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しろせんせ視点
俺は映画が好きだ これにはしっかりとした理由がある
俺は最初は映画なんか好きじゃなかった というか楽しさが分からなかった だがある日突然母
親がアル中になりそれに嫌気がさした父親は最低限の荷物を持ってお金を置いて出ていってしまった
暴力はなかったものの、母親は毎日のように遊び歩いては酒を浴びるように飲んでの繰り返しだ
そのうち会話もなくなり、俺には父親が残していった大量の映画のコレクションだけが残った
母親の影響もあり転校ばかりして友達なんて作っても意味が無い、学校もろくに通わず、家に閉じこもることしかなかったため試しに父親のコレクションに手をつけることにした
初めての映画が案外面白くそこから毎日毎日没頭して行った 学校なんて行かなくても映画で得た知識で意外と生活ができ、学歴を詐称してコンビニバイトを始めた
俺は思ったより容量が早く、やることもバイトしかないのでお金はどんどん溜まっていった
そしてみんなが高校に上がる頃俺は家出をして上京した
そこでもバイトをして映画を見ることしかなった
だがある日 俺の人生に光がさすようにニキとであった
そこから順調にデートまで進んだ 初デートはニキが俺に合わせてくれて映画館でデートだった
そこでニキは
「ボビーと見る映画が特別好き ていうかボビーとならなんでも特別に思える」
ずるい 俺はこいつに堕とされた 交際は順調に進んでいき今に至る
ニキとデートするのは楽しい
けど映画ほど楽しめない
初めての楽しいという感覚は映画からだったからどんなに楽しくても映画と比例してしまう
でもそれ以上にニキが好きだ こんな俺に付き合ってくれるところ えっちの時に出る低い声 全て包み込まれてしまいそうな仕草全部全部大好きじゃたりないくらい
けど今日ニキから別れ話を切り出された
俺は頭が真っ青になった