第八話
注意書きは第一話をご覧下さい。
水「……え?」
エルザ「……は?」
「青様、今メイドさんが好きって言った?」
「あぁ。確かにそう聞こえた」
ザワザワ…
青「なにか問題でも?」
エルザ「み、認めるわけないでしょう!?位が違いすぎるわ!!」
エルザ「貴族とメイドの結婚…?青様なにをおっしゃってるの?」
「確かに貴族とメイドの結婚は無理があるよな…」
「ええ、それにエルザ令嬢と結婚した方が将来安泰だし…」
「考えられないな」
青「…別に、メイドと結婚したってなにか悪いことが起きるわけじゃないですよね?」
青「今までそのようなことはなかったとしても、することは可能なハズです」
エルザ「…」
青「それに、すみませんが俺は性格の悪い方と結婚したくありません」
青「この話はこれで終わりということで」
青「帰らせていただきます」
青「さ、水行くで」
水「は、はい……/////」
エルザ「ッ……最後に一つだけ!!」
青「……しつこいですね。なんでしょう?」
エルザ「水さん。あなたは青様のことが好きなのかしら?」
水「!」
水(好き……なのかな…)
水(まだ…わかんない……けど)
水(この状況から抜け出すには)
水「……はい、好きです」ニコッ
水(こう言うのが正解だろう)
エルザ「……もういいわ」
エルザ「早く帰ってちょうだい」
青「…」
水「…」
水(……気まづい…)
水(なにを話せばいいんだろう……)
青「…なぁ」
水「はっ、はい…!」
青「ごめんな。厄介なことに巻き込んで」
水「いえ…全然、気にしないでください!」
青「……言葉遣い」
水「…!」
水「敬語になってた…」
青「…さっきの言葉やけど…」
青「俺は本心やから」
水「!」
水(さっきの言葉って…)
水「好きってことですか…?」
青「…口に出すなや…////」
水「!//」
水「ぼ、僕は…好きかどうかはまだ…わからなくて……」
水「だけど…青くんと一緒にいるとドキドキするし、モヤモヤしたり」
水「こんな気持ちになるの…青くんが初めてで…」
水「これは…好きってことなのかな…?///」
青「!//」
青「……俺が言うのもなんやけど」
青「多分…そうやで…//」
水「!」
水「だったら…僕も…好きです…////」
青「じゃあ、俺と付き合ってください」
水「…はい!」
青「ふふっwまだ好きって実感出来てない?」
水「うん…不思議な感じ…//」
青「…じゃあ」
チュッ…(手に)
水「……へぁ…//」
青「これで実感した?」
水「しまくりです…////」
青「次は口やからな?」ニヤッ
水「く、くくくくくくくくち!?////」
水「それはまだ心の準備が…///」
青「まだしないよw」
水「んぅ…///( ⸝⸝⸝-⤚-)」
青(…かッッッッわよ)
青「ただいまー」
父上「おい青!大丈夫だったか!?」
青「なに、もう話知ってるん?」
父上「知ってるも何もそんな事はどうでもいい!!エルザ令嬢を黙らせるなんてお前なかなかやるな」
青「まあ水のおかげやな」
父上「?水ちゃんなんかしたのかい?」
水「いッ、いやっ…特に、なにも…///」
父上「そうか…」
父上「まぁいい。今日はご苦労さん」
青「もうマジでパーティ今後行かねぇ」
父上「あぁ。もう行かなくてもいい。俺も強制し過ぎたな。悪かった」
青「いやええよ。改めて気づけたし」
青「じゃ部屋戻るわ」
父上「わかった。水ちゃんは今日泊まる事になってるもんね。部屋に案内するよ」
水「ありがとうございます」
次の日
学校
青「なあ桃と黄〜」
桃黄「?」
青「俺彼女できた」
桃黄「…はぁ!?」
黄「え、噂の王子が彼女ってことか!?」
青「そ。」
桃「うわマジか!!いやおめでとう!!」
青「サンキュー」
黄「ついに青にも彼女が出来たな!」
桃「これで目の前で赤とイチャつける♪」
青「そんな事してたら嫌われるぞ」
桃「だいじょーぶ♪赤俺の事愛してるから♪♪」
黄「自分で言ったな…w」
水「……ねぇ2人とも」
紫赤「ん?」
水「もし彼氏が出来たって言ったら……どうする…?/」
紫赤「……え?」
紫「え、水ちゃん彼氏出来たん…!?」
水 コクッ
紫赤「えぇぇぇぇぇぇえええ!?」
水「ちょっ、声大きい…!」
赤「水っちおめでとう!!」
紫「相手は誰なんや??✨」
水「……青くん…//」
赤「青…?青って第2王子の?」
水「そう」
紫「まじ!?美男美女やんけッッ!」
赤「青先輩か〜。王子って言われるくらいだもんね。これは学校に広めたら大変なことになりそうだなw」
水「あまり言わないでね?」
紫赤「もちろん!」
水「てか、2人とも認めてくれるの…?」
紫「まあ、ちょっと口悪いし怖いな〜って思っとったけど、水ちゃんが選んだんならいい人やと思うし、黄くんとも仲良いし」
紫「ウチは全然OKやで」
赤「赤も全然OKだよ!」
水「…ありがとう…!♪」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!