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嘘つきな私に、光が差すまで。

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嘘つきな私に、光が差すまで。

65 - 最終章 三分の奇跡と、剥き出しの心 第65話

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2026年01月25日

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深夜、私たちはあのアパートに戻ってきた。


それぞれの部屋に入る前、廊下で少しだけ立ち止まる。


​「……栞」


「……何?」


「……これからはさ。壁越しに声聴くの、もうやめにしない?」


​光が自分の部屋の鍵を差し出した。


「……引っ越してきたばっかだけど。……隣、空けとくから」


​私はその鍵を受け取り、彼の胸に飛び込んだ。


かつては「人生の汚点」だと思っていたこのアパートの廊下。


でも今は、ここが私の、世界で一番愛しい場所になっていた。


​翌朝。


私は、新しい靴を履いて、光と一緒にアパートの階段を下りた。


高いヒールの音はもうしないけれど、二人の足音は、未来へと向かって力強く重なっていた。

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