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地雷の方にはお勧めしません。
ご本人様とは一切関係ございません。
誤字脱字等ございます。解釈違いがある場合有
攻fw 受ak
本番無。喘ぎ少し有。
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本編どうぞ
「行ってくるな。」
午後9時頃。恋人が仕事に行く時間。 自分はこの時間が好きでは無い。いつも何を考えているのか分からないのに、俺と居る時だけ楽しそうに口角を上げる彼が知らない女性達と関わりを持つ仕事をしている。そのことを考えるといつも胸が張り裂けるような苦しみが湧く。そんな自分にもまた嫌悪感を抱いてしまう。
「行ってらっしゃい。」自分も彼と同じ笑顔を向けて送り出す。最後まで向けてくれていた視線が離れて”いかないで”なんて子供じみた言葉が零れ出そうになる。
静まり返った薄暗い玄関の前でしゃがみこむ。
「寂しいよ……..」
その言葉は恋人に届くことも無く冷たいフローリングの地面にポロッと落ちて消えていった。
恋人の帰りはいつも遅い。早くても12時に帰ってきて、遅い時には深夜の2時になることも珍しくはない。休みの日は毎回、お風呂から出た後に髪の毛を乾かしてくれた。 少しでも長く触れていて欲しくて同棲を始めた時よりも伸びた髪を指に絡ませる。完全に乾いていなかったようで、手についた水がリビングの明かりに反射する。 ぼーっとしていたって仕方がない。自分の機嫌を直すために、コンビニでアイスでも買って食べてしまおう。
ak「ふわっちの分は買ってあげないもんね」
と、謎の意地を張って暗い空気が充満した部屋から足を踏み出ししっかりと戸締りをする。前家の鍵を掛け忘れて恋人にこれでもかと言うほど注意された。それほど心配したのだそうだ。
ネオンライトが映える夜の街をコンビニへ向かって抜けて行く。所々に恋人のメッシュに似た色の看板が目に入り、嫌な気持ちがチラついてしまう。看板から目を背けてコンビニへ逃げるように入っていく。
「レジ袋はお付けになりますか?」
「…………….あ、すみません…お願いします、」
先程のネオンライトがぼんやりと頭の中をぐるぐると回って店員さんの言葉にすぐ反応する事が出来なかった。 レジに持っていったのは2人でシェアできるパピコを買った。ふわっちとコンビニに来る時は互いにそれぞれ違うものを買うのに、今日はわざわざシェア用のアイスを選んだ。食べる相手が居ない時に何故これを買ったのだろう。心の中に隠し切れていない感情が行動に出てしまう。女々しくて気色が悪い。
俺は店員さんから無愛想な顔つきでレジ袋を受け取った。外の空気を早く吸って嫌な気持ちを吐き出したかった。
それなのに足が止まってしまった。
「ぇ…..ふわっち、」
自動ドアのセンサーが反応するギリギリで立ち止まった。彼は自分には気付いていない。
だって、”他の女の子と楽しそうに話してる”もんね。レジ袋を握る力が強くなった。 彼はもう視界から遠くへ離れていった。今なら出ても気付かれない。静かに、彼にバレないように、駆け足でコンビニの外から家へ走った。
後ろから男女の話す声がする。何故か驚いたような声色だった。気になったけれどやっぱり後ろは振り向けない。短時間でこんなにもぐしゃぐしゃになった涙だらけの顔をみせたくなかったんだ。
fw視点
深夜1時。都会の街の灯りは街灯と、自分の何倍もの大きさがあるビルだけ。
こっちに引っ越してくる前の町はこの時間帯にはもう全員寝静まっていて、人がいる気配も無かったのに、今じゃ所々に派手な見た目をしたザ不良みたいな人達で溢れかえっている。
仕事の帰り道。昔の思い出に浸っていると、大人しいダークブラウンの髪に赤いメッシュの入った頭が目に入った。あきなではない。けれど、姫の見送り中に見た逃げるように走り去っていった彼が頭から離れない。
あの時彼はどんな顔をしていただろう。自分以外の人間と楽しそうに話している恋人の姿を見て、失望しただろうか。さっきまでこれっぽっちも無かった不安が押し寄せて来る。
fw「あきな………、!」
俺は気付いたら走り出していた。
呼吸が上手く出来ない。足に重りが付いているような疲労感を感じる。
恋人を悲しませる仕事だと分かっていた。だからこそそばに寄り添ってあげたかった。彼が誰よりも本音を溜め込みやすいのか、分かっていたのに気付けなかった。呆れるほどに不甲斐ない自分が恥ずかしくなってくる。
あと少し、マンションの階段をかけ登り最愛の彼が居る扉に手を掛けようとした。その時だった。
「ぇ………..」
ガチャッ
「………..」(強抱締
ドアノブに手を掛けていないのに勢いよく扉が開いた。状況を把握する前にもう彼は俺を離さない、離したくないというように強く抱き締めている。声をかけようとすると、自分の顔を隠すようにして俺の懐に顔を擦り付けた。
まるで猫みたい。
ばたん、と扉が閉まる音がした。それでも彼はビクともしない。俺はなんと声を掛けたら良いのか分からなかった。きっと、これがお客さんだったら対応出来ていたのだろうか。
俺は優しく明那を抱き締めた。彼の力も更に強くなった。
久しぶりにこんな触れ合った気がする。
「明那、中…入ろう?」
「………..連れてって..、」
彼の声は涙ぐんでいた。
玄関は薄暗かった。廊下の奥にリビングの光が溢れている。彼はまだ離れる気配はない。 彼を持ち上げ、リビングへ向かう。
彼の体は昔より、ずっと軽くなっていた。
彼をリビングのソファへ下ろす。首に回していた彼の手を離そうとすると急に力を強くして顔をぐっと近付けてきた。
「うぉっ!?、っあきな…?」
「…..ぃつも、いつも俺の知らない女性と楽しそうに話して!!」
「俺の気持ちも考えてよ!?!!」
「ずっと、、寂しかったのに…….!」
久しぶりに聞いた。この声。俺に告白してくれた時と似ている。肌がびりびりと痺れるような感覚があった。
「ねぇ、ふわっち」
「、、、なに…..?」
「今日、見たの。ふわっちがお客さんと楽しそうに手を組んで歩いてるところ…」
「わかってたの、仕事だから仕方がない事だって、」
「明那……。ごめん…..おれ、!」
「ずっと明那のこと考えてたのに……」
「気付けなかった……」
「謝りたい……俺が満足するまで。だから、! ンぐっ?!」(指抑
グイッ
「ん、…」
「….ぇ、?」
口を塞がれたと思ったら、次はキスをしろというように唇を尖らせた。俺は彼の心情が読めず困惑してしまった。そんな自分を見て、彼がまた口を開く。
「……死ぬ程嫉妬したし、悔しいけど」
「今回はこれで全部許してあげる、から…」
「次からは….たまには連絡して欲しい、」
「我儘かな……..?」
「っ…!」
ちゅ
「我儘じゃないよ。寂しくなったら…いつでも連絡して。」
「ぅ、..ふぁっちぃ…….愛してるよぉ、」
「俺も、愛してる。」
「ふあっちぃ、…こんな状況の中言うことじゃないと思うんだけどさ、」
「?、うん」
「………抱いてほしぃ、////」
「ぃい、!やっぱ嘘ぉお!?!?」(押倒
「そっかぁ、最近ヤってなかったもんねぇ。」
「ぁ、、、」
「いやぁ!?ちょっとまッ、、ん”ぅ’~?!」
〈~“♡?!!ッ、//〜’、ッ//♡〉
END
どうでしたでしょうか!!
初めて?の長編二次創作bl!
我ながら自信作です✨️ それと、投稿遅くなってしまい申し訳ございません🙇
見てくれる人が増えていてとても光栄です!
これからも自分なりに頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
皆様のご感想お待ちしております!
それではまた~!