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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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部屋に響く肌とカッターの擦り合う音、

床に広がる赤い液体、

耳にこびりつく泣き声。


あぁ俺は、ちゃんとあいつを見れていなかったのか。


ーーーーーーーキリトリセンーーーーーーーーーーー


『賢人目線』


「賢人おはよっ!」

凄い勢いで俺を抱きしめてくるのは誠 菜也

俺の幼馴染、そして恋人

『おはよう菜也』

『相変わらず身長ちーせーな!』

「な・ん・て?(圧)」

『ナンデモナイデス』

今はお互い高2で、中3から付き合ったから、

付き合って2年?ぐらい経つ。まぁその前から幼馴染として一緒に居たからお互いの事は知り尽くしてるけどでも最近というかずっと悩みがある、それは…

「…と、…んと!賢人!」

『わぁ!え、な、何??』

「ずっと呼んでたんだよ??」

『え?ごめん、考え事してた』

「ふーん

「あ、てか学校遅れるよ?」

あ、それはやばい

『やばい』

「ほら!早く行こ!」

『っおいっ!いきなり引っ張んな!!』

菜也は俺を半ば強引に引っ張って走った。

『ったく、可愛い奴ボソッ』

「?何か言った??」

『え?なんでもないー』

「あ、そう??」

『うんw』

「じゃあ良いかー」




「っはぁ、セーフ!」

『お前走りすぎだろ!』

「まぁ遅刻しなかったし、いいじゃん!ニコッ」

『まぁな』

見たこの笑顔、やばくない?可愛すぎて朝からキュン死するわー


「いたっ!」

『ん?どうした?』

「え?えーとね、あの…そう!ロッカーの角に小指ぶつけた」

『いやっw小指てw次は気をつけろよ?』

「はいはい」

なんだか怪しかった、そもそも腕を抑えてたし…本当に小指を当てただけなのか…?

まぁ良いか、

『あ、俺今日部室行ってから教室行かないとだからまた後でな』

「はーい」




ーーーーーーーキリトリセンーーーーーーーーーーー


「菜也目線」


「今日も眠い」そう呟きながら歩く通学路。

だけど途中から凄く嬉しい事がある。

それは…

「賢人おはよっ!」

『おはよう菜也』

賢人に会える事!賢人は僕の小学3年からの幼馴染、そして僕の恋人!凄くかっこいいんだよね!



『いや、考え事してた』

その言葉に僕は違和感を覚えた。

何を考えてたんだろう…


「っはぁ、セーフ!」

『お前走りすぎだろ!』

賢人と(半ば強引に)手を繋いで学校まで走って学校に着いた時だった。

手首を動かした瞬間、ーーーーーーーーーてしまった。

「いたっ!」

血も出そうだし、いってぇ

『ん?どうした?』

ど、どうしよう、なんて言おう…

えーと、えーっと…

「え?えーとね、あの…そう!ロッカーの角に小指ぶつけた」

いや、僕普通に手首を抑えてるし、理由も胡散臭くね?大丈夫かな…

『wいや、小指てw次は気をつけろよ?』



『あ、俺今日部室行ってから教室行かないとだからまた後でな!』

「はーい」

はぁ、よかったバレなくて…

僕は賢人に隠し事をしてる。それは…


ーーーーーーーーーキリトリセンーーーーーーーーー



俺の悩み、それは、付き合って2年も経つのに

まだせ、性行為ができていない事だ。









言える訳ない、この秘密は決して賢人にバレては行けない。僕が、毎日リスカをしていて病んでいるなんて。












「『はぁ、この先どうしよう」』

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