R15
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💎🐤
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年齢操作
手抜き
2500文字程度
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🐤side
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… …ズテッ、ゴンッッ!
赤「………った…、」
体育でのバレーボールの試合にて。 仲間からの突然のパスに上手く対応が出来ず足を滑らせてしまった
あぁ恥ずかしいなぁ
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先生「おい大神ー大丈夫かー?…っあー、足擦りむいてる…保健室行ってこい。」
赤「…っ、別にこれくらい大丈夫ですよ、」
先生「何かあったら困るから言ってるんだぞ。ゆっくりでいいから行ってきなさい」
赤「…っはーい、」
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赤(っはぁ…だる…。)
︎ ︎ ︎ 「…っ失礼しまーす…」
水「おっ、こんにちは~」
赤「稲荷先生こんにちは。3年a組n」
水「あー待って待って!先生に当てさせて!」
赤「……っはぁ…、」
水「んーっと…?」
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資料をパラパラをめくり、顔をチラチラと見てくる。
生徒の顔と名前ぐらい保健室の先生なんだから一致させとけよ…というか先生に当てさせてって…。はぁ
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水「……あ、これだ!」
︎ ︎ ︎ 「えーと、3年a組の大神りうらくんで合ってる?」
赤「はいはい…合ってますよ…」
水「よしっ…!」
︎ ︎ ︎ 「っえーっとそれで…?体調が悪そうには見えないから…怪我かな?」
赤「…あーはい。足を擦りむいちゃって…」
水「ん、どれ…見せてみて。」
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眼鏡をかけ、サッと髪をかきあげる。
大人の色気とはこういう事なのだろうか、まるで人が変わったかのように感じる
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水「…うーん」
赤「…」
︎ ︎ ︎ 「あの…」
水「ん?どうしたの…?」
赤「見るの長くないですか…?ただ擦りむいてるだけだと思うんですけど…」
水「…あーごめんごめん笑 大神くんの足があまりにも綺麗だからつい…笑」
赤「…そうですか。…なるべく早く授業戻りたいんで早く手当てしてもらっていいですか」
水「ふふ、冷たいなー大神くんは…笑」
赤「普通ですよ別に…、んっ…」
水「あっ…ごめん、痛かった?染みるよねこれ」
水「………っよし、大丈夫そう?」
赤「はい、じゃあ俺はこれで…」
フラッ…
水「……お、っと…」
︎ ︎ ︎「…ちょっと休もっか」
赤「、だから大丈夫ですって…」
水「…ごめん、先生の言い方が悪かった。何かあったら危ないから念の為、一時間休んでいきなさい」
赤「……はい、」
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こうなるから保健室には行きたくなかったんだ
保健室は好きじゃない。なんなら嫌いまである
古びた時計の秒針の音、鼻にツンとくる匂い、何もかもが不気味で心地が悪い。
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ベットに横になるのは嫌と伝えると座って本でも読んでていいよ、とのこと。
体の力を抜いて久しぶりに真剣に本を読む
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水「…何読んでるの?」
赤「…ホラーですけど。」
水「へー…怖くないの?」
赤「別に…」
水「ふーん」
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💎side
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水「…大神くん、ちょっとそこに置いてある手帳とシャーペン取ってくれない?」
赤「…」
水「……大神くん」
︎ ︎ ︎(……寝ちゃったか)
水「……ん…っしょ、っと…」
︎ ︎ ︎(うわ、軽…ちゃんと食べるように言わないと…)
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お姫様抱っこでベッドまで運んだよ!☆なんて言ったらきっと彼は怒って二度と保健室を利用しないだろう
生徒の健康が一番。このことは黙っておこうかな
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彼をベットに下ろして教室を後にした
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二時間後…
ガチャッ…!
水「大神くんごめん…!会議長引いちゃって…」
︎ ︎ ︎(…あれ、上履き置いてある…まだ寝てるのかなぁ…)
サーッ…(カーテンを開ける)
赤「…」
水(っうお…まだ寝てる…)
︎ ︎ ︎「おーい、大神くん」
水「…大神りうらくーん、起きてー」
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身体をゆさゆさと揺らしても起きる気配は全くなし。
保健室の先生をしてきて早5年。こんなに呼びかけても起きない生徒は初めてだ
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水「大神りうらー」
︎ ︎ ︎「起きてー……っもう…」
水「…起きないとキスしちゃうぞ」
赤「…」
水「…本当にキスするよ?いいの?」
︎ ︎ ︎「…しちゃうからね」
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履いていたスリッパを脱いでベットに上がる
彼の体の上に乗り、押し倒しているような状態
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水「…ん、」
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唇が重なる3秒前、突然彼はパチッと大きな目を開けた
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水「…お、やっと起きた」
︎ ︎ ︎ ︎「おはよう大神くん」
赤「?…えっ何この状況キモ無理えっ何本当に」
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彼は大パニックで即座にベッドから起き上がり部屋をぐるぐると走り回る
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水「ふふ笑…足、大丈夫そうだね よかった」
︎ ︎ ︎ ︎「もう教室戻ってもいいよ」
赤「…えっと、その…稲荷先s」
生徒a「失礼しまーす」
水「…お、〇〇くんと△△くん、こんにちは〜どうしたのー?」
生徒a「こんにちは、△△と遊んでたらなんか急に△△が頭痛いとか言って…」
生徒b「…別に大丈夫だって…」
水「あ〜そっかそっか、ありがとうね○○くん、教室戻って先生に△△一時間だけ保健室で休ませますって稲荷が言ってたって伝えといて」
生徒a「…はーい、失礼しました」
水「はーい」
︎ ︎ ︎ ︎「△△くん、頭のどこら辺が痛いの?」
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🐤side
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赤「…」
︎ ︎ ︎ ︎「…っ失礼しました」
水「…はーい、足お大事にね〜」
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稲荷先生がニコッとこちらを見て微笑んだのを見て俺はまるで何もなかったかのように教室に戻った。
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赤「……〜〜っ…//」
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先生が必死に起こす姿が何だか少し可愛く見えて、寝たフリをしていた
なんて死んでも言えないよ
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