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雪が溶ければ、春が来る。
昔々、この国に大災が起こった。
家々は燃え、地は干からびて、砂漠と化した。
人々は謎の病に苦しみ、まさにこの世の終わりだった。
そんなとき、「彼ら」がやってきた。
10つの異能力をもつ彼らはこの国の人々を救うため、自らが持っていた異能力を差し出す代わりに、呪文を唱えた。
そして国は光に包まれた。
mk))昔話程度なら聞いたことあるかもしれない。
wt))俺も。
iw))それ、本当の話だ。
ra))え、?どういうこと?
iw))だから、それ、本当の話なんだよ。
ab))なんで分かるの?
iw))目黒のお父さんに調べてもらった。あの家は昔から異能力を使って栄えてきた家系だから、協力してもらった。
mg))なるほど…。家なら確かに、古い本や過去の出来事が記された紙がたくさんあるから…。
md))で?それで、何が言いたいの?【多分…。】
mk))(みんな多分わかってるよなぁ。)
iw))今、街は大変な事になっている。見てきたから分かる。
iw))それで…
sk))え、でもそれって…。
ab))その通りなら、みんなが自分の能力を差し出さなきゃいけないよ?
fk))その通りだね。
wt))それに、俺ら、9人だよ?1つ足りない…。
mg))それなら、心配ないよ。康二。俺、テレポートと時空の2つ持ってるから。
iw))それで、みんなはどうしたい?
ra))そりゃ、能力を失うのは避けたい…。
fk))それは分かる。でも俺は、それ以上に国を、みんなを助けたい。
ab))僕も!
sk))僕も!みんなが死んじゃうのヤダ。
ra))そうだよね…!俺らしか救えないなら、やるしかない!
md))それ、乗った。
wt))涼太…。
md))大切な人を失うのは、すごく悲しいことだから。
wt))そうだな。俺も乗った。
mg))俺は賛成です。
mk))俺も。みんな笑顔が1番や!
iw))じゃあ、行こう。
それから準備をして、街の中心、すなわち国の中心に向かった。
iw))じゃあ、始めるよ?
sn))うん。
iw))ーーーーーー。
fk))ーーーーーー。
wt))ーーーーーー。
md))ーーーーーー。
ab))ーーーーーー。
mg))ーーーーーー。
mk))ーーーーーー。
ra))ーーーーーーー。
sk))ーーーーーーー。
sn))私たちの異能力を捧げる。春よ、来い!
彼らが呪文を唱えた瞬間、辺りは光に包まれた。
そしてこの国は、救われた。
数ヶ月後
mg))今日が最後だね。
mk))そうやね。
蓮side
異能力を失ったSNOWは、解散になった。
書類や荷物の整理なども終わり、本当に今日が最後の日になってしまった。
mg))康二は、どこに行く予定なの?
mk))仕事は決まってないけど、とりあえず実家に帰る予定。
mg))ねぇ、それならさ…。
mk))ここって…。
康二side
蓮に連れてこられたのは、姉ちゃんのお墓だった。
mk))ここにあったんだ。お墓。
mg))うん。ほら、康二。お花。
mk))うん。
姉ちゃん、俺、SNOWに入って良かった。みんなで過ごす日々も楽しかったし、何よりずっと嫌だった異能力を人の為に生かせた。ありがとう。
mg))終わった?
mk))うん。ありがとう。
mg))ねぇ、康二。
mk))ん?
mg))仕事、決まってないって言ってたよね?
mk))うん。
mg))実は家の会社で働かないかって父さんが言ってて…。
mk))え⁈いいの⁈
mg))うん。俺も一緒に働くから…。
mk))蓮〜。ギュッ
mg))ちょっと…w抱きつかないでよw
mk))蓮〜w
mg))も〜w
wt))よし、これで全部か?
md))うん。多分、そうだね。
ab))新しい家だー!
md))あんまりはしゃぎすぎないでよー。
翔太side
SNOWがなくなるから、涼太、俺、そして亮平の3人で一緒に住むことになった。
もうバラバラにならないように、みんなで住もうということになった。
md))翔太。荷解き手伝って。
wt))はーい。あ!亮平も自分の分やってよ〜?
ab))はーい。
涼太side
また巡りあえた大切な2人と一緒に住むことにした。翔太と…特に亮平には、笑顔が増えてきた。これからが楽しみだ。
md))あ、これ、どうする?
wt))この写真、どうしよ。
亮平side
荷物を整理してたら、写真が出てきたみたい。多分、あの日に最後になるかもだからってみんなで撮った写真だと思う。それを見て2人がどうしようか迷ってる。
ab))それ、飾ったら?ほら、こことか。
wt))いいね!
md))うん!採用!
これからも楽しい生活が続けばいいな。
ra))大介、一緒に住まない?
sk))え?
大介side
これからどうしようと思っていたところに、ラウールが声を掛けてくれた。
sk))うん!住む!
ラウールの事が大好きだったから、一緒に住む事にした。
ra))でもね、俺、この国を離れて仕事するんだ。
sk))うん。
ra))だから、みんなとはなかなか会えなくなっちゃうよ?
sk))それでも、いく。
ラウールは、僕を救ってくれた人だから、一緒にいて、いつか僕がラウールを助けたいと思った。
ra))じゃあ、一緒に住もっか!
sk))うん!
ラウールside
大介は、俺を救ってくれた。だから大介がどこに行くのかわからなくて困っているとき、俺と一緒に住まない?って聞いた。俺も大介を救いたい。そう思った。
iw))今日で全部終わりだね。
fk))うん。
fk))ねぇ、約束、覚えてる?
iw))うん。
fk))改めて…俺と付き合って下さい!
iw))こちらこそ。ふっかのことが好きです。よろしくお願いします。
fk))うん。よろしく。
辰哉side
告白は、大成功。
俺は、結構前から照のことが好きだった。
強くてカッコいいところ、甘いものが好きな可愛いところ、みんなに指示を出すときのリーダーシップ。
挙げればキリがない。
長い片想いが、今やっと両想いに変わったんだなと実感した。
照side
ふっかの気持ちに気づき始めたのは割と最近だ。
それからどんどん意識していって、好きになった。
優しい目と綺麗な手、みんなに気を配れる優しいところ、おもしろいところ、頼れるところ。
挙げればキリがない。
こんなに大切な人は初めてで、ずっと守っていきたいと思った。
iw))じゃあ、またね。
蓮side
俺たちは、それぞれの人生を生きる事にした。
また絶対会おうね。みんな。
この話は、「国を救った9人の異能力者」として、今でもどこかで語り継がれている。
fin.