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⚠1年程前に制作したので、誤字脱字等、表現が幼かったりしますが、気にしない方だけGo〜!
🌕×☀ 【Sun&Moon】
TAEILside
スケジュールもやっと終わり、宿舎に戻る。
時計は、もう2時を指している。
いつもは、疲れで、寝てしまうのだが、
今日は何故か目が冴えていた。
風呂も済ませ、寝る準備を済ませたところで、自分の部屋へと戻る。
ルームメイトの姿は見当たらない。
実は、僕はルームメイトの奴に恋をしている。
その名も「ドンヒョク」
カメラの前では、そんなに好きじゃない。っていう素振りを見せているけど、めっっちゃ大好きだ。
愛嬌も出来て、勉強もできる。そして何より、歌が上手い。
昔のルーキーズの時は、2人で空き時間に会って、少し歌を歌いあっていた。
そんな過去も今では懐かしい。
そして、ドンヒョクのいないベッドを見つめため息がもれる。
そんなの気にしなかったフリして、自分のベッドに転んだ。
なかなか寝付けなくて、それに、水が飲みたくなって、遂に、部屋を出た。
そのタイミングと同時に、ガチャっと玄関が開く音がした。
誰だろう。そう思い覗くと、今1番会いたかったドンヒョクが居た。
「遅かったじゃん。」
目も合わせずそういう。
だが中々返答がかえってこない。
少し心配になって、相手の顔を覗くと、少し、目に潤いを与えていた。
「…どうしたの。」
僕の声に安心したのかなんなのか、ドンヒョクは遂に、泣き出してしまった。
「、大丈夫?」
そう言い、ルームメイトのドンヒョクを部屋へと連れていく。
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内容は、マークに告白したが、振られたということだった。
流石に、ヘチャンがマークを好きだったのも薄々気づいてたし、反応とか対応がみんなとは違うよな~とは思っていたけど、
こんなにも深刻だとは知らなかった。
僕ならこんな想いさせないのに。。そんなどす黒い気持ちが流れ込んできて、それに蓋をする。
「…へちゃな。。辛かったね。」
そう言い背中を摩ってやるともっと泣き出して、
余計な事は言わず黙って静かに抱き締めてやった。
泣きじゃくっているヘチャンは急に喋りだした。
ヘチャン「好きな人がていりひょんだったら良かった。」
皮肉みた言葉で、
冗談だとは分かっているけど、心にグサッと刺さった。
「…そうだね。」
そうだね。というか、そうだと良かった。
そんなこと心で言ったって変わらないのに、ヘチャンを見つめた。
ヘチャンを椅子に座らせる。
僕は決意を決めて、ヘチャンに「…好きだ。お前のこと」
そう恥ずかしながら言うと、返答がなかなかかえってこないので、振り向くと、スーッと寝息を立てて寝ている姿があった。
あぁ、告白したのになぁ。。
まぁ、聞こえなくて良かったじゃないか。
寝てしまったヘチャンを自室のベッドに転ばせその横に座る。
愛おしい。
髪の毛を触ってやるとフワッとシャンプーの匂いがした。
全てが愛おしくなって、可笑しくなってしまいそうだった。
そんな彼を見つめて、おやすみ。と言い、自分はリビングのソファーの上で眠った。
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「…ひ…ょ」
「ひ…ょ…ん」
「ひょん!!」
そのマークの声で起き上がる。
朝からうるさいよ。と注意すると少ししゅんとしている。
マーク「ヒョンヒョン!!!どんひょが何処にいますか?」
「…ヘチャンが、まだ起きてないなら、僕の部屋に居る。」
マーク「…え。」
マークの瞳は絶望に満ちていた。
マーク「…もしかして”付き合ってるんですか”」
そう言われクスッと笑う。
そうだったらいいよな。そう心で返事しながらも、
なわけないだろ。とマークに言う。
「…ヘチャン悲しんでたぞ。早く行ってこい。」
そう言い背中を押してやった。
そうするとマークは満面の笑みでありがとうヒョン!!と言って僕の部屋の方向へと向かっていった。
あぁ。これでよかったんだ。
そう思いながらも、ダメだ。。っていう気持ちも全てが混ざって困惑する。
だけど、そういう宿命だったんだ。
“宿命”って言葉に僕は何度縛り付けてこられただろうか。
何年も数十年も。
気づけばリビングの真ん中で静かに泣いていた。
そうすると、ジャニが来て、え。ひょん。どうしたの。って心配してきたけど、大丈夫気にしないで。と言い、少し外の空気吸ってくる。と言い、ソファーに置いてあった、ヘチャンのパーカーを羽織り、
スニーカーに足を収め外に出た。
外の空気は余りにも新鮮で、美味しかった。
切り詰めた空気よりこちらの空気の方がよっぽどいい。
縛られるより自由の方がいい。
自分から苦しめる選択をした自分が悪い。
そう言い聞かせ、外の空気を充分に吸ったところで、宿舎に帰った。
たまにはこんな日もいいかもしれない。
案外ね。
辛いけど、辛い日もあったっていいんだろうって。
太陽は月と。
月は太陽と。
人間界にそんな決まりがある訳がなかった。
人生何があるか分からない。
そう思い愛しのヘチャンを見詰めた。
fin