会社で噂される塩対応イケメンには4人の子供がいました

「「ただいまー！」」

青「お邪魔します…」

紫「うるぅ…」

紫「なんでうるのおしごとの人もきたの？」

橙「ごめんな、」

橙「しのは人見知りやもんな」

紫「うん…」

桃「しの〜？」

桃「うるちゃんに迷惑かけちゃだめだよ？」

紫「！」

紫「ごめんね？うる…」

橙「大丈夫やでｗ」

橙「れむ？しのお願いしてもええか？」

桃「うん！」

橙「かなめとアルケーとれむと遊んできぃや？」

紫「うるぅ…」

橙「泣かんといてｗ」

橙「大丈夫やからな」

うわ…なんか、ちゃんとお父さんなんだなぁ…

橙「なに鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔しとんねん」

青「なんかお父さんだなぁって思ってました」

橙「なんやそれｗ」

笑った…

普段会社では何をしても笑うことはないのに、家ではこんな些細なことで笑うんだ…

青「ていうか…なんで俺のこと呼んだんですか？」

橙「あのな、俺達のことは誰にも言わんでほしいねん」

青「理由を伺っても？」

橙「昔な、俺目的で近づいてきた同僚がおって…」

橙「ちょくちょく家にきて子どもたちの世話とかしてくれてたんやけど、」

橙「暴力振っててん、」

青「は？…」

橙「うるみやに近づくために子供の世話しようと思ったけど、邪魔やったって」

青「そんなのってｯ」

橙「あるんよ。残念ながら」

橙「子どもたちにはほんまに申し訳ないことしたって思っとる」

橙「パパが悪い人見極められんくてごめんなって思っとる」

そんな…

青「悪くありません」

青「うるみやさんは悪くありません」

お父さんとして頑張ってるうるみやさんには幸せになってほしい。

なにか俺も力になりたい。

青「きっと今は信じられないと思うんですけど、」

青「できることあったら何でもするので！」

橙「ふっｗ」

橙「ありがとなｗ」