの壁から手を離した。
ー二日後ー
『ねー、、、大森元貴さん亡くなったって!』
『えっ!?嘘!?』
やっぱりね、すぐ報道されたじゃん。
滉斗には、伝わってるかなぁ…?
涼ちゃんはどうかなぁ…。
えっ…?2人とも泣いてるの…?
僕が寝てる。お葬式かな…。
僕の。
あれー?泣かせるつもりじゃなかったんだけどな〜、、
涼ちゃんも…。
ごめんね。もう泣かないでよ。
僕はここにいるよ。
もう、、、届かないか…。
ごめん。
駄作。ずっとボツ予定だったけど、
なんか、出したくなった。
多分、消すけどね。
コメント
3件
自分が死んだら悲しんでくれる人いるのかなって考えるよね。毎日そう。