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#恋愛
すかいお~あ@ていふ
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夕飯のあと。
リビングは少しだけ暗くして、テレビだけがゆるく流れていた。
じゃぱぱはソファにもたれて、毛布にくるまっている。
「……なんかさ」
ぽつりと声を出す。
隣ではたっつんがスマホをいじっていたが、すぐに視線を向けた。
「ん?」
「最近さ、前より静かじゃん?」
「何が」
「俺の中」
じゃぱぱは少しだけ自分の胸を押さえる。
「前はずっと焦ってて、頭の中うるさかったけど」
「うん」
「今ちょっとだけ、静か」
たっつんは何も言わずに聞いている。
じゃぱぱは続ける。
「怖いこともまだあるけど」
「でも、“一人じゃない”って思ったら、ちょっとだけ黙るんよ」
その言葉に、たっつんはふっと笑った。
「ええやん、それ」
「ほんまに?」
「うん」
たっつんは少しだけソファに寄る。
「前はずっと一人で考えとったやろ」
「それが騒がしかっただけや」
じゃぱぱは小さく頷く。
「……たっつんのおかげ」
「俺だけちゃうやろ」
「でも一番でかい」
即答。
たっつんが一瞬固まる。
「……急に言うな」
「事実だし」
じゃぱぱが悪戯っぽく笑うと、
たっつんは少し視線を逸らした。
耳がほんのり赤い。
その反応を見て、
じゃぱぱはちょっと嬉しくなる。
(あ、動揺してる)
「なに笑ってんねん」
「別に?」
「絶対なんか考えてるやろ」
「バレた?」
「バレとるわ」
たっつんは軽くため息をついて、
じゃぱぱの頭をぽんと押した。
「調子戻りすぎ」
「戻ってきたんやなくて、落ち着いただけ」
「同じや」
「違うし」
そんなやりとりをしていると、
じゃぱぱはふと毛布の中で小さく丸くなる。
「……たっつん」
「んー?」
「もうちょいこっち」
「今でも十分近いけど」
「いいから」
しぶしぶ、たっつんが隣に寄る。
じゃぱぱは満足そうに息を吐いた。
「これ」
「なに」
「落ち着く」
たっつんは一瞬だけ固まって、
それから小さく笑った。
「……そっか」
それだけ言って、
じゃぱぱの肩に軽く腕を回す。
無理のない距離。
逃げない距離。
安心できる距離。
じゃぱぱはそのまま目を細めて、
小さく呟く。
「前さ」
「ん?」
「頑張らなきゃって思うと、全部怖かったけど」
たっつんは静かに聞く。
「今はちょっと違う」
「どう違う」
じゃぱぱは少し考えてから、
ゆっくり言った。
「頑張る前に、“ここに戻ってきてもいい”って思える」
たっつんの手が少しだけ止まる。
それから、
すごく優しく笑った。
「ええやん、それ」
じゃぱぱは目を閉じる。
「うん」
短い返事。
でもその声は、
もう震えていなかった。
たっつんはぼそっと言う。
「じゃあ明日も戻ってこい」
「毎日?」
「当たり前」
じゃぱぱは少し笑って、
小さく返す。
「……了解、相棒」
たっつんはその言葉に、
ほんの少しだけ目を細めて笑った。
リビングには、
静かなテレビの音と、
ちゃんとした安心だけが残っていた。
ありがとうございましたー!ここで終わりです。
コメント
5件
お出かけから帰ってきたら続き書いてた!? ⇽今帰ってきた人 相棒っていえる関係を築けるのって良いよね、見ててホッコリする...( *¯ㅿ¯*)𓈒𓂂𓏸今回も最高でした😭👏✨

初コメ失礼します! 全部読んだけどめちゃくちゃよかったです! じゃっぴとたっつんのこうゆう感じの物語めっちゃ好きです!
うわ、22話…良かった。冒頭の「俺の中、静か」ってセリフにまずやられたわ。じゃぱぱが焦りや不安と向き合って、たっつんに素直に甘えられる距離感にまで来たんだなって。たっつんも「明日も戻ってこい」「当たり前」って即答するところが熱いし、照れて耳赤くなるところとか愛おしすぎる。静かなリビングに漂う「ちゃんとした安心」って表現がもう…沁みた。お互いがお互いを相棒って呼び合える関係、マジ最高です🔥