テラーノベル
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今回は珍しいです。
リゼロの第六章、アニメだと第四期のネタバレをネタバレ要素がバリバリ入ってます。
オリジナルキャラクターが既存キャラを困らせまくります、ポラリスという怠惰の大罪司教さんがいらっしゃいますが、まぁ、世界の歪みでできた偶然の産物だと思ってください。
自分が書きたいシーンだけ書きました。
読んだあとのクレーム受け付けません、全て自己責任でお願いします。
あらすじ
プレアデス監視塔についた一行。その中には怠惰の大罪司教、ポラリスがいた。だがしかし、度重なる死に戻りと目の前で大切な人が無残に殺され、自分が守れなかったという気持ちに駆られ、自身が消えることを選んだポラリス。スバルはどうにかして塔の外に出ようとするポラリスを止めようと試みるが……
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
魂の底から絞り出した咆哮が、音の消え去ったはずの空間を強引に切り裂いた。
何も知らない。思い出せない。そんなことはどうでもいい。
今、目の前で死の境界線を越えようとしているこの男を、ただの「やり直せるデータ」として見捨てることだけは、菜月・スバルの魂が絶対に拒絶した。
限界まで摩耗し、世界の速度を拒絶して歩くポラリスの背中に向けて、俺は地を蹴った。
一歩、外の砂漠へ踏み出しかけた彼の身体を、背後から全力の体当たりで押し包む。
「――なっ、君……!?」
驚愕に目を見開くポラリスを抱きとめたまま、俺たちはアウグリア砂丘の容赦ない熱風の中へと、ごろごろともつれ合うように転がり落ちた。
直後、俺たちがいたはずの空間の、コンマ数ミリ横。
キィィィィィィィン!!! と、大気を激しく引き裂く凄まじい風切り音と共に、賢者シャウラの放った第一死、絶対のルールを遂行する『光の針』が砂漠の地面へと突き刺さった。
砂が爆発し、凄まじい衝撃波が俺たちの身体を叩く。もしあと一瞬、飛び込むのが遅れていたら、ポラリスの首は文字通り一撃で消失していただろう。
「はぁっ、はぁっ……! 止まった……! 止めてみせたぞチクショウ……!!」
砂まみれになりながら、俺は自分の下に組み敷いたポラリスの無事を確認し、すぐさま塔の上層階――あの最凶の固定砲台が据えられているはずの虚空へと、声を枯らして叫んだ。
「シャウラぁぁぁぁ!!!! お師様の顔に免じtッ………!」
だが、俺の言葉はまたしても最後まで紡がれなかった。
今度は、恐怖で声が詰まったわけじゃない。
ましてや、ポラリスの権能によって言葉を遮られたわけでもない。
物理的に、菜月・スバルという人間の身体機能が、言葉を発することを強制的に終了させられたのだ。
『お師様』という単語の、最初の母音を発したその瞬間には。
俺の視界のすべてを、太陽の輝きすらも塗り替えるほどの圧倒的な『白光』が、完全に覆い尽くしていた。
迫って、
迫って、
迫って、
迫って、
せまって…
人間の動体視力が光の速度を認識することすら許さない領域。
ルールを侵した侵入者を、例外なく、慈悲なく、機械的に間引くための第二死。
それは言葉通り、俺の胸の真ん中を、音さえ置き去りにした速度で文字通り『撃ち抜いた』。
そして俺は――
「あ……」
熱さも、痛みすらも、神経が脳に伝達する前に消失した。
自分の身体がどんな無残な形に変えられたのか、それを確認する時間さえ与えられない。
ただ、視界の端で、俺に組み敷かれたまま「あ、え……三白眼、クン……?」と、初めてその沼のような瞳に『驚愕』の光を灯したポラリスの顔だけが、スローモーションのように網膜に焼き付いた。
世界のすべてが、一瞬で完全な暗黒へと反転する。
魂が肉体を引き剥がされ、底なしの時間の渦へと逆流していく、あの最悪で、だけど今の俺にとっては唯一の武器である『死に戻り』の感覚が、全身の細胞を掌握していく。
(待ってろ、ポラリス……。お前が何もかも諦めても、俺は……絶対に……!)
暗闇の底で、俺は掴んでいたはずの冷たい手の感触を強く意識しながら、七度目の、あの静寂が満ちる『緑の部屋』の始まりへと、自らの意識を爆発的な速度でダイブさせるのだった。
えー、こちらはポラリスというオリキャラを混ぜ混んだリゼロ自作ifルート『タイダ』になります。特に続ける気はありませんが、気が向いたらちょくちょく更新していこうと思います。
コメント
3件
おお、リゼロのifルートか!これは熱いな🔥 スバルがポラリスを止めるために全力で体当たりするところ、もう鳥肌立ったわ。死に戻りの切なさと「絶対に諦めない」って執念がガチで刺さる。オリキャラのポラリスも「消えることを選んだ」って設定が重くて、スバルの魂の叫びが響いた。続き気になるけど、気ままに書いてほしいな〜!